節分のまとめ情報

節分』の解説

節分(せつぶん/せちぶん)は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春立夏立秋立冬)の前日のこと。節分とは「季ける」ことも意味している。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。

太陰太陽暦(旧暦)では、立春に最も近い新月を元日とし、月(太陰)の満ち欠けを基準(月切)にした元日(旧正月)と、太陽黄経を基準(節切)にした立春は、ともに新年ととらえられていた。したがって、旧暦12月末日(大晦日)と立春前日の節分は、ともに年越しの日と意識されていたことになる。今も節分を「年越し」「年取り(数え年とは、生まれた日を1歳とし、誕生日に関係なく新年に皆が年を取る数え方)」と呼ぶ地域があるのはこの名残である。

本項目では、立春の前日、およびその日に行われる伝統的な行事について述べる。

一般的には「鬼は外、福は内」と声を出しながら福豆(煎り大豆)を撒いて、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行う。また、邪気除けの柊鰯などを飾る。これらは、地方や神社などによって異なってくる(後述)。

概要

季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊ばらい行事が執り行われる。

宮中での年中行事であり、『延喜式』では、彩色した土で作成した牛と童子の人形を大内裏の各門に飾っていた。

「土牛童子」ともいわれ、大寒の日の前夜の夜半に立てられ、立春の日の前夜の夜半に撤去された。『延喜式』によれば、土偶(土人形の意)も土牛も、各門での大きさは同じで、土偶は高さ2尺で、方1尺5寸・厚さ2寸の板に立てる。土牛は高さ2尺・長さ3尺で、長さ3尺5寸・広さ1尺5寸・厚さ2寸の板に立てる。陽明門および待賢門には、青色のものを、美福門および朱雀門には、赤色のものを、郁芳門、皇嘉門、殷富門および達智門には、黄色のものを、藻壁門および談天門には、白色のものを、安嘉門および偉鑒門には、黒色のものを、立てる。『公事根源』十二月には、「青色は春の色ひんかしにたつ赤色は夏のいろ南にたつ白色は秋のいろ西にたつ黒色は冬の色北にたつ四方の門にまた黄色の土牛をたてくはふるは中央土のいろなり木火金水は土ははなれぬ理有」とある。

これは、平安時代頃から行われている「追儺」から生まれた。元々中国から伝わったの行事は日本に定着していき、現在の節分の元となった

続日本紀慶雲三年十二月の条によると706年にこの追儺が始まり(「是年天下諸国疫疾百姓多死始作土牛大儺」とある)、室町時代に使用されていた「の枝」への信仰にかわって、炒った豆で鬼を追い払う行事となって行った。

近代、上記の宮中行事が庶民に採り入れられたころから、当日の夕暮れ、の枝にの頭を刺したもの(柊鰯)を戸口に立てておいたり、寺社で豆撒きをしたりするようになった、室町幕府の記録『花営三代記』には「天晴。節分大豆打役。昭心カチグリ打。アキノ方申ト酉ノアイ也。アキノ方ヨリウチテアキノ方ニテ止」とあることから、この頃既に都の公家武家で豆まきが習わしになっていたことがわかる。

その20年後に編纂された辞典『壒嚢鈔』(1445年または1446年成立)巻一の八十三「節分夜打大豆事」には、宇多天皇の時代(867年-931年)、鞍馬山の僧正が谷と美曽路池(深泥池)の端にある石穴からが出て来て都を荒らすのを祈祷し、鬼の穴を封じて三石三升の炒り豆(大豆)で鬼のを打ちつぶし、災厄を逃れたとする由来伝説が記されている。

豆は、「穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっている」という信仰、または語呂合わせで「魔目(豆・まめ)」を鬼の目に投げつけて鬼を滅する「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあるように、掛け声は通常「鬼は外、福は内」である。

