敬語のまとめ情報

敬語』の解説

敬語(けいご、)とは、

主体(書き手、話し手など)とその相手(読み手、聞き手)やその話題中の人物との社会的関係(親疎、権力の大小)と態度を表す言語表現である。ポライトネスを実現する手段の1つであり、狭義には体系的に文法化されているものを指すが、広く敬称などの語彙的表現を含む場合もある。

敬意(敬遠)の対象

Shibatani 1994が分類したように敬語が表現する敬意(敬遠)の対象は少なくとも3つある。

話題中の人物(素材敬語)

尊敬に対応する謙譲語を持つ言語もある。タイ語や朝鮮語、日本語の謙譲の一人称代名詞や動詞謙譲語などがある。尊敬語と謙譲語は同時に用いられる場合もあり、この場合、動詞の主語と目的語が同時に敬意の対象となっている(チベット語や中古日本語など)。

聞き手(対者敬語)

敬称の二人称代名詞は素材敬語であるとともに対者敬語でもある。そのほかに以下のような聞き手に対する敬意を表す形式がある。

その場にいる人(回避体)

話の聞こえる範囲に「タブー」の親族や上位者がいるときの表現。義母語や義兄語などが知られる。例えばオーストラリアのには異性の義理の親などタブーとされる親族のいるところで使うスタイルが存在する。

敬語の方法

さまざまな言語に共通してみられる敬語の方法は行為や行為者を直接に指示しないことである。

  • 行為者の代わりにその人物がいる場所を指す名詞や指示詞を用いる。
  • 人称を変える(二人称を三人称にするなど)。
  • 単数を複数にする。
  • 標示を変える(「天皇」→「天皇陛下おかせられては」など)。
  • 受動態を用いる。
  • 迂言法を用いる(1語の動詞「読む」を「お読みになる」のように複数の語で表す)。

言語における敬語の違い

日本語などでは複雑に体系化されているが、ヨーロッパ近代語では日本語ほど体系的には使われていない。ヨーロッパ近代語に敬語があるかないかは敬語の定義次第である。敬語を広く「人物間の上下関係や親疎関係を反映した言語表現」と定義すれば英語で丁寧な命令文にpleaseを付ける例を始め学校生徒教師軍隊兵士上官に対する応答の文末にsir/madam(ma'am)を付ける例、2人称代名詞の敬称(動詞の活用も3人称など本来の二人称形と異なる形を用いる)が存在する例などヨーロッパ近代語にも敬語がある。英語の二人称代名詞であるyouももともとは敬称であった。英語話者が家族であろうと親しい友人であろうと常に本来敬称であったyouのみを使うようになったためにyouが敬称としての意味を失い、敬称でない形のthouが忘れ去られるに至ったものである。しかし、現代共通日本語のように「人物間の親疎関係や上下関係を反映した言語表現が体系的に文法化された形式」をもつものに限って定義すればヨーロッパ近代語には敬語はないことになる。

日本語における敬語表現

一般的には敬語を尊敬語謙譲語丁寧語の3つに分類する。日本語学においてはさらに丁重語美化語を立てた5分類が多く使われている。文化審議会相手に対する配慮文化審議会2007年に尊敬語・謙譲語I・謙譲語II(丁重語)・丁寧語・美化語の5分類にするという敬語の指針を答申した。また、敬語は「古代から現代に至る日本語の歴史の中で、一貫して重要な役割を担い続けている」とし、現代においても人と人との「相互尊重」の気持ちを基盤とした「自己表現」を表す意味において重要な役割を果たすとした。

敬語にはその性質上、話題中の人物を高めるもの(素材敬語)と話し手が対面している聞き手を高めるもの(対者敬語)があるが5分類は従来の3分類を元に両者を区別することで定義されたものである。また、本来丁寧語の一部である美化語は「敬語」からは外されることが多い。中学校では3分類で敬語の学習をしているほか、常体敬体についても学習している。

尊敬語

話題中の動作や状態の主体が話者よりも上位である場合に使われる。動詞助動詞形容詞の語形変化を指すが名詞の語彙を変えることも尊敬語に含む場合がある(例:だれ→どなた)。

動詞の語形変化には以下のような方法がある。

  • 語彙自体を変える - 例:いる・行く→いらっしゃる、食べる→召し上がる、見る→ご覧になる、する→なさる
  • お / ご~になる - 例:待つ→お待ちになる、掛ける→お掛けになる
  • お / ご~なさる - 例:待つ→お待ちなさる、掛ける→お掛けなさる
  • れ / られ - 例:待つ→待たれる、掛ける→掛けられる

