日本放送協会のまとめ情報

日本放送協会』の解説

日本放送協会(にっぽんほうそうきょうかい、英称:Japan Broadcasting Corporation)は、日本公共放送を担う事業者。よく誤解されるが国営放送ではない。日本の放送法(昭和25年法律第132号)に基づいて設立された放送事業を行う特殊法人。総務省(旧・郵政省)が所管する外郭団体である。

公式略称は、「NIPPON HOSO KYOKAI」の頭文字を取り「」と呼称・記される。

公共放送としての事業規模は、英国放送協会 (BBC) などと並び、国内にNHKエンタープライズ、NHKグローバルメディアサービス、NHK出版など13の連結子会社を持つ。また、関連会社として日本国外にNHKコスモメディアアメリカ、NHKコスモメディアヨーロッパが設立されている。1986年には子会社である株式会社NHKエンタープライズを出資母体として、NHKエンタープライズ25%、株式会社電通25%の共同出資による株式会社総合ビジョンを設立した。しかし、これは事業の縮小を経て2013年7月1日付けでNHKエンタープライズに吸収合併した。

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概説

NHKは放送法に基づく特殊法人として1950年に設立された。設立目的は、放送法により「公共の福祉のために、あまねく日本全国で受信できるように豊かで、且つ良い放送番組による国内基幹放送を行うと同時に放送およびその受信の進歩発達に必要な業務を行い、合わせて国際放送および協会国際衛星放送を行うこと」とされている。また、同法の規定により1926年に設立された社団法人日本放送協会の業務を継承している。なお、社団法人日本放送協会は、1925年に日本で初めて放送業務を開始した社団法人東京放送局社団法人名古屋放送局社団法人大阪放送局(現:NHK放送センター、NHK名古屋放送局NHK大阪放送局)の業務を統合して設立されたものである。

NHKの主たる事務所は東京都渋谷区に置かれる。NHKは特定地上基幹放送事業者かつ衛星基幹放送事業者であり、国内放送および内外放送の放送番組の編集にあたっては、公安および善良な風俗を害しないこと、政治的に公平であること、報道は事実を曲げないですること、意見が対立している問題についてはできるだけ多くの角度から論点を明らかにすることが求められる。

名称・商標

NHK」という略称の使用は、社団法人日本放送協会が1939年頃、日定期文化交換放送の協定案で使用したことにさかのぼる。戦前の英称は「The Broadcasting Corporation of Japan」であった。1946年3月4日から日本放送協会のサインとして放送で用いられるようになり、次第に聴取者の間に広まった。1959年4月22日、日本放送協会の略称として定款で正式に定められた。

名称決定の経緯
「NHK」の略称は連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ) 管轄下の民間情報教育局と演芸部部長ら日本人スタッフとの検討の結果決まった。民間情報教育局は将来日本に民間放送ができた場合に聴取者側も放送局を識別する必要があると考え、「BCJ」や「JBC」の案も出された。日本放送協会側からは角のない丸みのある文字で日本語として見栄えや発音に難があるとの反論も出て、「エヌ・エッチ・ケイ (NHK)」は発音の歯切れが良く、文字が四角く書きやすいとのことで3月3日に提案し即座に受け入れられ翌日から使われた(終戦直後の状況については「フランク・正三・馬場」も参照)。
他社の商標との関係
「NHK」という略称は日本発条株式会社も使用しており、両者によって商標登録されている。商標登録は商品区分ごとに行われるものであり、異業種で同一の商標が登録されることに法律上の問題はない。「NHK」の商標登録は1950年7月6日に行われた。ただし当時はサービスマーク制度がなかったため、日本放送協会の商標登録は雑誌等の商品区分についての登録である。テレビ・ラジオ放送についての商標登録は、サービスマーク制度導入後の1995年5月31日。なお、日本発条側は放送協会との混同防止のため「NHKニッパツ」の表記を併用している。
ロゴマーク
番組などで登場する、三つのたまごの形をしたNHKのロゴマークは1995年3月22日から使われているもので、NHKに在籍するアートディレクター中谷日出がデザインを考案し、現在はNHKの所有物(中継車など)や番組放送の開始・終了時などで使用されている。なお、たまご部分を除いたロゴも併用されている。現行ロゴは、原則横書き表記しかしないが、先代のロゴは縦書き表示が用いられるケースもあった。
その他の略称
その他のNHKの略称として総合テレビでは「GTV」() を使用し、教育テレビでは「ETV」() を使用していたが、放送開始50年を過ぎた2010年度からは「Eテレ」を新たな略称とした。衛星放送は「」、「BS2(ビーエスツー)」、「BShi( ビーエスハイ、あるいはビーエスハイビジョンとも )」を使用していたが、2011年3月31日にチャンネルが新編成され、新たに 「」を使用している。

公共放送として

NHKは公共放送である。これは国家が直接運営する国営放送や、広告コマーシャルメッセージ)を主な収入源とする民間放送と区別したものである。

しかし、国営放送と区別される公共放送といっても、事業予算・経営委員任命には国会総務委員会本会議での承認が必要であるなど、経営・番組編集方針には国会(≒与党)の意向が間接的に反映される形となっている。総務大臣はNHKに対して国際放送の実施、放送に関する研究を命じることができ、その費用は国(日本国政府)が負担することになっている。

以下に、特に注目される点について記す。

受信料制度

NHKは「政治的公平」「対立する論点の多角的明確化」などの放送法第4条が求める放送を行い、受信者は受信料を支払うことが放送法で規定されている(第64条)。NHKは法に定める要件を満たしたテレビジョン受信設備の設置者から、受信契約に基づく受信料を徴収することによって運営されている。このほか、受信料収入に比べれば極一部ではあるが、国際放送に対する国からの交付金がある。

フランスアメリカ合衆国韓国ドイツなどの公共放送では広告収入は認められているが、NHKが広告を行って収入を得ることは放送法で禁止されている。しかし自局の番組宣伝や、ACジャパンとのタイアップによる公共広告等は任意で流すことができる。

法人税の免除

NHKは法人税法上の公共法人とされているため、法人税の納税義務が免除されている。ただし地方税法上では非課税とされていないため、法人の道府県民税(都民税)市町村民税については、従業員数等に基づく「均等割」のみ納付している。

経営・財務

経営計画

NHKの事業一切は、中期計画である経営計画に基づいて行われる。放送法令での具体的規定はないが、法令に基づく毎年の計画は、この経営計画に基づいて作成される。経営計画では、ネットワーク・編成・人事・収支その他NHKの経営・事業活動一切について、概ね3年ないし5年の単位での目標とすべき事柄を定める。内容については次項以下の各項を参照。

経営計画の意思決定は以下のようにして決められる。

  1. 執行部が素案を作成し、経営委員会、与党の意見を仰ぐ。
  2. NHKオンラインなどで公表し、視聴者からの意見を募集。
  3. 各方面からの意見を集約して修正を加え、執行部が最終案を経営委員会に提出。
  4. 経営委員会が承認した場合に限り、最終案が確定。中期経営計画についてはここで最終決定。
    • 橋本元一の会長時代に、ここで承認が得られず、経営計画が単年度分になってしまったことがある。
    • 後任会長の福地茂雄の就任時代には、執行部が「白紙状態」とした受信料の扱いについて、経営委員会が「その次(2012年度開始)の経営計画実施から収入の1割を還元する」旨経営計画を修正して承認議決した。
  5. 4.の最終案を総務大臣に提出。総務大臣は差し戻しとしない場合意見を付けて衆議院に提出。
  6. 衆議院総務委員会で審議。承認される場合は、大抵附帯決議がなされ、本会議へ。
  7. 衆議院本会議で承認されると、参議院へ送付。
  8. 参議院総務委員会で審議。ここでも承認される場合に附帯決議がついて、本会議へ。
  9. 参議院本会議で承認されて、成立。

財務会計

  • 日本放送協会の財務諸表は、会計検査院の検査を経て国会に提出することとなっており、会計についても会計検査院が検査する。

財務内容

現預金を1000億円、国債等の有価証券を3500億円近く保有しており、資産は簿価で9000億程度計上されている。負債の大半は前受け受信料や退職引当金等の引当金になっており合計で3000億円程度である。そして、簿価ベースでの自己資本は6000億円程度である。なお、不動産の多くが簿価で計上されており、本社所在地の10万平方メートルに上る不動産含み益だけでも5000億円近くになり、実質的な自己資本は1兆円を超える。資産の質が高く、負債の質も高いため、極めて流動性の高い財務構成となっている。通常の優良と言われる営利企業と比べた場合でも、財務内容は極めて健全である。

また、キャッシュフローは営業キャッシュフローが毎年600億円、投資は有価証券投資等の非事業性のものに多くが費やされている。

2002年以降の決算

△は赤字を示す。

放送技術

技術開発は国がNHKに開発を命じることが可能である。命じた場合の費用は国の予算から支出される。放送技術研究所にはパナソニックなど民間メーカーからの出向者も参加している。

