極寒のまとめ情報

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極寒のサバイバル

翻訳が不自然だったり監修に疑問があったりということがしばしば見られる本シリーズ(その問題の程度は本によって異なるので、さほど問題にならないものもあるとは思います)

p71
哺乳類の冬眠について、「単に長い眠りについているだけ」として非哺乳類の冬眠と違うとしています。実際哺乳類の冬眠でしばしば途中起き出して餌を探したりしますし、そのように認識されてきましたが、冬眠のメカニズムが「単に長い眠りについているだけ」というのは最新の知見とはあまり合わないのではと思います(実際、リスが冬眠時に体温5度ぐらいになったのを死んだと思って騒ぎになるとか捨てちゃったとかネットで検索してもたくさんみつかります)。

本書では特にクマについて「冬ごもりとも言われる」として冬眠の性質を区別していますが、冬ごもりとも言われているのは事実ですが、冬眠の性質の最新の知見を反映したとは言えないのではと思います。

p82
伝統的雪上靴として写真を載せていてそのキャプションが「インディアンの雪上靴」となっていますが、シベリアのエスキモーの方々をインディアンと称するのは日本語として間違いではないのかもしれませんが、一般的ではなさすぎるのではないかと思います。インディアンという言葉を忌避する昨今の流行とも合わせて考えれば、どうにかならんですかね。
(詳しくないのですが、北米大陸とシベリアと両方のエスキモーの方が使うタイプの伝統的雪上靴だとは思いますので写真がシベリアで撮られたものかはわからないもののこの写真をこの文脈で掲載することに不適切性はなさそうに思われましたが、いわゆるエスキモーではない、もっと南方の地域の(インディアンとしてコショウされがちな層の)ネイティブアメリカンの方は伝統的雪上靴とか使う習慣あるのかよくわかりません)

p115
シベリアでみつかる動物としてタヌキを挙げていますが、写真はアライグマのようです(しっぽの縞模様が。出典とされる記述から元の写真を特定してみましたが、「Closeup of Raccoon (Procyon lotor) on grass」とのキャプションがありまして、記述を写真家が間違える可能性は一般論としてありますが、Procyon lotorはアライグマのことです(北米人にとっても混同しやすい生物であるのでそこは割り引いてもいいかもしれませんが、しっぽの縞があってこれなのでアライグマの写真と断定していいのでは)。ちなみに、主にシベリアで見られるタヌキは日本のタヌキとは亜種が違うので、ウスリータヌキあたりの写真が入るのが正解なんでしょうね。
(シベリアでは野生のアライグマは見つからないんじゃないでしょうか)

3点記述しましたが、特に3点目みたいなのがあると、私は評価を非常に下げざるを得ませんね。

お友達がこのシリーズを読んでいて面白いというので、何冊か購入のうちのひとつとして選びました。 読書が苦手な子が、なんども繰り返して呼んでいるので、とても面白いのだと思います。 購入して良かったです。

極寒』by Google Search

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