形容詞・形容動詞の語形変化には語の前に「お / ご」を付ける。

  • 忙しい→お忙しい、多忙→ご多忙

人名には後に「様」「さん」「殿」「陛下」「先生」「先輩」「閣下」「社長」「部長」など敬称や職階をつける。

名詞には前に「お」「ご」「御(おん)」「み」「尊」「貴」「玉」などをつける。通常大和言葉には「お」を、漢語には「ご」を付けることが多い。「お」「ご」の2つは美化語としても用いられる。「み」以降は付けられる名詞が決まっており、造語力が低い。

  • 車→お車
  • 亭主→ご亭主
  • 心→お心、み心(表記は「御心」で同一)
  • 父→ご尊父
  • 会社→貴社
  • 原稿→玉稿
  • 自宅→お住まい

尊敬語はその昔、階級によりその用い方が決められていたものがある。今日においても皇室典範などや慣習によって、天皇皇族についてのみ用いられる。ただ日常では滅多に使われない。崩御なども単に「死去」や「お亡くなりになる」などと表現することもある。

  • 誕生
    • ご誕生が一般的だが、1940年代までは皇族の誕生のみ降誕といった(天から地上に降った神の一族として扱っていたため)。
  • 死亡(用いられる対象については各項を参照)
  • 自宅

謙譲語

話題中の動作の客体(間接的である場合もある)が話題中の動作の主体よりも上位である場合に使われる。そのため謙譲語は話題中に2人以上の人物が登場しなければならない。動作の主体を謙(へりくだ)す言い方であり、主体=話し手の場合には自分が謙ることになる(卑しめるという意味ではない)。

動作の客体となる人物は聞き手でも第三者でもよく動作の主体は話し手・聞き手・第三者の誰でもよいのであるが、会話の場にいない人物への敬語が使われなくなってきたため動作の客体が聞き手、動作の主体が話し手である場合が多くなっている。これを受けて謙譲語の一部は動作の客体がいない場合でも使え、聞き手に対する敬意を表す丁重語としても使われるようになった。「やる」の謙譲語の「上げる」のように謙譲の意味が薄れている、または「食う」の謙譲語「食べる」のように謙譲の意味がほぼ消滅した語もある。

謙譲語は客体を高める語である。古文では天皇・皇族や貴族の動作に謙譲語がついた例もある。

語形変化には以下のような方法がある。

  • 語彙自体を変える - 行く→伺う、見る→拝見する、する→致す
  • お / ご~する - 待つ→お待ちする、掛ける→お掛けする、相談する→ご相談する
  • お / ご~頂く・申し上げる - 買ってもらう→お買い頂く、辞退する→ご辞退申し上げる

名詞に関しては規則的に謙譲語を生成することができないが、下記のような例がある。

  • 茶→粗茶
  • 品→粗品
  • 贈り物→つまらない物
  • 妻→愚妻(同様に愚息、愚兄、愚弟、愚妹)
  • 夫→宿六(“うちの碌でなし”を略し、更に字を充てた)
  • 自分の子→豚児(但しここまで卑下するのは当人の自尊心を傷つける事にも繋がるので控えるべしという意見がある)
  • 著作→拙著
  • 理論→拙論
  • 当社→弊社、小社

なお、物を贈る際に「つまらないもの」と称することが日本語独特の表現のように言われることがあるが英語でも"This is my little gift to you."(小さな贈り物です)のように自らの贈り物について謙遜する表現は存在する。

向かう先のある名詞に関しては接頭語「お / ご」を付けた形も謙譲語として用いられる。

  • 手紙→お手紙を差し上げる、辞退→ご辞退を申し上げる、ご連絡を差し上げる

これらは同じ語形で尊敬語とも謙譲語ともなる。

  • 先生へのお手紙、お客様へのご連絡 - 謙譲語
  • 先生からのお手紙、お客様からのご連絡 - 尊敬語

丁重語/鄭重語

聞き手が、話し手よりも上位であることを表す動詞の語彙をいう。必ず丁寧語「ます」を伴うことが特徴である。また話し手は話題中の動作主であるか動作主と同じグループに属する。従来、謙譲語として扱われてきたものであるが謙譲語と違って動作の受け手が存在しなくてもよい。その多くは謙譲語を兼ねているが、丁重語だけに使われるものに「おる(おります)」がある。たんに丁寧語「ます」だけを使うよりもより丁寧である印象を相手に与える。このため自分を上品に見せるための美化語に分類することもある。