防災関連

  • 日本放送協会は災害対策基本法に定められる指定公共機関に指定されており、防災計画の作成等の義務を負う。
  • 気象庁から気象警報等の通知を受けた日本放送協会の機関は、直ちにその通知事項の放送をしなければならないと気象業務法で定められている。
  • 特に地震・津波関連については、緊急地震速報発表の段階で全ての番組を中断(生放送の場合は即中断、収録番組の場合は移行の準備が完了次第中断)し渋谷放送センターからの地震情報に移行、さらにこの地震が震度5弱以上を記録した場合や、津波警報津波注意報大津波警報を含む)が発表された場合、緊急警報放送を開始、緊急報道体制に移行している。また、警報発表時に備え、受信機の動作確認のための試験放送を月1回程度行う他、深夜の最終のニュースが終わった後、緊急報道体制の訓練をほぼ毎日実施している。

宣伝・広告の禁止

放送法第83条によりNHKは広告放送の禁止が規定されている。よって、商品名や商標、企業名などが放送に乗らないよう、正式名称や一般名などの別の言葉での置き換えなどが行われ、宣伝・広告と受け取られないよう心がけている。また、リコールなどやむをえない場合でも商品名や商標などの連呼、ロゴマークの大映しや長映しなどが行われないよう、「NHK放送ガイドライン」にも明記されており、とくに以下の点が強調されている。

  • 情報と宣伝・広告の区別 - テレビCMや雑誌のキャッチコピー、流行語などは安易な使用や連呼に注意し、百貨店の催し物会場などは必要な情報であるとして、広く知られたテーマパークや観光施設などは、地名に準ずるものとして使用。
  • 登録商標 - 商標登録商品、サービス(役務)を、一般名と誤認して放送すると宣伝や商標登録者への権利侵害につながるので注意。商標登録されていないか「特許情報プラットフォーム(旧:特許電子図書館)」のウェブサイトでの調査を推奨。
  • 地域団体商標制度 - 地域ブランド保護を目的に、広く知られた商品やサービス(役務)(例として「○○りんご」「○○牛」「○○織」「○○塗」(○○は地域の名称)などが挙げられている)を事業協同組合などが「地域団体商標」登録を認める制度であるが、長年一般名として使われてきた経緯から、放送使用にあたっては柔軟に対応。
  • 命名権 - 命名権(ネーミングライツ)ビジネスの採用により、名前の一部に企業名や登録商標が含まれている施設などは固有名詞である以上、やむをえないが、連呼を避け抑制的に使用。但し、大相撲春場所が行われる大阪府立体育会館(命名権名称「エディオンアリーナ大阪」)では、法令を適用し、正式名称で報じ、命名権行使が厳格に禁止(クリーンスタジアム規定)されているFIFA(国際サッカー連盟)主催・主管サッカー国際試合においても、FIFAの規定に合わせ、命名権が含まれない正式名称で報じる。
  • 冠大会 - NHK自身の冠大会(日本競馬におけるNHKマイルカップなどを含む)や、広く定着していて、その名称を使わないと分かりにくい冠大会の場合を除き、可能な限り企業名などが入らない名称に言いかえる(例:Jリーグルヴァンカップ(旧名称:Jリーグヤマザキナビスコカップ)→Jリーグカップ、またプロゴルフのツアー大会で、企業名や登録商標が含まれているものは単に「男子(女子)ゴルフ」とされる)。このため、サッカーのキリンチャレンジカッププロ野球マイナビオールスターゲームなど一部の大会は中継できない(データ放送、ニュース素材でのみ使用)。ただし、プロ野球のセ・パ交流戦の正式名称は、『日本生命セ・パ交流戦』であるが、レギュラーシーズンの公式戦であることから、会社名を出さずに中継している。企業名が描かれた大会ロゴが映ることは許容している(レッドブル・エアレース・ワールドシリーズは『エアレース世界選手権』と言いかえているが、レッドブルの企業名が入った大会ロゴがそのまま放送されている)。
  • チーム名 - スポーツチームの報道では運営する会社名が略称として一般化している場合、言いかえずに報じている(東北楽天ゴールデンイーグルス→楽天、福岡ソフトバンクホークス→ソフトバンク)。
  • 特定チームの宣伝 - 全国放送では特定のチームを応援する発言は控えられているが、地方放送局においては地元チームの応援・特集番組が組まれている。
  • 芸能ニュース - 内容によって広告放送とみなされるため。特に民放のワイドショースポーツ新聞週刊誌などで報じられるような芸能関係者の結婚や妊娠、出産、離婚などの動向はほとんど報じられない。ただし、各分野の著名人としての芸能関係者の訃報や、著名グループの活動休止・解散発表など、ニュースとして報じられるケースはある。
  • 警察24時 - 民放各局では、主に番組改編期や年末・年始を中心に単発枠で放送されている番組だが、NHKでは諸般の事情により一切放送しない。
  • 多様化する広告 - 企業名や広告が入った看板や選手のユニフォーム、バス・鉄道車両などのラッピング広告、インターネットのウェブサイトのバナー広告などは極力画面に入らないよう注意し、必要以上にアップで撮ることは避ける。
    • 現代のモータースポーツでは車体の塗装が広告となっているが、映さなければ放送が成り立たないため許容している。
    • アニメ『TIGER & BUNNY』では、登場人物がスポンサー契約を結んでいるという設定で実在の企業ロゴが頻繁に登場するが、NHK BSプレミアムでの放送の際、企業ロゴがない海外版を放送することで対処した。

過去には、商標などが入っている理由で、音楽番組で歌の歌詞が改変された。

2000年代に入ってからは緩和される傾向にあり、松平健の『マツケンサンバ』は改変される事なく音楽番組で披露されており、連続テレビ小説においては2014年秋の『マッサン』以降、『あさが来た』『とと姉ちゃん』『べっぴんさん』と、名称を変えてはいるが特定企業の創業者をモデルにした作品が続いており、企業の宣伝活動に加担しているのではないかといった指摘もある。このような、番組で特定の企業を取り上げる傾向は、2000年に放送開始された『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』が転機になったという指摘がある。

ただし、企業自体や事業活動の紹介ではなく、その企業の製品の商標については、極力番組内で触れないようにすることがほとんどであり、一例としては2016年8月27日放送の『お試しジャパン』でカプセルトイコップのフチ子」を手掛ける奇譚クラブを特集した際、製品の「コップのフチ子」が「OL人形」として紹介されたことから、商標を一時的に「OL人形」に変更する事態が発生している。

NHKの地域放送局

太字は各地方の拠点となる地域拠点局。2015年度の職制改正で「支局」が一気に増えた。
  • 小樽・岩見沢は1988年の組織再編で一旦報道室に格下げ、2015年度職制改正で支局に。
  • 宮古島・八重山は本土復帰に際し順次現地事務所に格下げ。

地域局の組織再編

NHKは全局規模で組織の見直しを継続して進めているが、国の方針に基づく営業実務の外部委託拡大により、営業部門の業務重点が顧客管理の大元締めと委託先業者の監督に移行しつつある。このため、支局に設けられていた営業拠点の管理元放送局集約を図っている。

特に北海道では放送局に設けられていた営業部が全廃され、札幌局営業推進部の下、全道を地域振興局管轄にかかわらず4つのエリアに分け、それぞれを担当する営業センターが営業部が行っていた実務を担う体制に再編された。また、広島県の福山支局では、放送会館の老朽化に伴い閉鎖・跡地売却の方針が決められ、支局機能の再編・近隣移転に合わせ備後地域を担当していた福山営業室が廃止され広島局営業推進部直轄に変更される。同様に兵庫県の姫路支局でも放送会館の老朽化により閉鎖が決まり、営業部も播磨地域は神戸放送局、但馬地域は尼崎市の阪神営業センターに変更された。

NHKの海外総支局

上部組織

放送法および日本放送協会定款に基づき、最上位に位置するものは経営委員会監査委員会で、その次に会長職が位置する。NHKの場合は経営委員会委員長がCEO(最高経営責任者)であり、会長はCOO(最高執行責任者)とされるが、経営委員会委員長は非常勤であることに留意。会長1人、副会長1人、専務理事および理事7人以上10人以内をもって理事会を構成する。理事会の下に次の組織が置かれる(※は外部部局扱い)。

  • 内部監査室・考査室・総合リスク管理室・秘書室・経営企画局・関連事業局・情報システム局・放送総局・視聴者事業局・営業局・広報局・総務局・技術局・経理局・研究所※(放送文化研究所・放送技術研究所)・各放送局※
  • 放送総局:解説委員室・アナウンス室NHKオンデマンド室・編成局・制作局・報道局・放送技術局・国際放送局・海外総支局※・首都圏放送センター
役員
協会には役員として経営委員(12人)、会長(1人)、副会長(1人)、専務理事および理事(7人以上10人以内)が置かれる。監査委員会を構成する監査委員は、経営委員会の委員の中から経営委員会が任命する。
経営委員会
経営委員会は放送法に基づき経営方針などの重要な事項を決議する最高機関として設けられており、両議院の同意を得て内閣総理大臣から任命された12人の委員(内1人以上は常勤、他は非常勤)で構成される。うち8人は各地域を代表する者から選ばれていたが、2007年の放送法改正で義務ではなくなっている。委員の任期は3年。委員長は委員の互選により選出される。委員長・委員とも、国会・官報で用いられる正式職名は「委員」の文字が重畳する「経営委員会委員(長)」であり、「経営委員(長)」は略称である。
経営委員会の主な職務は、協会の経営に関する基本方針等の議決と役員の職務の執行の監督である。現任の経営委員長は石原進
監査委員会
監査委員会は放送法に基づき協会に設置される機関である。同法改正により2008年4月1日にそれまでの監事を廃止して新設された。監査委員は経営委員会の委員の中から経営委員会が任命し、監査委員3人以上(内1人は常勤の経営委員)で組織する。経営委員会の構成員の正式呼称は「経営委員」でなく単に「委員」(経営委員会委員)であるが、監査委員会の構成員の場合は「委員」ではなく「監査委員」が正式呼称となる。監査委員会に委員長・議長等を置く旨の規定はなく、その招集は各監査委員が行うことができる。
監査委員会の職務は役員の職務の執行の監査である。放送法上、役員の職務の執行を監査する権限は(総体としての)監査委員会にあるが、その執行における個別の行為(報告請求や調査)は監査委員会において、選定された監査委員(選定監査委員)が行う。
理事会
協会役員のうち、会長、副会長、専務理事・理事により理事会が構成される。理事会は協会の重要業務の執行について審議する。
会長
会長は経営委員会の議決により選任される。任期は3年。会長の職務は協会の代表と業務の総理である。1980年代末期より会長は内部昇格が主であったが、2008年1月25日以降は外部招聘となっている。
  • 会長の年俸は3000万程度とされる。専業であることが義務で(このため収入は前職より確実に減少する)、さらに国会答弁やマスコミ対応が求められる性質上、就任希望者は少ないと言われる。
副会長は経営委員会の同意を得て会長が任命する。任期は3年。理事・専務理事は経営委員会の同意を得て会長が任命する。