しかし、地域や神社によって異なる場合がある。鬼を祭神または神の使いとしている神社、また方避けの寺社では「鬼は外」ではなく「鬼も内(鬼は内)」としている。また新宗教大本は鬼神を「艮の金神国常立尊)」と解釈しているので、同じく「鬼は内」とする。「鬼」の付く(比較的少数だが「鬼塚」、「鬼頭」など)の家庭もしくは鬼が付く地名の地域では「鬼は内」の掛け声が多いという。山形市の鳥海月山両所宮でも鬼の字が姓に含まれる世帯もあることから、掛け声を「鬼は外、福は内」だけでなく「福は内、鬼も内」としている。大名九鬼家の領地でも、藩主に敬意を表して「鬼は内」としている。また、丹羽氏が藩主であった旧二本松藩領内の一部では「鬼は外」と言うと「おにわそと」転じて「お丹羽、外」となるため、それを避けるために「鬼、外」と言う所がある。

使用する豆は、お祓いを行った炒った大豆炒り豆)である。豆を神棚に供えてから撒く地方もある。炒り豆を使用するのは、旧年の厄災を負って払い捨てられるものであるため、撒いた豆から芽が出ては不都合であったためであるという。北海道・東北・北陸・南九州の家庭では 落花生を撒き、寺社や地域によっては餅や菓子、みかん等を投げる場合もあるが、これは「落花生は大豆より拾い易く地面に落ちても実が汚れない」という合理性から独自の豆撒きとなった。

かつては、豆のほかに、米、麦、かちぐり、炭なども使用されたという。豆まきとなったのは、五穀の中でも収穫量も多く、鬼を追い払うときにぶつかって立てる音や粒の大きさが適当だったからとする説もあるが定かではない。

ごもっとも

豆をまく後ろで、すりこ木杓文字すり鉢などを持ち、「鬼は外、福は内」の掛け声に合わせて「ごもっとも、ごもっとも」などと相槌を打つ風習が存在するが、ほとんどは家族ごとの伝統として受け継がれていてあまり知られていない。北海道、長野県、石川県、福井県、京都市、長崎県などの一部で地域的な伝承が見られるほか、深志神社(長野県松本市)、重蔵神社石川県輪島市)、正覚院(石川県羽咋市)、知恩院(京都府京都市)、興福寺(長崎県長崎市)、有川神社(長崎県南松浦郡新上五島町)などの社寺でも行われている。

この風習に関連して以下のような行事もある。

  • 長泉寺節分会宮城県角田市) - 福男が福豆を撒いた後、年男が「ごもっとも」と叫んで、豆を拾おうとする人の股間にすりこ木を押し当て、厄落とし、五穀豊穣、子孫繁栄を願う。
  • 三峯神社「ごもっともさま」埼玉県秩父市) - 「福は内」と豆をまく後ろで、先にしめ縄を巻き、根元にみかん2個を下げた巨大な棒を「ごもっともさま」と叫んで突き出し、五穀豊穣・大漁満足・夫婦円満・開運長寿・子授けを願う。
  • 浅草寺節分会東京都) - 大きな杓文字をあおぐ「ごもっともさん」という役が鬼とともに登場する。
  • 手熊・柿泊のモットモ長崎県長崎市) - 異装の「モットモ爺」を中心とした3人組が家々を訪問し、豆まきとともに「もっともー」と叫びながら、床を激しく踏み鳴らし、杖で激しく突いて、なまはげのように子供たちを驚かせる。

近代の傾向

スーパーマーケットなどの特設コーナーで、炒った豆をパックにし、福豆(ふくまめ)などの名称で販売される。鬼のお面(お多福の面が入っている商品もある)がおまけとしてついているものもあり、父親などがそれをかぶって鬼の役を演じて豆撒きを盛り上げる。しかし、元来は家長たる父親あるいは年男が豆を撒き鬼を追い払うものであった、もはや豆まきではないとも言えよう。

邪気・魔物・妖怪

  • 付喪神 - 立春前の「煤払い」に廃棄された古道具の精霊「付喪神」が腹を立て、節分の夜に妖怪となって一揆を起こす物語が『付喪神絵巻』に記されている。
  • 百鬼夜行 - 節分に鬼や妖怪などが深夜に群れ歩く「百鬼夜行」が現れるとする、『増補下学集』(山脇道円)などの文献もある。
  • 一本足 - 奈良県吉野郡中龍門村(現・吉野町)では節分の日にヤイカガシを玄関に掲げるのは、「一本足」が現れるのを防ぐためであるとする。
  • 銭貸し - 節分の夜に銭の入った袋を担いで四つ辻に現れる。銭を貸してくれるが、次の節分の夜に返さなければ、恐ろしい事になるといわれる。
  • カイナデ(カイナゼ) - 京都で、節分の夜に便所で尻を撫でるとされる妖怪。「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」と唱えると避けられるという伝承がある。