  • 今、自宅にいる。→今、自宅にいます。→今、自宅におります。
  • 出張で大阪に行った。→出張で大阪に行きました。→出張で大阪に参りました。
  • 山田と言う。→山田と言います。→山田と申します。

丁寧語

聞き手が話し手よりも上位である場合に使われる語をいう。広義として聞き手に対する配慮を表すもろもろの語を含める場合があるが、文法的に語末に使われる現代語の「です」「ます」「ございます」、古語の「はべり」「候ふ」などを指す。

聞き手が上位の場合の「です・ます」で終わる文体を敬体、同等や下位にある場合に使われる「だ」や動詞・形容詞の終止形で終わる文体を常体と呼ぶ。

丁寧を表す語形変化は以下の通りであるが文法カテゴリーに応じて語彙を変える場合があり、文法的には丁寧語というよりも丁寧体として分析される。

  • です
    • 名詞+繋辞 - 学生だ→学生です(現在)、学生だった→学生でした(過去)、学生ではない→学生ではありません(否定)、学生だろう→学生でしょう(推測)
    • 形容動詞 - 綺麗だ→綺麗です(現在)、綺麗だった→綺麗でした(過去)、綺麗ではない→綺麗ではありません(否定)、綺麗だろう→綺麗でしょう(推測)
  • ます
    • 動詞 - 見る→見ます(意志)、見た→見ました(過去)、見ない→見ません(否定)、見よう→見ましょう(勧誘)
  • ございます
    • 形容詞 - 忙しい→忙しゅうございます(現在)、忙しかった→忙しゅうございました(過去)、忙しくない→忙しゅうございません(否定)、忙しいだろう→忙しゅうございましょう(推測)
      • ウ音便を用いて「ございます」に接続させる形(例:忙しゅうございます)が伝統的な丁寧体である。形容詞に名詞や形容動詞で用いる「です」を接続させる形(例:忙しいです)は誤りであるとする考え方もあるが、国語審議会「これからの敬語」では「平明・簡素な形として認めてよい」とされた。

美化語

美化語とは話者が聞き手に上品な印象を与えるために使う語のことである。文法的に見て敬語とは言えないが、聞き手に対する配慮を示しているということで敬語に準じるものとしたり丁寧語に分類することもある。名詞には「お」や「御(ご)」を付けたり、語彙を変えたりして作られる。原則として、「お」は和語に付け、「御(ご)」は漢語に付ける。これには普通に使われるもの、男女に差があるものの、たまに使われるものなど違いで分けられる。また、「バカ」と「おバカ」のようにニュアンスの変わるものもあるので注意を要する。また丁重語を美化語に入れることもある。美化語の中には女房言葉に由来するものも多い。

  • 「お」をつける - 店→お店、茶→お茶、菓子→お菓子、食事→お食事、飲み物→お飲み物、芋→お芋、下劣→お下劣、下品→お下品
  • 「御(ご)」をつける - 住所→御住所、立派→御立派、説明→御説明、祝儀→御祝儀
  • 語彙を変える - めし→ごはん、腹→おなか、便所→お手洗い

不規則動詞一覧

「お~になる」「~れる・られる」(尊敬語)、「お~する」(謙譲語)、「~ます」(丁寧語)のようにいろいろな語に適用できる一般的な語形(一般形)ではなく、特定の語形(特定形。補充形とも言える)が用いられる動詞とその特定形の一覧を示す。ただし特定形に限定されず一般形を使える場合も多いことから、「三省堂 Web Dictionary」の一覧表において一般形が挙げられず特定形のみ示されているケースを太字で示す、「歡迎光臨」(いらっしゃいませ)の「光臨」(「來」の尊敬語)などがある。また市場経済導入後の大陸において、「何かを依頼する/働きかける」ときに「…してください/したい」よりも「…することができますか/してもいいですか」という丁寧なニュアンスをもたせるために英語の"Can you ~ ?"または"May I ~ ?"に相当する「能不能」(neng bu neng)、可不可以(ke bu ke yi)を使った疑問文を用いることが多くなっている。

参考文献

  • Shibatani, Masayoshi(柴谷方良). 1994. Honorifics. In: Asher, R.E. (ed.) The Encyclopedia of Language and Linguistics. Oxford: Pergamon Press. 1600-1608.