放送番組審議会

日本放送協会には審議機関として、中央放送番組審議会、地方放送番組審議会、国際放送番組審議会が置かれている。

中央放送番組審議会
国内放送全般・全国向けの放送番組を対象とする。15人以上の委員で構成。委員は経営委員会の同意を得て会長が委嘱する。
地方放送番組審議会
地域向けの放送番組を対象とする。八つの地域ごとに設置。7人以上の委員で構成。当該地域に住所を有する学識経験者のうちから会長が委嘱する。
国際放送番組審議会
国際放送全般・国際放送等の放送番組を対象とする。10人以上の委員で構成。委員は経営委員会の同意を得て会長が委嘱する。

主な職種

NHKは職種別採用を行っており、主に以下の職種に大別される。

  • アナウンサー
  • 記者
  • 番組制作
  • 技術 - 送出技術、制作技術(カメラ撮影や音声、ポスプロ業務)、送受信技術(放送所の保守管理や受信環境の維持)に大別。高校高専卒の職員も多い。子会社であるNHKテクニカルサービスへの定期出向、放送技術研究所への配属もある。
  • 報道カメラマン - 【映像取材(えいぞうしゅざい)】と呼ばれる。リポートもこなすほか、『NHKスペシャル』などの大型番組の撮影も担当。潜水や登山などに特化した人材育成も行われる。
  • 放送管理 - 経理や総務、予算策定、編成など。
  • 営業 - 受信料を集める仕事。外部委託を図っており、中・長期的に削減の一途にある。

NHKの職員採用形態は、主に「全国異動採用(通常採用)」と「エリアフランチャイズ採用」の2種類があるが、エリアフランチャイズであっても状況に応じてエリア外へ配置転換となる。次期経営計画では、従来の「エリアフランチャイズ採用」(本部採用)に替わる概念として、地域から幅広く人材を集める「地域限定採用制度」を積極的に導入することを明記した。最長5年を限度として、特定局限定で勤務する正職員(契約職員)として採用が行われている。

職員の賃金

なお、NHKの賃金は以下のように公表されている。数字上では霞ヶ関の官公庁キャリア職員より好待遇であるが、5年後をめどに基本給部分を1割削減することが2013年に発表されている。2015年度の職員の平均年収は約1,160万円である。2015年の英国放送協会(BBC)の平均給与は年間43,000ポンド(約688万円 1£=160円換算)である。

  • 理事(役員)待遇
年俸1,694万円+月の諸手当(住宅補助手当10,000円〜50,000円、単身赴任手当A 40,000円+同B)
  • D8-D6クラス:幹部管理職(40代後半〜50代後半)
1,403万円〜1,554万円+月の諸手当(住宅補助手当10,000円〜50,000円、単身赴任手当A40,000円+同B)
D8:本部室長、主幹、地方局局長、本部主要センター長
D7:地方局副局長、本部専任局長、本部センター長、本部主要部長、地方主要局部長、記者主幹
D6:地方局放送部長、技術部長、企画総務部長、海外総局長、本部専任部長、本部番組部長、エグゼクティブプロデューサー、エグゼクティブアナウンサー
  • D5-D1クラス:一般管理職(40前後〜50代)
995.2万円〜1,287万円+職務手当(月額60,000円)+ポスト長手当(月額2〜30,000円)+地域手当(4000円もしくは12,000円)+住宅補助手当10,000円〜50,000円+単身赴任手当A 40,000円+同B+育児休職社会保険手当、介護休職社会保険手当、特定日当となる。
なお、シニアプロデューサーや記者などは同職種でもD1〜D5の間の賃金種類が存在するため、各クラスでの一般的な職種を記す。
D5:本部副部長、アナウンス室専任部長、政治部など報道局副部長、地方局営業センター長
D4:解説委員、本部副部長、アナウンス室専任室長、海外支局長、地方局部長
D3〜D1:本部および地方局副部長、シニアプロデューサー、シニアディレクター、シニアアナウンサー、シニアエンジニア、シニアカメラマン、専任記者

この他、管理職に準じるマスター級制度があるが、名ばかり管理職の指摘から制度廃止が予定されている。

公表されている給与

  • マスター級I〜IV(40前後〜50代)
基本給401,800円〜833,000円+職務手当+地域手当+住宅補助手当+単身赴任手当+育児休職社会保険手当+介護休職社会保険手当+特定日当
マスター級Iには月額115,500円〜139,600円の職務手当が支給される。
  • マスター級V〜VIII(50前後以上)
基本年俸1,403万円〜1,694万円+住宅補助手当10,000円〜50,000円+単身赴任手当A 40,000円+同B

一般職員については基本給、ボーナス、世帯給、時間外賃金、地域間調整手当、住宅補助手当、単身赴任手当、育児休職社会保険手当、介護休職社会保険手当、寒冷地手当、特定日当で加算される。

NHKではモデル賃金は35歳で700万円としているが、入局12年で退職した堀潤は、2013年4月1日のニコニコ動画で時間外等を加算して900万円くらいと明かしている。
平均年収は1150万円だが、残業代や諸手当を含めると1700万円を越えると、元BPO委員でジャーナリストの小田切誠は指摘する。一方、平成25年の国税庁の調査によると、一般企業のサラリーマンの年収は414万円だ。つまり庶民の3-4倍の収入を得ている勘定になる。

施設・関連機関

この他、NHKが所有する施設には、NHK放送博物館NHK放送文化研究所NHK放送技術研究所千代田放送会館、NHK京都保養所洛風荘がある。

番組一覧

民放番組の放送

民放局制作のドキュメンタリー作品のうち、文化庁芸術祭賞放送文化基金賞ギャラクシー賞日本民間放送連盟賞日本放送文化大賞ATP賞などの受賞作品は民放各社との提携によりNHK教育テレビジョンやNHK BSプレミアムなどの番組枠で放送されることがある。2007年からはNHK・民放を問わずドキュメンタリー番組の受賞作品が『ザ・ベストテレビ』としてNHK BSプレミアム(開始当初はNHK BS2)で毎年放送されている。

また、2013年6月29日からNHK BSプレミアムの「名作時代劇」枠ではTBS系列で放送された『大岡越前 第2部』(加藤剛主演、1971年、C.A.L.製作)を放送している。さらに、NHK-BSでの『美少女戦士セーラームーン』(テレビ朝日系)、『けいおん』(TBS系)、Eテレでの『日常』(再編集版)や『ラブライブ!』『ラブライブ!サンシャイン!!』など、民放で放送されたテレビアニメが、それぞれ放送されたこともある。また、進撃の巨人に関しては第1期がBSプレミアムで放送された後に新作(第3期)の放送権が各民放から移行した。

放送を通したバリアフリー

  • NHKでは主に教育・教養系のチャンネルを中心にして視覚障害者聴覚障害者のための番組を多数制作してきた。
  • 1990年からは、ニュース映像に手話通訳や文字での要約スーパーを入れた定時ニュース番組NHK手話ニュース』を開始。派生番組や手話を会得する講座番組も制作。
  • また文字多重放送による字幕放送も主に事前収録のドラマ・バラエティーを中心に増やし、2000年からは生番組(ニュース、情報、スポーツ中継など)でリアルタイム字幕放送を導入。後にゴールデンタイムプライムタイムのほとんどの番組で字幕放送が行われるようになった。
  • 視覚障害者向けには番組の場面を説明する解説放送が行われている。1990年から『連続テレビ小説』・『ドラマ新銀河』という2本の帯ドラマの番組から開始し、後に『ドラマ10』や海外ドラマの一部を除くほとんどのドラマ番組とバラエティ・教養・学校番組の一部で採用されている。

番組再販・インターネット配信

以前からケーブルテレビの自主チャンネルや一部の民放局でもNHKの番組が放送されていたが、番組の再放送は原則として自局のみで行われていた。2004年からは、大河ドラマなど、CS各局への番組再販が開始され、2006年には後述のコンテンツプロバイダー等への番組提供も始まり、本格的な番組再販が行われている。