魔除け

柊鰯

柊の小枝と焼いた鰯の頭、あるいはそれを門口に挿したもの。西日本では、やいかがし(焼嗅)、やっかがし、やいくさし、やきさし、ともいう。

虫の口焼き」といって、鰯を焼くときに唾を吐きかけ、作物の害虫を退治する呪文を唱える地域が各地にある。

鬼ぐい

愛媛県では、タラノキトベラやヒイラギの葉と煮干しを括り付けた「鬼ぐ(喰)い」を戸口につるす風習がある。「鬼バラ」という地域もある。山口県の瀬戸内地域にもタラノキや山椒の枝にトベラやすすきを挿す同様の習慣がある。

目籠

  • 千葉県では目籠を逆さまにして竹竿に吊るし、鰯の頭を大豆の枝に刺したものとヒイラギ・グミの枝を束ねて門口に刺し、鬼が近づかないようにする。
  • 静岡県の中西部では、目籠にハナノキビンカを結び付けて竹竿に吊るし、軒先高くに掲げて鬼を払う「鬼おどし」と呼ばれる習慣がある。
  • 山梨県では、目籠とネズの枝をしばり付けた長い竹竿を庭先に立て、籠の目を鬼の目として豆を投げてこの目をたくさんつぶすと一年の災いや不幸が減少するという信仰があり、昭和30年代まで盛んに行われていた。
  • 岐阜県恵那地方では、割り箸に刺したイワシの頭としっぽ、柊または馬酔木の枝を目籠に挿して、玄関に置く。鬼が玄関前で立ち止まり、籠の目を数え始めるとされる。

護符

  • かにかや・蟹柊・蟹柊鰯 - 長野県上伊那には、5cm角程度の紙片に「かにかや」などと書いて家や便所・土蔵・納屋等の出入口の戸に貼りつける習慣があった。これを読んだ鬼は意味が分からず迷っているうちに夜が明けてしまうとされる。
  • 鬼めくり - 岐阜県東部(下呂市中津川市加子母、加茂郡東白川村)には、短冊に鬼の顔と13個の点(閏年には12個)、五芒星を描いた「鬼札」を、黄楊馬酔木の枝などと家の戸口に挿す風習がある。鬼は、点の数と1年の月数が違うため何度も数え直し、一筆書きの星の書き始めを探すうちに夜が明けて逃げていくと伝えられる。短冊には菓子やお金を付けることもあり、子供たちがめくって持ち帰る事で鬼が退散した事になるとされる。子供たちは友達と枚数を競い、盗られた家の人たちも厄払いになると喜ぶ。昔は割板に描き、それを畑にさしておくともぐらが来ないといわれた。
  • 十三月 - 岐阜県美濃加茂市周辺には、「十三月」と書いて柊鰯とともに門口に貼る習慣がある。
  • 角大師・豆大師 - 元三大師の護符を節分に頒布する寺院がある。
  • 鬼面札 - 熊野那智大社和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)では、赤鬼と青鬼をしめ縄の中に封じた鬼面札が配られ、災難除けとして門口に貼られる。

厄祓い

四つ辻

節分の夜に炒り豆を年の数だけ紙に包み、人知れず家に近い四つ辻の真ん中に捨てて、振り返らずに家まで戻り、厄を落とす風習が各地にある。豆ではなく、、金銭、火吹竹、炮烙、ふんどし、履物などのこともある。

かわらけ割り

神酒を飲んだり息を吹きかけたりして厄をうつした「かわらけ(土器)」を、形代とみなして砕き割る厄祓いが、大杉神社茨城県稲敷市)、壬生寺京都市中京区)、皇大神社京都府福知山市)、尼崎えびす神社兵庫県尼崎市)、海神社神戸市須磨区)、香積寺(愛媛県東温市)、宝輪寺(長崎県長崎市)など、各地の社寺で行われる。