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大人の語彙力が面白いほど身につく本

まず、読者のみなさんにこの本のイメージをお伝えしたい。
一言で言えば、用語辞典のようなものと考えていただければと思う。

私たちは、どこかで、用字用語の使い方、慣用語・慣用句の意味を
間違えて覚えてしまったらしい。

そして、間違えて覚えてしまったことは、たちが悪い。
それは、こんな本に出会わなければ、一生間違ったまま使い続けるからだ。

Step3までは、よくぞ、ここまで、私たちが間違って使っている用語を
集めたと感心する。

「ハッと」しながら、一気に読めるはずである。

ただ、Step4からの用語の実践編となると、一転してありふれた内容となる。
もっと洗練された刺さる言葉はあると思う。
この本のテーマだっただけに、残念。

しかし、Step3までの内容は、知っているのといないのとでは大違い。
読んで、損はない本と思う。

読み進めていくうちに、こんなにたくさん間違って解釈していた言葉や、読み間違い、書き間違い、言い間違いがあったことにとてもショックを受けました。 でもそれは、その言葉の本来の意味が、分かっていないためだという事が分かり、本書を何回か読んで語彙力を身につけようと思っています。 また、本書には人名、地名、歴史用語なども載っていて、最近の変化に驚きました。 たとえば、アメリカ大統領のリンカーン→リンカン、グルジア→ジョージア、大和朝廷→ヤマト王権、仁徳天皇陵→大仙(だいせん)陵古墳など。 ただ、巻末に索引がないのが、少々残念。

できたら、step1-3 の部分を多くしていれば尚勉強になる。 できれば、step4は練り上げるか、もしくは、語数を増やすべきだ。 できれば、step5は、語数を多く取り上げてほしい。 たぶんstep6は、おまけとか、もしくはページを増やすためにつけたんだろうけれど、その力を前の1-5に注いでほしかった。 著者が集団名なので、責任の所在がはっきりしない分、脇の甘さが出ているような気がする。 とはいえ、半分お遊びまじりの本と思えば許せる範囲だ。 読んで損したとは思わない本、値段的にも。

入社1年目の教科書

5つ星のうち 1.0社畜のなり方

(参考になった人 5/7 人)

遅刻をしてはいけないとか確かにそうねってこともあります ただ、恋人が誕生日だから7時には帰りますと宣言するとか気にしない人は実践すればいいと思いますがそもそも定時で帰って何が悪いと思ってる自分には合わないなと思うところもあったり あと上司とのやりとりとかを書いているシーンは上司が下っ端の意見を聞いてうまく処理する能力があり、なおかつ自分も打たれ強く無いと無理では?と思いました。 少なくとも意見を言ったら最後一気に糾弾される私の環境じゃ無理だし、そんな理想の上司だったらこんな本読まなくてもうまくやれると思います

よい本だった。 わかりやすく、丁寧だけど、くどくない。 読み進めていくと、おそらくそれぞれの項目に日もづいたひとつのキーワードが読み解けるようになっているはず(というのは考えすぎかな)。 個人的に一番刺さったのは「脳に負荷をかける本を読め」という項目。 たしかに、最近は脳みそがフル回転して熱くなるような本を読んでいないので、ちょっと小難しい専門書でも読んでみようかしらと思った。 あとは、あの出口さんがカラオケで『ガラスの10代』を熱唱しているイメージが脳裏に焼きついて離れない。

入社して間もなくは、周りに誰が信用できるかわからない不安な時期ですよね。 気軽に聞ける仲間も、自分と同じ新入社員と言う不安な時期。 そんな時読んでみると心強いです。 内容は難しくはありません、どんな業種の新入社員でも必要な一般的な、日本企業の一般常識をまとめたような内容です。 中堅ベテラン社員も読んでみると、意外と忘れている、出来てないことが有るので、周りからの評価を気にする人は一読する価値があります。

英語の品格

著者2人のうち、ロシェル・カップ氏は1964年生まれのアメリカ人経営コンサルタント。これは英語には敬語がないという、日本人の間に広がる都市伝説に矢を放つ書であり、品位ある英語を書き、話すためのコツを指南する一冊です。