NHKの番組を放送した民放局

TXN
メガTONネットワーク時代、「ニルスのふしぎな旅」をネットワークぐるみで放送した。
沖縄テレビ放送FNN系列)
本土復帰前でNHKがまだ開局していなかったため、1965年3月から沖縄放送協会(OHK・現在のNHK沖縄放送局)が開局する1968年12月まで、独自にスポンサー・CMを付けて放送していた。『NHKニュース』『NHK朝の連続テレビ小説』『大河ドラマ』『スタジオ102』『私の秘密』『NHK紅白歌合戦』などの番組を同時または遅れネットで放送した。教育テレビの学校放送番組は、当時の琉球政府文教局提供で放送され、OHK開局後もしばらく続いた。
琉球放送JNNJRN系列)
復帰前に『のど自慢素人演芸会』(現在のNHKのど自慢)をOHK開局前まで、教育テレビやラジオ第2の学校放送番組(琉球政府文教局提供)を復帰直前まで、それぞれ放送していた。またラジオ開局直後には『ひるのいこい』や英会話講座が放送されたことがあるほか、テレビでは1990年代には『未来少年コナン』、2000年には放送番組センターの配給で『ドキュメントにっぽん』が放送された。
ラジオ沖縄NRN系列)
復帰前に、NHK紅白歌合戦など一部のラジオ番組について、独自にスポンサー・CMを付けて放送していたほか、ラジオ第2の学校放送番組が、琉球政府文教局の提供で放送していた。
仙台放送,山形テレビ(FNN系列)、日本テレビNNN系列)、関西テレビ(FNN系列)、KBS京都独立U局
『未来少年コナン』を購入。
青森朝日放送秋田朝日放送(いずれもANN系列)、西日本放送(NNN系列)、あいテレビ(JNN系列)
お〜い!竜馬』を購入。民放向けに編集されている。
東京12チャンネル
『NHK朝の連続テレビ小説』『大河ドラマ』『ニルスのふしぎな旅』等を購入。
テレビ愛知(TXN系列)
きょうの料理』を購入。独自にスポンサー・CMを付けて放送していた。
テレビせとうち(TXN系列)
教育テレビの陶芸番組(30分)をCMなしで放送していた。
KBS京都・サンテレビジョン岐阜放送三重テレビ放送(いずれも独立U局)、サガテレビ(FNN系列)
開局当初NHKの中継局が未整備の地域を考慮し、『NHKニュース』を同時放送した(岐阜放送テレビは『岐阜放送ニュース』、三重テレビは『三重テレビニュース』に改題して放送)。
モバイル.nモバイル放送
NHKニュース(首都圏ローカルニュースを含む)や一部の番組を提供していた。

ほか、独立U局を中心に単発番組が放送されることがある。また放送番組センターを通じて教養番組の一部が独立U局で放送されることもある。

NHKの番組を配信するコンテンツプロバイダー

インターネット上での配信(配信実験も含む)について、下記にまとめる。

gooNTTレゾナント
『懐かしTVマニアックス〈NHK篇〉』を配信。NHKの映像資料からジャンルごとに1950年代から1990年代までの放送番組を紹介。NHKエンタープライズの協力。2006年2月6日から3月31日までの無料配信。
Screenplus (AII)
『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』『その時歴史が動いた』「NHKスペシャル宇宙 未知への大紀行』」『おかあさんといっしょ 』『はじめまして!』『ぐ〜チョコランタン』など。一部無料。
Yahoo!動画 (Yahoo!JAPAN)
『NHKスペシャル』『プロジェクトX』の一部シリーズ。NHKエンタープライズより提供。一部無料。
BIGLOBE動画 (NEC)
『NHKスペシャル』『プロジェクトX』の一部シリーズの再放送。NHKエンタープライズより提供。一部無料。
4th MEDIAぷららネットワークス
毎日モーツァルト』を、NHK衛星デジタルハイビジョン・NHK衛星第2での本放送の翌日に配信。定額課金。
GyaO (USEN)
『プロジェクトX』『チェルノブイリの傷 奇跡のメス』『NHKスペシャル』『未来への遺産』の一部シリーズの再放送。無料配信。NHK番組では異例のこととして、CMが挿入される(Gyaoの他番組と同じ扱い)。
BROAD-GATE 01 (USEN)
『NHKスペシャル 宇宙 未知への大紀行』第1-9集の再放送。高品質映像。
ShowTime(USEN・楽天
『プロジェクトX』他15作品。有料配信実験。
iTunes Music Store
ラジオ深夜便』のダウンロード販売。オーディオブックとして、1作品あたり700円。

『日経ニューメディア』(2006年2月17日号)は、ネット上での再放送によって「出演者が得られる分け前よりも、新たな番組制作によって得られる出演料の方が多い」ため、芸能界から敬遠される傾向があると報じた

国外の放送局との協力関係

NHKはアジアにおいて最大規模の公共放送事業体であり、アジア太平洋放送連合常任理事局である(会長職を海老沢勝二元会長、橋本元一会長が2代続けて務めた)。こうしたことから、特集番組ではアジアの話題を取り上げることも多い。JICA等の要請で発展途上国の放送技術援助に職員を派遣することもある。

放送事業以外では教育番組の国際コンクール「日本賞」やNHKアジア・フィルム・フェスティバルの主催者として、海外への認知度を広げている。

番組コンテンツ

以前から欧米を中心とした海外ドラマの放送が積極的に行われてきた。NHKが放送した作品の一例として『名探偵ポワロ』『大草原の小さな家』『ER緊急救命室』『シャーロックホームズの冒険』『ビバリーヒルズ青春白書』などが挙げられる。1990年代末からはアジア圏の作品も加わり、韓流の火付け役ともなる『冬のソナタ』『チャングムの誓い』などの韓国のドラマ、『北京バイオリン』などの中国のドラマも放送している。『デスパレートな妻たち』『アグリー・ベティ』『スター・ウォーズ クローンウォーズ』といったアメリカ発の人気コンテンツも引き続き多く放送されている。

日本と違い、海外における番組制作は制作会社やスタジオが主導権を持ち、海外販売権も放送局と切り離された代理店が持つことが多いため、NHKにおいてテレビ各局との協力関係の強弱は関係ない。個別の代理店からのセールスや版権を持つ制作会社の日本法人による提案販売もあれば、カンヌや香港、サンタモニカで開かれる国際的な映画、放送コンテンツの見本市での商談で購入することもある。ちなみに日本もNHKだけでなく民放や映画会社がコンテンツやフォーマットのライセンス販売を行っている。衛星放送のチャンネル増から民放だけでなくWOWOWやBS各局・CSチャンネルとの間でコンテンツの獲得競争が激しくなっている。1990年には国際メディア・コーポレーションが設立されNHKへの買い付けを行っているが「市場価格を乱している」という批判がある。

このほか、『プラネットアース』や『海』といった自然科学系のドキュメンタリーでは国際共同制作として各放送局が資金を出し合い、素材の共有で番組を作り上げることがある。自然、サイエンス系では世界的な撮影技術を持つイギリスBBCやナショナルジオグラフィックと協力することが多い。またレギュラー番組に購入作品を組み込むこともあり、過去の「生きもの地球紀行」などでは、タイトルはそのままで番組は購入番組ということもよく見られ、フィルムとVTRの映像が混在することも普通であった。

このほか自然科学以外のジャンルのドキュメンタリー番組を放送する『BS世界のドキュメンタリー』と題したレギュラー枠がある。アメリカABCとの共同取材『映像の世紀』という事例もある。

報道など

アメリカのCNNやABC、イギリスBBC、ドイツZDFARD、フランスF2中国CCTV、韓国KBSなどニュース素材交換の提携しており、BS1の番組では各局のニュースを同時通訳で放送している。CS等で視聴できる外国のニュース専門チャンネルを除けば、BS1は海外のテレビ報道をデイリーで通訳付きで視聴できる日本で唯一のチャンネルである。

アメリカ同時多発テロ事件アメリカ合衆国大統領選挙といった日本国外の重要ニュースがある場合、BS1では海外放送局(ほとんどはABC)の映像を通訳付きで放送している。1990年代にはABCテレビの深夜ニュース番組でNHKの記者がアジア関連の経済ニュースを伝えるコーナーがあった。このほか『PBSニュースアワー』といったニュース番組を放送している。

内部組織と組織改革

内部組織については以下のような問題点が内外から指摘され、組織改革が進められている。また、民営化計画もある。

人事制度の抜本見直し

NHKでは、従来、ほとんどの職員が入局時の職種を全うしていた。しかしそのことにより、それぞれの職域で「セクショナリズム」が跋扈し、組織全体の風通しが良いとはいえなかった。2009年度からの3か年中期計画において、この「セクショナリズム」を打破するため、人事制度が以下のように抜本的に改められた。

  • 東京本部に集まっていた流れを逆転させ、各放送局の人員を計50人程度増やす。7拠点局においてはコンプライアンス専門管理職を計20人程度新たに配置する。
  • 本部レベルでは報道記者、番組制作従事に人員をシフトし、技術職は、技術革新などを進めることによって人員増の抑制を図りコンパクト化する。
  • 他の職域は引き続き人員削減の対象となり、特に営業については一部で外部委託を強化する。
  • 高い専門性と幅広い視野の両立を図るため、若い段階から本人の希望によらない入局時とは異なる職種への異動を従来以上に強化する。