鬼の豆

  • 香川県さぬき市志度には、子供たちが袋を提げて商店をまわり、「鬼の豆ください」と豆やお菓子をねだりに来る「鬼の豆もらい」という風習が残っている。幼い平賀源内が厄払いの豆まきを見て「子供が鬼に成り代わって豆をもらえば、掃除もいらず、食べ物も粗末にならない」と言うのに、商家の人が感心して行事となったといういわれがある。
  • 広島県三原市には、子供たちが民家や店などを訪ね「鬼の豆ちょうだい」と言ってお菓子をもらう「鬼の豆」という風習がある。

節分お化け

厄払いのために、普段と違う服装で社寺参拝を行う。いつもと違う扮装をすれば、魔を追い払うことが出来ると信じられたことから始まったもので

東京の浅草、四ツ谷、京都の花街、大阪の北新地などでは、芸者舞妓芸妓)やホステスが、通常の芸妓衣装ではない、様々な扮装をする。

小豆

ぜんざいまんじゅう赤飯など小豆を使った食べ物を近隣や親しい人に配って、厄落としを節分にする地域が関西に広がっている。小豆の赤色は邪気を払い厄を除け福をもたらす陽の色であるとされる。小豆を108人に食べてもらうと厄落としになると言われるところもある。

参詣

  • 大お多福面 - 福岡県下では、節分の時期、神社に「大お多福面」が設置され、大きな口をくぐると、商売繁盛や家内安全などの御利益があるとされている。

占い

豆占

豆を並べて焼き、焦げ具合からその年の作柄や月ごとの天候を占う。

初夢

文献での初夢の初出は、鎌倉時代西行が著した『山家集』巻上(1首目)の「年くれぬ 春くべしとは 思ひ寝に まさしく見えて かなふ初夢」である。その題に「立春の朝よみける」とあり、この時代には暦上の新年とは無関係に節分から立春の夜に見るを初夢としている。

