敬語のまとめ情報

敬語』の解説

敬語(けいご、)とは、

主体(書き手、話し手など)とその相手(読み手、聞き手)やその話題中の人物との社会的関係(親疎、権力の大小)と態度を表す言語表現である。ポライトネスを実現する手段の1つであり、狭義には体系的に文法化されているものを指すが、広く敬称などの語彙的表現を含む場合もある。このため、敬語表現を含む言語「日本語など」では、会話において、常時、相手と自分の相対的な社会的地位を意識する必要があり、この表現を誤ると、聞き手に、この話し手は自分の地位を認めない無礼な人間だ、と思われる事が起こり得る。

敬意(敬遠)の対象

Shibatani 1994が分類したように敬語が表現する敬意(敬遠)の対象は少なくとも3つある。

話題中の人物(素材敬語)

尊敬に対応する謙譲語を持つ言語もある。タイ語や朝鮮語、日本語の謙譲の一人称代名詞や動詞謙譲語などがある。尊敬語と謙譲語は同時に用いられる場合もあり、この場合、動詞の主語と目的語が同時に敬意の対象となっている(チベット語や中古日本語など)。

聞き手(対者敬語)

敬称の二人称代名詞は素材敬語であるとともに対者敬語でもある。そのほかに以下のような聞き手に対する敬意を表す形式がある。

その場にいる人(回避体)

話の聞こえる範囲に「タブー」の親族や上位者がいるときの表現。義母語や義兄語などが知られる。例えばオーストラリアのには異性の義理の親などタブーとされる親族のいるところで使うスタイルが存在する。

敬語の方法

さまざまな言語に共通してみられる敬語の方法は行為や行為者を直接に指示しないことである。

  • 行為者の代わりにその人物がいる場所を指す名詞や指示詞を用いる。
  • 人称を変える(二人称を三人称にするなど)。
  • 単数を複数にする。
  • 標示を変える(「天皇」→「天皇陛下おかせられては」など)。
  • 受動態を用いる。
  • 迂言法を用いる(1語の動詞「読む」を「お読みになる」のように複数の語で表す)。

言語における敬語の違い

日本語などでは複雑に体系化されているが、ヨーロッパ近代語では日本語ほど体系的には使われていない。ヨーロッパ近代語に敬語があるかないかは敬語の定義次第である。敬語を広く「人物間の上下関係や親疎関係を反映した言語表現」と定義すれば英語で丁寧な命令文にpleaseを付ける例を始め学校生徒教師軍隊兵士上官に対する応答の文末にsir/madam(ma'am)を付ける例、2人称代名詞の敬称(動詞の活用も3人称など本来の二人称形と異なる形を用いる)が存在する例などヨーロッパ近代語にも敬語がある。英語の二人称代名詞であるyouももともとは敬称であった。英語話者が家族であろうと親しい友人であろうと常に本来敬称であったyouのみを使うようになったためにyouが敬称としての意味を失い、敬称でない形のthouが忘れ去られるに至ったものである。しかし、現代共通日本語のように「人物間の親疎関係や上下関係を反映した言語表現が体系的に文法化された形式」をもつものに限って定義すればヨーロッパ近代語には敬語はないことになる。

日本語における敬語表現

一般的には敬語を尊敬語謙譲語丁寧語の3つに分類する。日本語学においてはさらに丁重語美化語を立てた5分類が多く使われている。文化審議会相手に対する配慮文化審議会2007年に尊敬語・謙譲語I・謙譲語II(丁重語)・丁寧語・美化語の5分類にするという敬語の指針を答申した。また、敬語は「古代から現代に至る日本語の歴史の中で、一貫して重要な役割を担い続けている」とし、現代においても人と人との「相互尊重」の気持ちを基盤とした「自己表現」を表す意味において重要な役割を果たすとした。

敬語にはその性質上、話題中の人物を高めるもの(素材敬語)と話し手が対面している聞き手を高めるもの(対者敬語)があるが5分類は従来の3分類を元に両者を区別することで定義されたものである。また、本来丁寧語の一部である美化語は「敬語」からは外されることが多い。中学校では3分類で敬語の学習をしているほか、常体敬体についても学習している。

尊敬語

話題中の動作や状態の主体が話者よりも上位である場合に使われる。動詞助動詞形容詞の語形変化を指すが名詞の語彙を変えることも尊敬語に含む場合がある(例:だれ→どなた)。

動詞の語形変化には以下のような方法がある。

  • 語彙自体を変える - 例:いる・行く→いらっしゃる、食べる→召し上がる、見る→ご覧になる、する→なさる
  • お / ご~になる - 例:待つ→お待ちになる、掛ける→お掛けになる
  • お / ご~なさる - 例:待つ→お待ちなさる、掛ける→お掛けなさる
  • れ / られ - 例:待つ→待たれる、掛ける→掛けられる

形容詞・形容動詞の語形変化には語の前に「お / ご」を付ける。

  • 忙しい→お忙しい、多忙→ご多忙

人名には後に「様」「さん」「殿」「陛下」「先生」「先輩」「閣下」「社長」「部長」など敬称や職階をつける。

名詞には前に「お」「ご」「御(おん)」「み」「尊」「貴」「玉」などをつける。通常大和言葉には「お」を、漢語には「ご」を付けることが多い。「お」「ご」の2つは美化語としても用いられる。「み」以降は付けられる名詞が決まっており、造語力が低い。