2011年に会長となった松本正之は、旧国鉄→JR東海時代“労務の鬼”として恐れられていたが、そのことが会長指名の理由ともなっていた。国会で職員給与の高さが問題とされたこともあり、NHKは2013年2月12日、「基本給1割カット」「給与水準の一部地域別化」「手当見直し」「管理職登用に試験導入」などの人事制度見直し方針を決め、経営委員会と労働組合に示し、同年4月4日に概ね労使合意に至っている。

役職定年制度

NHKの人事制度には「役職定年制度」がある。これは「一定以上のポストについた場合」「54〜57歳でその役職としての定年を迎える」というものである。その後は地位を維持したまま嘱託職となるほか、転籍した上でNHKエンタープライズやNHK出版、NHKテクニカルサービスなど関連団体へ“天下る”ことが多い。最長で65歳まで勤めることができるが、60歳以降については、一般の嘱託職扱いとなり、ポストも変わるケースが大半である。

アナウンサーの場合は、57歳が役職定年に当たり、この年齢に達するとアナウンスの一線を退くことになる。宮本隆治のように定年でNHKを退職する者や、松平定知のように定年後も嘱託として勤務を続けた者、あるいは完全に嘱託での定年(65歳)を超えてもなおシニアスタッフ(事実上専属的に番組出演契約を結ぶ)や日本語センターに転籍してアナウンサーの活動を続ける者もいる。

法令の改正により、60歳が事実上の定年となっている。この制度は子会社整理と絡み、次期経営計画で見直しの対象となっている。

企業年金と巨額欠損

NHKでは退職者向けの企業年金制度を運営しており、勤務年月などでことなるものの平均月12万円(2008年時点)とされている。しかし2006年度に年金積み立て必要額算定のための利率(割引率)を従来4.5%としていたものを2007年度では市場実勢に合わせた2.5%に引き下げたところ積み立て不足は前年度比2.4倍の2700億円に及び、さらに2008年度では約3300億円に増大、同時点での積立額約3000億円を超える事態にまで発展している。この問題に対してNHK側では15年計画で償却を進めているが、関係筋によると2007年度に約100億円、2008年度には約120億円が放送受信料収入から補填されているという。また労働組合側には確定拠出型年金への移行か確定給付型の維持を条件に現役職員への給付額を引き下げる意向を示したが、職員側からはOBの優雅な生活のためのツケをなぜ現職がとする不満の声も上がっているという。

関連組織への天下り

NHKエンタープライズをはじめとしてNHKには子会社・公益法人・関連会社が存在する。そのいくつかはNHK本体が営利活動が禁止されているため、営利活動を行うための「抜け道」として営利活動を行っているとして批判もある上に、本体を退職した元社員の天下り先となっているという指摘もある。

国家・政治との関わり

NHKは、予算や人事をはじめとして国会承認事項があり、国会の総務委員会や予算委員会等で、国会議員から質問されることもある。このように政治が国会を通してNHKに影響を与え得る構造がある(同じ公共放送の英国放送協会にはないとされる)ことから、政治との関わりが否定的に取り上げられることがある。

吉田茂を茶化すなどの風刺で人気を集めていた『日曜娯楽版』が日本の独立回復直後に打ち切りとなったことへの政治的な背景が臆測された。ただし武田徹は、同番組の放送作家三木鶏郎が政治風刺に飽きたことが打ち切りの原因として政治的な影響を否定している。

1976年、NHK会長であった小野吉郎が、ロッキード事件で逮捕され保釈中だった田中角栄を見舞ったことは、小野を引責辞任に追い込むスキャンダルに発展した。

2004年に『週刊現代』が、NHK職員の中に国会議員や閣僚経験者の子弟が少なくないことを報じている。

2008年の9月に行われた自民党総裁選関連の話題を、NHKが連日に渡り長時間報道したため「総裁選報道が長過ぎる」といった抗議が多数寄せられた。その中でNHKの意図を尋ねるため電話していた女性に対し、視聴者コールセンターの対応責任者が、「はいはいはい、分からないんですか。自民党のPRですよ」と発言していたことが明らかになった。

イギリスの日刊紙「タイムズ」は2014年10月17日付の記事において、NHKは編集の独立性を放棄していると批判的に報じた。同紙が入手した内部文書によると、NHKの英語版担当記者らは最も論争の対象となっているいくつかのテーマを報道するに際して、安倍晋三政権の政治的立場を反映したフレーズを用いるよう指導されており、また南京事件従軍慰安婦中国との領土問題への言及を禁止されているという。

籾井会長(当時)の政府との癒着発言

籾井勝人会長(当時)は、2017年の1月19日に行われた任期最後の記者会見において、NHKと政府の癒着関係の一つや二つはあるという趣旨の発言をした。

軍用地所有

2009年5月、東京・赤坂アメリカ軍基地・『赤坂プレスセンター』の敷地の一部をNHKが保有し、40年以上も国に対し賃借してきたことが判明した。歴史的経緯によるものとされるが、報道機関、さらにはNHKそのものの中立性との整合性の面で、論議となっている。

原発問題

2012年11月28日、『クローズアップ現代』「“ジャパンプレミアム”を解消せよ〜密着LNG獲得交渉」に対する出演を日本エネルギー経済研究所顧問の十市勉に依頼。事前の打ち合わせにおいて、「(1)LNG調達方法の多様化(2)LNG代替手段の確保のために原発再稼働や石炭火力の活用(3)制度改革で発電市場の競争の促進」の3点を指摘したところ「番組に出演するには意見を変えて頂くことになる」「原発ゼロを前提にどう価格を引き下げるかを趣旨にしている」とディレクターが主張。チーフプロデューサーがその後、「総選挙前」であり放送の「公正・中立」を考慮したと釈明したものの「中立」に対する説明がないまま出演ができなくなった。

その後、2014年1月30日放送のラジオ第1『ラジオあさいちばん』では、コーナー出演の予定だった外務省元主席事務官で東洋大学教授の中北徹脱原発の立場での事前原稿の変更を要求され、出演を取り止めた。前日にNHKに原稿を送ったところ、担当者から「(2014年東京都知事選挙の)投票行動に影響を与える可能性があるのでやめてほしい」と言われ、これに対し中北は「特定の人を応援しているわけではない」と回答。さらに「原発ゼロでも経済成長が実現できる」との表現を変更することを提案したが、局のラジオセンター長から「選挙が終わったらゆっくり語ってください」と言われ出演を見送った。これについて、毎日新聞社説を出して「これはNHKの過剰反応だろう」「反対の考え方を詳しく紹介するなど、番組内でバランスをとる工夫はいろいろとできる」と論じた。

天皇陛下のお言葉

2013年12月23日、天皇陛下80歳の誕生日にあたりお言葉が発表され、NHKはお言葉を編集した上で放送した。この件に関して、NHKは憲法改正を進める安倍政権に配慮して、憲法に関する部分を恣意的に削除して放送していると批判された。

受信料制度・未払い問題

1973年、朝日新聞記者の本多勝一が『NHK受信料拒否の論理』を発表し、視聴者が視聴するかしないかを問わずに一方的に料金を先払いで徴収すること、NHKの無責任な組織体質、無責任などを指摘したうえで、公共放送としてのNHKを改善するためには受信料拒否という方法があると主張した。

2000年代以降、相次ぐNHKの不祥事で受信料の不払いが増加していることから、今後の受信料のあり方について、国会や与野党、総務省などで議論されている。他方、2006年にNHKは受信料未払い問題に対して簡易裁判所に対する支払督促の申し立てを行っており、未契約者に対しても民事訴訟をできるだけ速やかに実施すると発表している。ただしこれについては、「不適切なやり方ではないか」という見方もある。

受信料を巡る訴訟

  • 2007年 - 元職員がケーブルテレビ加入で、勝手にNHK-BSが観られるようになって、高い受信料を請求されているとして、請求を止めるよう訴訟を起こしたが、訴えは退けられた。
  • 2009年6月23日 - NHKが受信契約締結と受信料の支払いを拒否する埼玉県内のホテルに対して142万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。7月9日、会社側が訴訟で求めていた全額の支払いに応じたため、NHKは提訴を取り下げた。
  • NHKは東京都練馬区の男性と江東区の男性に対し、放送受信契約を結んでいるのに受信料の支払いに応じなかったとして、未払い分の支払いを求め東京地裁に提訴した。2009年7月28日、同地裁はNHKの請求通り男性2人にそれぞれ8万3400円ずつの支払いを命じた
  • 2014年9月5日 - 最高裁判所の第二小法廷にて、NHK側は受信料の請求債権が10年であるという主張をした。しかし鬼丸かおる裁判長はNHK側の上告を退け、「5年で時効」とする判決を下した。この5年時効の確定判決は、最高裁判所としては初の判断である。この最高裁による確定判決により、5年以前に遡った受信料は回収不能となり、未払い受信料のうち最大678億円が回収不能になる見込みである。
  • ワンセグ機能付きの携帯電話については、埼玉県朝霞市の大橋昌信市議(NHKから国民を守る党の党員)がワンセグ機能付きの携帯電話を所持しているだけが、東京高裁で逆転敗訴。また、同様の裁判は2018年6月現在で5件あり、そのすべてがワンセグ所有者は受信料を払わねばならないとする判決となっている。