行事食

  • 福豆 - 大豆を炒って福豆とする。あり得ないことが起こる「炒り豆の花が咲く」ということわざがあるので、厄払いに用いた豆から芽が出ないようにしっかりと炒り、豆まきを終えてから食べる。自分の年齢あるいは年齢に1つ加えた数だけ食べるとされ、1回でその数だけ豆を握り取ることができると良いことがあるという所もある。また、炒り豆を保存しておき、初雷(立春後最初の雷)が鳴ったら食べると「病気をせず健康に過ごせる」「魔除けになる」「落雷の災いから免れる」という言い伝えが各地にある。
    • 豆まきで落花生を撒く地域は当然落花生を食べる。
    • 蓬莱豆 - 蘆山寺(京都市上京区)でまかれる砂糖でくるんだ紅白の豆。紅白一粒づつ食べると寿命が6年延びると言われる。
  • 福茶 - 福豆(大豆)と昆布梅干しなどの具に煎茶や湯を注いだ茶。
  • なた餅 - 遠州から三河にかけての風習で、一升餅から数え年の数だけ餅を取り、きな粉をまぶして厄落としの餅とする。本来は節分に食べる蕎麦を「年越蕎麦」と呼び、大みそか(旧暦)に食べる「晦日そば」と区別していた。明治の改暦により「年越し」が節分から新暦の大みそかに移ったため、しだいに年越し蕎麦は大みそかに食べられるようになっていった。しかし、節分に蕎麦を食べる習慣を残す地域もあり「節分蕎麦」と呼んで区別するようになった。
  • 麦飯
    • 大坂船場安土町の水落家の「行事帳」文政6年(1823年)に記された節分の行事食に「塩いわし 麦飯」とある。また、大坂町奉行久須美祐雋が安政3年(1856)正月22日に起筆した随筆『浪花の風』には「節分大晦日には必らず麦飯を焚て、赤いわしを添へて祝ひ食ふ。」とある。さらに、上方落語の「厄払い」には「年越しの晩はどこのお家(うち)でも、みな麦ご飯にイワシを焼いて、それをおかずにして食べなはるなぁ」というくだりがあり、大阪・神戸間に電車が通じている時代設定になっている。これらのことから江戸時代から近代まで、大阪の多くの家庭では麦飯に鰯が節分の食事であったことがわかる。
    • 奈良県では麦飯を炊くことを「麦をよます」と言い、「ようまわす」(良い世の中になる)ように験を担いで食べる。
  • とろろ汁 - 長野県では麦飯にとろろ汁をかけて食べる。トリガチと言って早食いをする。寒明けに胃袋を試すため大食するのが目的であるとする。
  • 恵方巻 - 恵方を向いて願いごとをしながら、無言で丸かぶりすると縁起が良いとされる太巻き寿司。関西では「丸かぶり寿司」とも呼ぶ。
  • 蒟蒻 - 「腸の砂おろし」と呼び、「体内にたまった砂を出す」として食べる。
  • ナマコ - 島根県隠岐では「砂おろし」と称し、ナマコを酢の物にして食べる習慣がある。
  • 水菜の辛子和え - 奈良県では麦飯や鰯のめ巻きとともに水菜の辛子和えを食べる。
  • カナガシラ(魚)の煮付け・とっぽいか(尺八いか)の煮付け・紅大根のなます - 長崎県長崎市では、「お金が貯まる」に通じる「カナガシラ」の煮付けと、ケンサキイカヤリイカを巾着(財布)に見立て、米などを詰めて煮付けた「とっぽいか」の煮付け、赤鬼の腕に似ている紅大根のなますを食べる。
  • 鯨料理
    • 青森県八戸市鮫町蕪嶋神社「節分厄除祭」では、直会くじら汁を食べる習慣がある。
    • 大坂船場安土町の水落家の「行事帳」文政6年(1823年)に、節分の行事食として「汁 くじら、大こん」とあり、江戸時代に大坂船場の商家ではくじら汁を食べる習慣があったことがわかる。
    • 島根県浜田市では、拍子木に切ったクジラの黒皮を炊き込んだ「くじら飯」を食べる。
    • 山口県では「大きなものを食べると縁起が良い」としての尾びれを水でさらした「尾羽毛(おばけ・おばいけ)」をはじめとする鯨料理を食べる風習がある。
    • 長崎県では「金頭(かながしら)の煮付け」や「尺八イカの煮付け」とともに、鯨の小腸「百尋(ひゃくひろ)」の輪切りが節分の伝統料理として食べられていた。
  • 粕汁 - 奈良をはじめ関西の寺院では、節分会にあたり参詣者や関係者に振る舞うところがある。
  • 干しかぶらの味噌汁 - 大阪市から河内地域にかけて、干したかぶ白みそ仕立ての味噌汁にし、無病息災を願って食べる習慣があった。
  • 厄除けぜんざい - 厄年の人がぜんざいを振る舞う「厄除けぜんざい」の風習が関西を中心に残っている。

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  • がらがら・福引煎餅 - 小麦粉と卵黄に砂糖で味付けた生地を焼いた煎餅の中におもちゃや縁起物の入った伝統的な食玩駄菓子。がらがらは、山梨県甲府市の大神宮節分祭の名物。また、福引煎餅は、三重県津市で食べられる厄除けの煎餅。
  • 切山椒 - 切山椒は、糝粉に砂糖と山椒を炒った粉をまぜた生地を蒸して搗き、拍子木形に切って作った餅菓子で、山梨県甲府市の大神宮節分祭の名物。