私はこれを読みながら、自らの拙い英語力を振り返って赤面することしきりでした。

◆ホテルでタクシーを呼んでもらうとき、I want a cab.と言うと命令しているように聞こえる。I need a cab.と言うほうが良い。

◆否定を表す婉曲表現を構成する際、leastを使いこなせると良い。


I like this least of all.とかI don’t mind in the least.あるいはTo say the least,など使い出がある。

◆相手を批判する際、what if weを使うと良い。
Why can’t you make fewer mistakes? と言わずに、What if we adopted a new cheking procedure?とする。
Why can’t you get to work on time? と言わずに、What if we talked about what’s causing you to be late?とする。

こうした英語の表現のコツもさることながら、以下のようなアメリカ社会の文化的背景についての説明には目を向けるべきだと思いました。

◆アメリカ社会はみなが平等であることが前提なので、相手の身分や地位にかかわらず丁寧な表現を使うべきである。日本の上司がしばしば部下に使うような命令口調は、アメリカではハラスメントとみなされる可能性がある。

◆平等を重んじるアメリカではその人物の背景(出身地、民族、人種など変えられないこと)に関する質問に敏感。自分の背景によって判断されたり偏見をもたれたりすることを危惧するから。相手の背景ではなく資格(自分で努力して得たこと)と仕事の結果に基づいて判断すること。

さらには、いくつになっても学ぶことの大切さを謳った以下の点にも見るべきものがあると感じました。
◆アメリカ人も意識して難しい単語を覚える努力をしている。著者がお勧めなのはword of the dayのようなサイトを活用すること。特に推薦するのはNYタイムズのWord of the DayサイトとWoedsmith.org。
大切なのは、Don’t be so stuck on what you already know.

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以下の類書を推薦しておきます。

◆ロシェル・カップ『反省しないアメリカ人をあつかう方法』(アルク/2003年増補版)
:私も今から10年以上前に外国人の部下を持った際、これを手にして役立てたことがあります。

◆トム・ガリー『英語のあや』(研究社/2010年)
:Will you send me a preprint of your paper? という英文は命令口調に聞こえるので、I was wondering if preprints of your paper are available.という表現を使うと良い、というのはこの本で覚えました。

◆鶴田庸子/ポール ロシター/ティム クルトン『英語のソーシャルスキル』(大修館書店/1987年)
:「それを貸してくれますか?」というつもりで「Could you lend it to me?」というのは、<あなたは私の利益になるようそれを貸して私に仕える義務がある>という不遜な含みがあるとか。こういう場合は相手の行為に言及した「lend」という動詞を使うのではなく、自分の行為に言及して「Could I borrow it?」というのが礼儀だというのです。
遠慮や謙遜といった微妙なニュアンスをきちんと表現できることの大切さがわかる本です。

「アメリカ人は言葉に重きを置く社会です」「英語が流暢に出てこない人(例えば日本人)がいると、その能力を厳しく評価してしまう傾向があります」「(アメリカ人は)相手が外国人であっても、英語のレベルが高いか低いかでその人を判断するので、英語が上手でなければ、その人自身の評価が下がってしまうこともあるのです」。

アメリカでは言葉は大変重要なものであるから、英語なんて伝わればいいという考えは間違いであり、したがって最初はたどたどしくても上品で丁寧な英語の習得を目指すべきだとして、具体的にどのような英語を使うべきなのかを数々の例文とともに説明した本。



Pleaseをつければいいというものではない。英語はストレートな言語だというのは誤解であり、婉曲な表現はいくらでもあるし、社会的な地位のある人ほどそういう表現を使う。部下とか上司とか顧客といった相手に関係なく同じく丁寧な言葉を使うべき。日本語の発想でそのまま英語にしない。ネガティブな単語をそのまま使わない。英語ではきちんと丁寧に説明することが望まれる。語彙の多さは教養の表れとされるので、洗練された英語には洗練された単語を使うようにする。短く、ぶっきらぼうな言い方ではなく、簡潔した文章で話すことが大切。

また、日本語に本音と建前があるように、英語にも、以下のようなものがある、という説明もある。
”little white lie” (善意からくる小さな嘘)
”bending the truth”(事実をゆがめる)
“political correct”(社会的に正しいと思われる表現を使う)
“toeing the party line”(所属組織に沿った発言をする)
“being diplomatic”(角を立てずにうまく話す)
“stretching the truth”(事実を誇張する)
“being vague on purpose”(わざとあいまいに言う)
“reflexive optimism”(反射的な楽観主義)