広告・商業主義

NHKは放送法によって広告放送で収入を得ることが禁じられているが、特定企業を宣伝しているかのような内容の番組が放送されているとの批判がある。その代表格であった『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』では、2004年に開催したイベント「プロジェクトX21」でNHKが番組で取り上げた企業に資料の提供と「協賛金」を要請したと報じられた。このほか土曜ドラマハゲタカ』を東宝と映画化して展開する、インターネットでの有料配信「NHKオンデマンド」を始めるなど、受信料外収入以外にも収入があることが明らかになっている。

なお、フランス、イギリス、アメリカ合衆国、韓国、ドイツなどの海外の公共放送では広告収入は認められている。

2004年9月、当時NHK会長の海老沢勝二が国会に参考人招致された際、中村哲治民主党参議院議員)が、「もはやNHKが芸能番組を放送する意味はない。巨額のお金が動く番組を作るから、こういう不祥事が発生するのでは」と問い質したが、NHKの録画中継では全部カットされた。海老沢が呼ばれた総務委員会を生中継せず、NHKに不利な質問を全てカットしたものを深夜に放送した。実際、NHKは既存民放番組に対抗姿勢を打ち出した番組を制作することもある。

視聴率との関係

受信料で成り立つNHKは「視聴率に左右されないテレビ局」を謳っているが、NHK以外のメディアにおいて「NHKも民放と同様、あるいはそれ以上に視聴率を意識している」との見解が示されているか、またはそれを前提とした報道・評論がされている例も多い。また、かつてNHKの気象情報に出演していた気象予報士タレント半井小絵は、「チャンネルを変えられないようにとの指示が出ていた」と証言している。

番組内容に関する批判

韓国人氏名の呼称問題
かつてのNHKでは、ニュース内で韓国人名を日本語読みしていた。これを「人格権の侵害だ」と主張する北九州市在日韓国人(牧師)が、1988年にNHKを相手に、謝罪広告の掲載と、1円の慰謝料支払いを求めて提訴した。しかし最高裁は「日本語読みは当時、慣行として成立しており、NHKが牧師の人格権を侵害するなどの意思があったとは認められない」と、韓国人側の請求を退けた。現在はハングル読みに改められている。
番組改変問題
2000年代にはETV特集番組改変問題を巡り、取材を受けた市民団体「戦争と女性への暴力」日本ネットワークから放送結果から「取材される際の期待を裏切られた」と損害賠償訴訟を起こされ、国家・政治とNHKの関わりが報道などで問題提起された。2007年の控訴審判決で東京高裁はNHKに200万円の賠償を行うよう命じたが、2008年上告審で最高裁は原告の請求を退ける判決を下した。
NHKスペシャル シリーズ 「JAPANデビュー」
2009年4月5日、6月25日放送の『JAPANデビュー アジアの一等国』」の内容について取材対象となった現地の台湾人・パイワン人、保守系メディアと視聴者、大学教授らが「放送法などに反した番組を見たことで精神的苦痛を受けた」として訴訟を起こした。また、在台日本人の団体からはNHKに日台交流に支障をきたす恐れがあるとの意見書が出された。国会では公共放送のあり方について考える議員の会が設立された。
抗議活動を受けて、当時NHK会長の福地茂雄は5月14日「番組に問題はなかった」と述べた。しかし、台湾人出演者からの抗議はないとした宣言文をホームページに掲載すると同時に、プロデューサー等を台湾に派遣し、NHKが作成用意した本件については不問に付しますとする文書に、署名捺印するよう求めたという。
佐村河内ゴースト問題
2012年11月放送の『情報LIVE ただイマ!』が「交響曲第1番HIROSHIMA」大ヒットのきっかけとなり、NHKスペシャル『魂の旋律〜音を失った作曲家〜』などでも反響を呼んだ、佐村河内守の曲が、新垣隆による作曲である事が『週刊文春』の報道で判明した。TBS系列『筑紫哲也 NEWS23』などを手掛けたTBS出身のフリーディレクター古賀淳也が数年間も取材しており、「確かに共同制作者的な存在はいる」とゴーストライターの存在を認めていた関係者も存在し、問題化した。

著作権を巡る訴訟

2009年、札幌市写真家が撮影した風車の写真を無断でニュースに使用したとして、写真家から著作権侵害の賠償を求めての訴訟を起こされた初公判は2010年に開かれた。

その他

職員のプライベートについては一切答えない姿勢を貫いている。この背景に関しては、ある報道番組を担当していた女性アナウンサーがその番組の中で婚約を発表したことに、NHKの上層部が激怒し、これをきっかけに該当部署が締め付けを強化したためではないかとみられるが、真相は明らかになっていない。

アナウンサー以外の過去に在籍した人物

男性

政治家

男性

NHK番組出身のキャスター

NHK局員ではないが、NHKと専属契約していたキャスターを取り上げる。

女性

外部リンク

  • - NHKが使用している外部サービスのアカウント・公式アプリ一覧
  • NHK関連団体公式サイト
  • 『テレビジョン』《》 - 『科学映像館』より。1952年にNHKの協力を得て製作された短編記録映画。日映科学映画製作所制作。
    テレビジョン動作原理の説明と共に、テレビ本放送開始(1953年2月1日)を前に緊迫したスタジオの様子や当時の機材類などが映し出されている》

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5つ星のうち 5.0カットできました

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値段は高いが受信したくないので満足。

先日、NHKの番組表で歴代ガンダムの特番を発見した。
なぜNHKで民放のアニメ特番を長時間(4、5時間位だったかな?)放送する必要があったのか、
甚だ以って疑問に思う。
いや、異常だと思います。
NHKは過去には、横領、不正発注、徴収員による受信料の横領、殺人事件など、ニュースに多々放送されており、
一般法人であれば、解散または、破産に至っている。

放送法で得られた既得権益の受信料が、悪の権現だと真摯に思う。


まず、この既得権益の解体から根本治療すべきだろう。

具体的には、民法のCSで行っているスクランブル化を導入する。
契約者のみスクランブル解除。
これであれば、受信者は納得し受信料をしはらうだろう。
是非、公正な取引形態を構築してほしい。

現在のハードであれば、スクランブルは比較的簡単にできるので、受信料を収めている先のみ、スクランブル
解除する等の作業もさほど費用はかからないだろう。
現状、受信料徴収にかけている年間費用は700億を超えているそうなので、訪問徴収員の人件費がなくなる事を
鑑みると無駄がなくなり、公明正大な取引になると言えよう。

以前は教育番組などは僻地教育に必要である事から、必要な公機関ともいわれていたが、民間でネット大学を
運営する時代になり、NHKが教育番組を提供する行為は時代とともに不必要なものになりつつあることに気が
付かない愚かさに悲しくなる。

先般、ネット民からも受信料を徴収するとした草案が発表されていたが、特定の受信ソフトとIDを入れることで
受信できる仕組みになるそうだが、申込み者は、きっと集まらないだろう。
現在、受信料を払っている先は、追加の受信料は発生しないので、既契約者が利用するだけで、受信料の増加は
微々たるものになりそう。
また、放送をネット配信することで、ネットワーク負荷がかかり、純粋なネット利用者にしわ寄せが行くのは
目に見えている。
ネット配信はやめるべき。 くだらない番組のネット垂れ流しは、避けてほしいですね。

電話して技術的な問題や疑問点、及び現状の自宅の環境に対しての改善策に相談にのって答えて頂き有り難う御座いました。おかげで問題は全て無くなり正常にNHKのみをカット出来ました。なお、法的には観れなくしても何の意味も無い事は重々承知の上で購入して取付けカットして居ます。私はNHKに対してグレーな観れるけど観て居ないでは無く、ハッキリと観て居ない物は観て居ない。わざわざ高いお金を払い購入してでもカットしてハッキリと観ないと自分の意志表示の為に取り付けました。例え取り付けても後日、視聴料を払う事に成っても人として嘘をついてまでタダで観ようとは思いません。

ちゃんと観れなくしてから訪問人にNHKは観ないとハッキリと言いたい。 環境ですが、アンテナからブースターを通り先の分配器のINの所に取り付けると、どうしても各部屋にあるテレビやブルーレイレコーダーによって正常にカットされる物とカットされない物があるので悩んで居たのですが話をして判断の結果、以下の様になりました。アンテナから外壁のボックスの中にあるブースターに繋ぐ前にイラネッチを間に入れる。つまり、アンテナからイラネッチを通りぬけてから電源付きブースターを通り、屋内に入り分配器に繋がり各部屋に別れて各部屋にあるテレビやレコーダーへと繋げれば全ての機器でNHK放送が正常にカットされます。これは分かりやすく言えばブースターを通ってからだと電波が強すぎてイラネッチでカット仕切れない電波がテレビに依ってはブースター機能の高い物があり、再びブースター機能が働き電波が高くなり、映ってしまう。そしてブースターの無いテレビはイラネッチで電波が充分に落とされ正常にカットされる。だから部屋のテレビによって写るものと映らない物が出るらしい。一方、ブースターの手前でイラネッチを付けると、ゼロを増幅してもゼロはゼロの為にイラネッチで充分にNHKをカットしているのでゼロ。結果、各部屋ともに全てのテレビのNHKが正常にカットされるそうです。成功しました。ただ、ブースターの手前だと屋外の外壁のボックスの中に取り付ける事に成るので充分にイラネッチを防水して発泡スチロールなどでくるみ、暑さ寒さから守る必要があるとの事。正常にカット出来ない方が居たら一度、試されては如何でしょうか?以上です。