節分祭・節分会

神社では節分祭(せつぶんさい)、寺院では節分会(せちぶんえ・せつぶんえ)の呼称が一般的である。

神社

寺院

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  • 廬山寺京都府京都市上京区) - 追儺式鬼法楽(ついなしきおにほうらく)。三色の鬼が舞い踊る。
  • 東大寺奈良県奈良市) - 節分万灯明・星祭。日中、古くなったお札やお守り等を火にあげる儀式「還宮(げんぐう)」と二月堂の舞台の上から「節分豆まき」が行われる。星に「除災与楽」を祈る法会「星祭り」は、二月堂本堂に万灯明を灯し、「星曼荼羅」を掲げて勤められる。
  • 元興寺(奈良県奈良市) - 節分会柴燈大護摩供。山伏が弓矢と剣で魔を祓い、不動明王を勧進した大護摩を焚いて、山伏と一般参列者が火渡り行をする。八雷神や元興神の鬼の発祥地であるので、「福は内、鬼は内」と豆まきをする。
  • 興福寺(奈良県奈良市) - 追儺会・鬼追い式。松明をかざして暴れまわる3匹の鬼が、毘沙門天によって退治された後、大黒天打出の小槌で参拝者に福を授ける。年男による福豆まきが行われる。
  • 法隆寺(奈良県生駒郡斑鳩町) - 追儺会。西円堂の周囲を回りながら松明を投げる鬼3匹を毘沙門天が退治。鬼の魔性を調伏する。
  • 安倍文殊院(奈良県桜井市) - 節分銭ぶつけ厄払い大法要。恵方に当たる方位守護仏に年齢と同数の一円玉を投げ、厄除けをする。
  • 信貴山朝護孫子寺(奈良県生駒郡平群町) - 節分鬼追式。鬼が松明や金棒を持ち本堂から僧侶や年男に追われ逃げ回る。鬼は寺内だけにおさまらず、里の家にも押しかける。
  • 金峯山寺蔵王堂(奈良県吉野郡吉野町) - 節分会・鬼火の祭典。「福は内、鬼も内」と唱え、全国から追われてきた鬼を迎え入れ、経典の功徳や法力と豆まきによって、鬼たちを仏道に導く。
  • 石手寺愛媛県松山市) - 鬼に豆をぶつけるのではなく鬼が参拝者を「ささら」と呼ばれる竹の棒で叩き、厄を落として福をもたらす。

その他

  • 鬼恋節分祭(群馬県藤岡市) - 「福は内、鬼は内」。鬼呼び豆まき。合併で消滅した鬼石町の名にちなむ
  • 鬼岩福鬼まつり(岐阜県御嵩町) - 「鬼は内」

関連作品

  • 狂言
    • 「節分」 - 人妻に恋した鬼が、隠れ蓑、隠れ笠、打出の小槌を差し出して家に入れてもらうが、最後は豆を投げて追い出される。
    • 福の神」 - 福の神の社に年越しの参拝にきた2人の男の前に福の神が現れ、神酒を飲みつつ豊かになる秘訣を諭す。
  • 歌舞伎
    • 三人吉三廓初買」安政7年(1860年)初演、河竹黙阿弥作 - 「大川端の場」は、節分におとせという夜鷹から、百両の金を奪ったお嬢吉三が名ぜりふを発する。
  • 小唄
    • 「吉三節分」田島断、岡野知十作詞、草紙庵作曲 - 上記歌舞伎の名ぜりふを小唄にしたもの。
  • 落語
    • 節分」(東京) - 夫婦が節分の掛取りをいかにやり過ごすかを描く。
    • 「厄払い」(上方) - 節分に現れる「厄払い」の姿を描く
  • 音楽
    • 「豆まき」(童謡) - 作詞 日本教育音楽協会、作曲 日本教育音楽協会

関連項目

  • 追儺
  • セツブンソウ(節分草) - 節分の時期に咲く
  • トベラ - 枝葉は切ると悪臭を発するため、節分にイワシの頭などとともに魔よけとして戸口に掲げられた。そのため扉の木と呼ばれ、これがなまってトベラとなった

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5つ星のうち 4.0可

(参考になった人 1/1 人)

うどんの部分だけ貼りたかったので耳に入れる部分は貼ってませんが今のところ満足しています。 安くてオシャレです。 シールの質感もそれほど悪くなくすぐには剥がれなさそうです。

5つ星のうち 5.0買って良かった!

(参考になった人 1/1 人)

大満足です。 ドライヤーなくても全然貼れました。 小さな穴の部分は、ズレないようにつまようじなどで固定すると上手く貼れました。 使用中もオシャレで、可愛いです。 友達にもおススメしました。

5つ星のうち 4.0思ったよりgood!

(参考になった人 1/1 人)

私は器用な方ですが、それでも貼るのは少し大変でした。 ただ説明書にあるように軽くドライヤーを当ててやると綺麗に貼れます。 ちなみにドライヤーを当てるときはシールが結構柔らかくすぐに形が変わるのでいらない部分で試した方が良いと思います。 値段が値段なので紙のシールと思っていたのですがそうではなく、しっかりとしていて手触りも良いです。 貼ってからまだイヤホンを使用していないので分からないですが、すぐに剥がれる可能性もあるのでその点で星4にさせて頂きました。

かえるをのんだ ととさん―日本の昔話

お腹が痛いとき、「お腹の虫」は子供の頃よく聞いたフレーズですね。
しかし、その「虫」を退治する方法にまでは、
なかなかたどり着かなかったもんです。

苦しむととさんに、働き者のかかさんは
「おしょうさんに きいてみなされ」
和尚さんの知恵、いかばかりか!