問題の指摘の仕方、提案の方法、言いにくいことを切り出す表現、確認の表現、noを使わない否定、ほめ方、ほめられた時の答え方、クレームのつけ方、など、いろいろな表現が紹介されている。「リンス」は和製英語なので使わない、といったような単語の注意もある。

今までなかった本かどうかはともかく、英語で幅広い表現を身に着ける必要性を理解するにはよい。

実際に英語の世界で使われている言葉を扱っているので、これまでここに挙げられた指摘や例がまったくなかったということはないだろうし、ほぼ同じような内容のものもあったかもしれません。ただ本は同じ内容でもどのような視点で語られるかということで別のものになるし、読み手がどのような状況にあるかということによっても変わる、本の形態もあるでしょう。
私にとってはとても良いタイミングでいい本に出会えたと思います。
簡単な単語と文章でどんどん話ことを勧める本が最近増えています。相手はあなたを外国人だとわかっているのだから不完全な英語でも気にせずどんどん話そうという視点からのものです。

私もこれに励まされたクチで、臆せずに話す機会を増やすには有効なアドバイスだと思います。ただその先がある。英語圏では品格のある英語を話せないと相手にされないということをこの本では説得力のある形で説いています。ノンネイティヴ同士の会話とネイティブとの会話、特に英語圏でネイティブとの会話では心構えを変えた方が良いということを意識して英語学習をしていく必要があると自覚できました。たまたま話すことになった相手との間に、失礼な物言いだったというだけで溝ができるのも困るので、こういうことがあるということは肝に命じておこうと思います。

マンガでわかる! 10才までに覚えたい言葉1000

5つ星のうち 4.0良いと思います

(参考になった人 4/4 人)

マンガで色々な言葉が覚えられていいと思います。
買って1か月たちますが、ボリュームがかなりあるので7歳の娘はまだ最後まで読むことができてないです。
気が向いた時に少しずつ読んでいる感じです。もう少し年齢が上だったらもっと根気を持って読むことができるのかなぁ?
言葉の意味を1コマで説明するのは難しい部分もあると思います。
良く表現できているなと思うコマもあれば、面白いコマもあるし、反対に分かりにくいイマイチなコマもあります。

他の方がおっしゃっている通り、紙はわら半紙を厚くしたような感じの安っぽい紙です。


ですが、400ページもあるので、この容量を普通の紙にしてしまったら、相当厚くて重い本になってしまうと思います。
表紙もかなり頑丈にしないとダメなのではないでしょうか。そうなると、気軽に手に取って読むという感じではなくなってしまいます。
きっとお値段も高くなりますよね。
さっと手にとってパラパラ読める、という事を考えたらこれくらいの軽さ、厚さが限界なのかもしれません。

イラストで説明のために使われる例えが分かりにくいものが多い。書き手はツッコミ待ちでわくわくしているのかもしれないがすべってます。
一ページの中でもイラストの書き手が変わるので見づらい。ごちゃごちゃしていて個人的にはとても見づらい。
他力本願の意味が間違っている等、内容が微妙。「本当はこういう意味だが一般的にはこういう使われ方をしている」という説明がほしい。
紙がとても安っぽい。トイレットペーパー以上、ジャンプ以下ぐらい。水気は危険です。子どもに読ませるものだからもっと考えて作ってもらいたい。
コンセプトが秀逸なだけにとても残念です。購入を考えている人は一度実物を手にとって中身を見てみることをおすすめします。

子供の語彙力を増やすために購入。 語彙の使い方が漫画で表現されているため、子供は喜んで読んでいる。 もっとも、その効果はよく分からない。 ただ、語彙、意味、漫画、使い方の順番に並んでいるが、子供は漫画と使い方の順番は逆のほうがいいように思われる。 使い方を読んで「?」と思い、次に漫画を読んだ方が頭に入るから。 いずれにしても、語彙は本来読書で増やすべきであるため、あくまでも副読本。

敬語』の解説 by はてなキーワード

聞き手や話題にのぼっている人物・事物に対する話し手の敬意を表す言語的表現。


言葉で表現する主体(書き手、話し手など)と客体(読み手、聞き手)やその話題中の対象となる人との上下関係、話題中の人物同士の上下関係などを言葉の内に表現するために用いられる語法。日本語などで発達しているが、ヨーロッパ近代語では日本語ほど体系的には使われていない。ヨーロッパ近代語に敬語があるかないかは敬語の定義次第である。

敬語』by Google Search

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