欲しい者が出費して視聴するのが経済の原則なのに、見たくない者がお金や労力を掛けなければ、拒否出来ないと言うのはどう考えてもおかしい。 電気、ガス、水道、電話でさえ使用しなければ料金は掛からないのに、なぜNHKだけがゆるされるのか? 水道の蛇口を付けたら、使ってなくても料金を払えと言ってるのと一緒。 私はイラネッチケーをアンテナ基部に取り付けて、金属の接合部にドリルで穴を開け、そこに金属のボルトをネジ込んだ後で、ネジの頭をカットして面一になるまで削りました。 これで、ボルトはクサビになり回すことが出来なくなったため、取り外すにはアンテナを破壊しなければなりません。

NHK 100分 de 名著 河合隼雄スペシャル 2018年 7月 [雑誌]

5つ星のうち 5.0こころの名医を求めて

(参考になった人 8/8 人)

かつて実家の書棚に在った河合隼雄著『ユング心理学入門』と
河合隼雄・谷川俊太郎共著『魂にメスはいらない』の2冊を思い出し、
私自身は読んだことがなかったので、抜粋部分を読み感激しました。
特に“魂にメスはいらない”というタイトルはずっと心に刻印されていた言葉でもありました。
読んだことがなかったのは、臨床心理学に対して懐疑的だったからでした。
「本当に役に立つのだろうか。」と思っていたからです。そのため、
私は人間理解を映画や文学など芸術に求め、そこから漸進していったという心の軌跡がありました。


しかし、このNHK番組で故ヴィクトール・フランクルViktor Frankl及び諸富祥彦氏や神谷美恵子といった
心理学者の著述に出会い、心の回復を体感してから、見方が変わってきました。

今回は、御子息の河合俊雄氏の名解説により、
私が今まで息子の不登校ケアとサポートに携わった
8年間にわたる24時間365日の臨床経験から
謂わば経験則から導き出された技法と一致する部分が分かり、
故河合隼雄氏や故カール・グスタフ・ユングCarl Gustav Jungや
故ジークムント・フロイトSigmund Freudら臨床心理学者たちと
ひとつの節目となる邂逅となりました。

“クライエント(来談者)が紡ぐ物語に耳を傾け、
隠されたプロットを共に辿っていくのがセラピストの仕事。
大切なのはそこに勝手な解釈をはさまないことです。
河合隼雄の臨床は、本人も繰り返し本人も強調してるように
「何もしない」ところに一番の特徴があります。
何もしないことで器を提供し、
クライエントの自己治癒力やその結果として起こることに対して、
彼は常にオープンであろうとしていました。”(本書8頁より)
要諦として最も共鳴した点です。
しかし、肝心なのは「見守りか見殺し」か。
何もしないことは、ネグレクトneglectにもなり、
最悪の場合は、これは都合の良い詭弁として職務懈怠の常態化を助長します。
違いは実効性が有るか無きか、明白です。
当事者(クライアント)に負担がかかり疲弊していく、
つまり時間がかかり慢性化する恐れもあります。
だから、「何もしない」という技法は資質と才能が求められ、
心の看護や治療、心で回復させ治癒していく、それゆえ、この分野は特に
職務態度が職業能力の専門性の担保であり、職業倫理と不可分、
一言一句及び一挙一動に注意が払われたものを提供しなくてはならないという
職業的自己研磨が最も必要とされる職種です。

夢分析など共感できる部分のなかったジークムント・フロイト Sigmund Freudに関しても、
Webで調べた範囲で、除反応(Abreaktion)及びお話療法という
知り得て、大変有意義でした。
息子の不登校時の行動様態から、不登校生徒と親の体験談を聴き集め、
殆ど同様の症状を呈していることを把握しました。
不登校に至る原因や要因に、共通していることが、
まずいじめに起因していることが多かったことで、
それ以外でも、子供が原因を上手く大人につたえる事が出来ない、
つまり言語化できないことにあります。
そして、言語化できないひとつには意識化できない場合もあるということです。
何が起きているか子供がよく分らない場合、
悪意を受けたということは体が直観で感知しているがゆえに、
学校へ行けなくなるわけです。
深刻な場合、本人は話せなくなります。一番重い原因を話した後は、
すっきりとして回復してゆく息子の姿を見てきた私が、
傾聴という技法が、スキルskillであると実感した経験の日々でした。
傾聴が出発点であり、その先に共感-受容-支持と開いていくのであり、
「傾聴か聞き捨てか」という分水嶺はどこにあるのか?
傾聴が、故カール・ロジャースCarl Ransom Rogers氏の来談者中心療法の
主軸であることを体感したものです。

“絶望の果てに光がある
・・・
どんな時も、人生には、意味がある。 ・・・
「何か」が、あなたを待っている。
「誰か」が、あなたを待っている。
・・・
絶望の果てにこそ、光が差し込んでくるのです。
・・・
「あなたがどれほど人生に絶望しても、人生があなたに絶望することはない」”
(諸富祥彦著「NHK 100分 de 名著 フランクル『夜と霧』から抜粋抄)
なぜか必ず心を立て直す、これほど臨床研究に裏打ちされた言葉はありません。
これが専門家の力量、言葉の処方です。

“・・・人間の病気をなおす医者が人間の身体について知っているように、
われわれ心理療法家-ユングは好んで、こころの医者(Seelenarzt)と呼んだが-は、
心について知らなくてはならない。”
(本書12頁、河合隼雄著『ユング心理学入門』の引用部分から抜粋)

故カール・グスタフ・ユングCarl Gustav Jungの祥月命日(1961年)に。

興味深い点もありますが、こじつけっぽく感じる点も多いです。

p.110では、近現代人は「進歩」の図式を提供する直線的段階的な過程の理論を受け入れやすく、それに対して、仏教は「そもそも始めとか終わりなどというものがなく、すべてがすべてのままで、全体としては不変という世界の姿」を見せてくれると述べていますが、これは大乗仏教での覚りの内容のことでしょう?覚りに至る修道過程については、原始仏教でも大乗仏教でも直線的段階的な過程の理論はあり、特に原始仏教では、完全な煩悩解脱に到達した阿羅漢は「もはや学ぶべきことのない者」という意味で「無学」と呼ばれています。

「全体としては不変」という世界のあり方については、科学でも「エネルギー保存の法則」など、似たような考え方があり、世界には変化する面と変化しない面があるという点は仏教も科学も同じです。

p.112では、今昔物語集の「信濃国の王藤観音、出家の語(こと)」という仏教説話が引用されています。ある村人が、武士の姿をした観音がやってくるという夢を見た後、本当に武士が傷を治すためにその村に湯治にやってきて、夢の話を聞いていた村人たちがその武士をしつこく拝むので、武士は「自分は観音なのだ」と思って出家したという話です。河合隼雄さんはこの話を根拠に、「日本の中世の人の「私」は、他との区別もほとんどなく、自も他も融合しているほどの存在として受けとめられていた」と述べていますが、武士が「自分は観音なのだ」と思ったのは、村人の夢を仏の導きのようなものとして解釈したからであって、自他の区別がないわけではなく、夢と現実の区別がなくなっているわけでもありません。「他人」の「夢」の中の話であることは理解した上で、その夢を仏の導きと解釈しただけです。
旧約聖書の創世記37:5-11では、ヨセフが見た夢の中に登場する太陽と月を両親が自分たちのことだと解釈した話があります。他人の夢の中に登場するものを自分のことと解釈する話は世界中にあるはずで、日本だけのことではありません。そして、それは自他の区別がないことを意味しているわけではありません。

p.120-121では、「クライエント(患者)との人間関係を、非個人的な水準にまで広げてもてるようになると、その底に流れている感情は、「いとしい」という感情も混じった「かなしみ」だ」という河合隼雄さんの見解について、仏教学者の末木文美士(すえきふみひこ)氏が、「なぜ「かなしみ」なのか、必ずしも十分に説得力のある説明はない。理屈ではなく、意識の底の底に沈みこんだとき、河合が掘り当てた水脈なのだ。」と述べていますが、仏教の影響という観点から考えると、「「いとしい」という感情も混じった「かなしみ」」というのは仏の「大悲」という言葉の影響と取れますので、心理療法の実践体験から出てきた考えというよりは、その体験を「大悲」の概念から解釈したものと考えられます。
「大悲」は部派仏教では神格化された仏陀だけが持つ徳性とされていましたが、大乗仏教では、その神格化された仏陀の観念を継承しながら、「仏性」はすべての人に備わっていると考えるようになったので、河合さんは、そういう思想に基づいて、「仏性」としての「大悲」を人間の非個人的(普遍的)な無意識の奥に見ようとしているのではないかという気がします。しかし、釈迦が神格化される前の原始仏教では、「悲(あわれみ)」は四無量心(慈・悲・喜・捨)の一つに過ぎず、特別重視されていたわけではありません。神格化の過程で重視されるようになった「大悲」が万人の心の底にあると考えることは果たして妥当でしょうか?仏教を取り入れるなら、密教で即身成仏の境地とされる「大楽」を万人の心の底に見ることも可能です。実際、瞑想を長くやっている人は「すべてが美しく見える」というような体験をする人がけっこういるそうです。仏性や覚りの本質をどうとらえるかはいろんな説があるわけですから、まず一つ一つの説を批判的に検討する必要があると思います。