虫には、「カエルを呑むといいぞ」。
カエルには、「へびをのむといいぞ」。
・・・のっけから「ムリムリーーー」子供は大笑いです。

お話は、どんどんエスカレートします。


ヘビには?何を呑めば効くのかな?
この先は、ぜひお手に取って!

和尚さんに言われるがまま、どんどん色んなものを呑むととさん。
涼しい顔の和尚様。
苦しむととさんの傍らで、淡々とはたらく働き者のかかさん。
どんどん土気色を増す、ととさんの顔色・・・

見所は尽きません。
実はこの本、去年お正月に、図書館で借りた
「初笑い!爆笑福袋」に入ってたんです。
絵本のプロも一目置くセンス、ぜひご確認ください!!

ととさんは、おなかが痛くてたまらない。
和尚さんに尋ねてみますと
「かえるを のむと いいぞ」と言う。
そこで、ととさんは、かえるを飲み込みますが、
今度は、かえるが、おなかの中を「ぺたらくたら」歩いて気持ち悪く、
またもや和尚さんに従って、蛇を飲む。
次はキジを、猟師を、鬼を飲む・・・。

なんて分かりやすいお話なのでしょう。
楽しくて、びっくりするこの昔話は読み聞かせにピッタリ。
話が脇にそれないので、大人数の読み聞かせでも大丈夫。



イラストも、ととさんの表情に、
差し迫った苦しみが表現されていて、
それでいて昔話という枠に納まっている、
個人的には、大好きな作風です。

新潟県の「まわりもちの運命」という昔話の再話だそうです。

5つ星のうち 5.0面白い‼

(参考になった人 0/1 人)

首が横についてる!表紙からこれがどんなお話か全く想像がつかない。 ページをめくるたび、奇想天外な展開があってワクワク、ドキドキ。 『えっ?こんなものも?』っていうものをどんどん飲み込んでいく。 和尚さんもいい加減なのか卓越しているのか、いい味を出している。 最後まできて、『あぁ、これは節分の頃に読む本なんだ。 』と妙に納得できるのも趣があっていい。 読み聞かせで、子どもたちが「うっへえ~。 」というような顔をしたり、口を大きく開けてポカンとしていたりするのも、保育士冥利に尽きる感じがした。 「この本、見て見て~!」とみんなに薦めてますっ‼

節分』の解説 by はてなキーワード

節分とは、「季節を分ける」ことを意味し、二十四節気の「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のそれぞれ前日を指す。

狭義では、立春の前日を指し、2月3日頃。雑節の一つ。

冬から春になる時を一年の境と考えた時期があり、大晦日と同類の年越行事が行われたことから、4つある節分のうち、特に立春の前日の節分風習のみが現在に引き継がれている。

風習

豆まき

季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられており、その邪気を払うために行う。

通常「鬼は外、福は内」といいながら豆をまく。

豆を食べる

1年の厄除けを願い豆を食べる。自分の年の数の1つ多く食べると、体が丈夫になり、風邪をひかないとも言われる。地域によっては*1大豆ではなく、落花生(ピーナッツ)の場合もある。

イワシの頭とヒイラギを戸口に挿す

焼いたイワシの頭の悪臭と、ヒイラギの棘で鬼を追い払うという魔除けの風習

恵方巻きを食べる

恵方(幸運を招く方角)を向いて太巻をまるかぶりする関西の風習。食べ終わるまでは口を利いてはいけない。この風習には「福を巻き込む」という意味がある。また、包丁を入れないで食べるのは「縁を切らない」という意味が込められている。

由来

中国から伝わり、709年から宮中で行われた追儺(ついな)の儀式が由来。鬼に扮した人を、矢などで追い払うものだったが、それが次第に広がり、現在の形になった。

なぜ豆かというと

魔 + 目 → 悪魔の目に投げる

魔 + 滅 → 悪魔を滅する

という説がある。また別の説では、穀物には邪気を払う性質があると考えられたともされる。


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