5つ星のうち 5.0本物だった

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河合隼雄氏が臨床心理士会のトップだった頃に臨床心理の先生にお世話になった。
隼雄氏が行っていたのと同じただ聴くだけのカウンセリングだったが、治る時は怒濤のように治っていく。
一緒になって心の闇にいてくれる。手を差しのべず、ただ待つ。心の曖昧さによる混乱もただ聴くだけで待つ。クライアントの自力で治ることを信じて。何がそんなに苦しがらせるのかを自分で気づかせるために。カウンセラーは灯台の役割と言うべきか。
時間はかかるが本物だと思う。所詮、人間は曖昧な心の持ち主だから、曖昧な人間の関係で傷ついたものは曖昧な人間の関係で治していく方が心には自然なのかもしれません。
ただ、聴くだけのカウンセリングは時間がかかり過ぎて、今は下火のようですね。

NHKラジオ ラジオ英会話 2018年 8月号 [雑誌]

「NHKラジオ英会話」は高校生から社会人まで幅広い方が対象とした講座です。具体的には簡単なダイアログを例に文法事項を学習していく構成となっております。今月号は修飾語句を学習します。簡単なような難しい修飾語。修飾語の置き方を間違えると正しい文型から外れてしまいます。きっちり学ばないといけない項目です。
8月になりました。今年の夏は暑くて外に出ることも危険な状態です。家にいてやることがなければ本講座を聞くことも一計ではないでしょうか。わずか15分ですが、学習項目が凝縮されています。またBONUS PRACTICEが本誌には掲載されております。この夏は本誌・本講座を活用して、英語を吸収していきましょう。
高校生はもちろん、英語から離れて忘れてしまった社会人にオススメです。

限定詞「a」と「The」の回を偶然聴きました。 すごく分かりやすかったのでびっくりしました。 そして今月の形容詞と副詞。 「何を」勉強しているのか? が明確で、初級者(当方TOEIC600)のかゆい所に手が届く大西先生の解説には感動すら覚えます。 英語の語順を初めとした英語感覚(それを文法といって良いのかもしれません)を鍛える講座です。 いままで、いくつかの講座にトライしてきましたが、今年のラジオ英会話は次元が違う。 ラジオ聴かなきゃ、ではなくラジオ聴きたい! と思わされました。 ついていきます!!

7月終わりのこと。 ある大型書店におき、山積みの特集コーナーが設置されていたNHKラジオ英語講座群のうち、本テキストだけが数日後売り切れになっていました!! ご自身のブログで「セミ」の話題の際、(昆虫が苦手な方のため)セミ画像にフィルターをかける気配りをお持ちの大西先生。 そんな先生のお人柄もにじみ溢れた講座ゆえ、こうした人気になっているのだと思います(笑)。 NHKラジオ英語講座は、杉田敏先生と大西泰斗先生のお二方:2大巨頭の君臨で、学習者にとってこれほどありがたい環境はありません。

NHK 趣味どきっ! 続・体が硬い人のための柔軟講座 2018年 6月~7月 [雑誌]

NHKのテレビ講座を観てる方はもちろん、下記のように、観てない方でも分かりやすく実践できる工夫がされています。

①部位ごとに目安となる秒数や回数が示されている。
②部位によっては、2種類から効くほうを選択することが可能。
③正しい方法はもちろん、やりがちなミスも紹介している。

各章でそれぞれ異なる部位についてのストレッチが紹介されています。手始めに冒頭から4つの章のストレッチを試してみましたが、スマホ多用&デスクワークの私には「首」「背中」のストレッチは効果てきめんでした。

特に背中の章で紹介されている、壁に手を突いて腰を突き出すあのストレッチ。身体の側面が全部伸びるのでめちゃめちゃ効きます。自分に合うストレッチが見つけられただけでも、この本を買う価値があったと思います。ありがとう中野先生。

言うまでもなく毎日全てのストレッチに取り組むのが理想だと思いますが、私はなかなか続かないため、張りに気付いた時や作業の合間に「あのストレッチだけはやろう!」といくつかのストレッチを実践しています。冊子の最後には持ち歩けるサイズのストレッチカードが付録でついているので、覚えるのに自信のない方はこれを持ち歩いたり、携帯カメラで撮っておいて出先で参考にするのが良いでしょう。

5つ星のうち 5.0とても良いです!

(参考になった人 5/5 人)

テレビで見ながらやってました。 ちょうど坐骨神経⁈のところが痛かったのですが、かなり良くなります。 あとは、自分がコツコツとやるだけ。 この暑さの中で動くのは苦手だから、家の中で出来るのは、ありがたいです。 最終回に藤井さんが泣いてましたが、確かに中野先生は、分かりやすいし優しい先生ですね。 DVD付きの本もあると嬉しいです。

本だけ見てもなんとかですが、番組を録画してちゃんと説明や実際の動きを見た方が確実だと思います。 DVDとか買った人はインターネットで見られる動画とかあれば良いのに。 絵よりも動きがあるもので売って欲しいです。 番組を見た人でしっかり思い出すために買うなら良いと思います。 運動自体は番組を見てやりたかったので買いました。

NHKラジオ 実践ビジネス英語 2018年 7月号 [雑誌]

5つ星のうち 4.0使いやすいです

(参考になった人 0/0 人)

初めての人は少しまごつくかもしれませんが、慣れてくるとすぐに解らないところを検索でき読みやすいです。 更にキンドル独自の辞書の機能も使うことが出来、便利です。

5つ星のうち 5.0実践ビジネス英語

(参考になった人 2/3 人)

日課として聞いています。 何年も聞いていますが、やっぱり難しいです。 でもそれだけ、やり甲斐がありますね。

短期ながら英会話スクールに通っていたため、いったん本講座から離れました。 3ヶ月ぶりに戻ってきて感じたのは…トピック、英語レベルなど、いずれもが「噛み答えのある」内容で、通学制の英会話学校以上に効果があること。 例えば、 ★昨年4月のビニエットが(私には)「ドンピシャ」で、今でも復習しているくらい。 ★ふだんの会話で使える表現が、たくさん盛り込まれている。 何より、Heatherさんと杉田敏先生のコンビが最強です。 これほどまでに完成されたラジオ講座は、最初で最後だと思います。

NHK』の解説 by はてなキーワード

日本放送協会

Nippon Hoso Kyokaiの略。

英文名称として"Japan Broadcasting Corporation"も用いられる。

歴史

NHKの前身である東京放送局1925年3月22日に日本で最初のラジオ放送を開始。翌1926年には東京名古屋大阪の3つのラジオ局を統一して、社団法人日本放送協会設立された。

1950年放送法制定に伴い特殊法人化されると、NHKは全国津々浦々に放送網を敷くことを明確に義務付けられた。1953年2月1日にはテレビ放送を開始。現在ではNHK総合テレビジョンNHK教育テレビジョンNHK Eテレ)、NHK BS1NHK BSプレミアムNHKラジオ第1放送NHKラジオ第2放送NHK-FM放送、の計7つの波で放送を行っている。

サイマル放送中の地上デジタル衛星デジタル、また独自放送である日本国外向けの国際放送を含めると射出中の波の数は更に拡大する。)

2006年10月よりVICSと合同でデジタルラジオも開始予定。

組織

NHKの年間予算は6700億円、職員数およそ1万2千人。「関連団体」と呼ばれるグループ企業・団体は35を超え、グループ全体の社員は2万人を超えるといわれている。グループ全体での事業内容は放送に止まらず、出版・デジタルコンテンツ・教育・イベント企画・技術開発など多岐にわたり、NHKは単体としてもグループ全体としても名実ともに「世界最大の放送局」となっている。

現在NHK経営のトップである会長職にあるのは、松本正之氏(第20代会長・2011年1月〜)。

運営

NHK放送法によって設置することが規定されている特殊法人である。

放送法では、テレビ受信機を設置した者に受信料の支払いを義務付けており、NHKの運営はこの受信料収入と番組販売等の副次的収入によって行われ、国家予算などからの収入はない。国家や大資本からの金銭的影響力を背景としないこの運営方式は公共放送と呼ばれている。よって「国営放送」という表現は誤り。(採用面接で「国営放送」と言ってしまうと門前払いを食らうという噂があるが真偽は不明)

また、NHKの年間予算は放送法に基づき国会(総務委員会)の承認が毎年必要である。なお放送行政監督官庁総務省(旧郵政省)である。

その他

現在、NHK放送センター東京都渋谷区神南にあり、NHKホールが併設されている。周囲には明治神宮代々木公園代々木オリンピックプラザ(国立代々木競技場)、SHIBUYA-AXSHIBUYA BOXX、SHIBUYA@FUTURE?などがある。1973(昭和48)年に現在の地に移転するまでは千代田区内幸町が所在地だった。

NHK大阪放送局は、大阪市中央区大手前4丁目にある。NHK大阪ホール大阪歴史博物館が併設されている。官庁街であり、周囲には府庁、府警などが建っている。かつては馬場町に旧館が建っており、歴史的建築物としての評価もされていたのだが、老朽化のため、新館建設に伴い取り壊された。地方拠点局は他に、NHK札幌放送局NHK仙台放送局NHK名古屋放送局NHK広島放送局NHK松山放送局NHK福岡放送局がある。

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