  • 車→お車
  • 亭主→ご亭主
  • 心→お心、み心(表記は「御心」で同一)
  • 父→ご尊父
  • 会社→貴社
  • 原稿→玉稿
  • 自宅→お住まい

尊敬語はその昔、階級によりその用い方が決められていたものがある。今日においても皇室典範などや慣習によって、天皇皇族についてのみ用いられる。ただ日常では滅多に使われない。崩御なども単に「死去」や「お亡くなりになる」などと表現することもある。

  • 誕生
    • ご誕生が一般的だが、1940年代までは皇族の誕生のみ降誕といった(天から地上に降った神の一族として扱っていたため)。
  • 死亡(用いられる対象については各項を参照)
  • 自宅

謙譲語

話題中の動作の客体(間接的である場合もある)が話題中の動作の主体よりも上位である場合に使われる。そのため謙譲語は話題中に2人以上の人物が登場しなければならない。動作の主体を謙す言い方であり、主体=話し手の場合には自分が謙ることになる(卑しめるという意味ではない)。

動作の客体となる人物は聞き手でも第三者でもよく動作の主体は話し手・聞き手・第三者の誰でもよいのであるが、会話の場にいない人物への敬語が使われなくなってきたため動作の客体が聞き手、動作の主体が話し手である場合が多くなっている。これを受けて謙譲語の一部は動作の客体がいない場合でも使え、聞き手に対する敬意を表す丁重語としても使われるようになった。「やる」の謙譲語の「上げる」のように謙譲の意味が薄れている、または「食う」の謙譲語「食べる」のように謙譲の意味がほぼ消滅した語もある。

謙譲語は客体を高める語である。古文では天皇・皇族や貴族の動作に謙譲語がついた例もある。

語形変化には以下のような方法がある。

  • 語彙自体を変える - 行く→伺う、見る→拝見する、する→致す
  • お / ご~する - 待つ→お待ちする、掛ける→お掛けする、相談する→ご相談する
  • お / ご~頂く・申し上げる - 買ってもらう→お買い頂く、辞退する→ご辞退申し上げる

名詞に関しては規則的に謙譲語を生成することができないが、下記のような例がある。

  • 茶→粗茶
  • 品→粗品
  • 贈り物→つまらない物
  • 妻→愚妻(同様に愚息、愚兄、愚弟、愚妹)
  • 夫→宿六(“うちの碌でなし”を略し、更に字を充てた)
  • 自分の子→豚児(但しここまで卑下するのは当人の自尊心を傷つける事にも繋がるので控えるべしという意見がある)
  • 著作→拙著
  • 理論→拙論
  • 当社→弊社、小社

なお、物を贈る際に「つまらないもの」と称することが日本語独特の表現のように言われることがあるが英語でも"This is my little gift to you."(小さな贈り物です)のように自らの贈り物について謙遜する表現は存在する。

向かう先のある名詞に関しては接頭語「お / ご」を付けた形も謙譲語として用いられる。

  • 手紙→お手紙を差し上げる、辞退→ご辞退を申し上げる、ご連絡を差し上げる

これらは同じ語形で尊敬語とも謙譲語ともなる。

  • 先生へのお手紙、お客様へのご連絡 - 謙譲語
  • 先生からのお手紙、お客様からのご連絡 - 尊敬語

丁重語/鄭重語

聞き手が、話し手よりも上位であることを表す動詞の語彙をいう。必ず丁寧語「ます」を伴うことが特徴である。また話し手は話題中の動作主であるか動作主と同じグループに属する。従来、謙譲語として扱われてきたものであるが謙譲語と違って動作の受け手が存在しなくてもよい。その多くは謙譲語を兼ねているが、丁重語だけに使われるものに「おる(おります)」がある。たんに丁寧語「ます」だけを使うよりもより丁寧である印象を相手に与える。このため自分を上品に見せるための美化語に分類することもある。

  • 今、自宅にいる。→今、自宅にいます。→今、自宅におります。
  • 出張で大阪に行った。→出張で大阪に行きました。→出張で大阪に参りました。
  • 山田と言う。→山田と言います。→山田と申します。

丁寧語

聞き手が話し手よりも上位である場合に使われる語をいう。広義として聞き手に対する配慮を表すもろもろの語を含める場合があるが、文法的に語末に使われる現代語の「です」「ます」「ございます」、古語の「はべり」「候ふ」などを指す。

聞き手が上位の場合の「です・ます」で終わる文体を敬体、同等や下位にある場合に使われる「だ」や動詞・形容詞の終止形で終わる文体を常体と呼ぶ。

丁寧を表す語形変化は以下の通りであるが文法カテゴリーに応じて語彙を変える場合があり、文法的には丁寧語というよりも丁寧体として分析される。

  • です
    • 名詞+繋辞 - 学生だ→学生です(現在)、学生だった→学生でした(過去)、学生ではない→学生ではありません(否定)、学生だろう→学生でしょう(推測)
    • 形容動詞 - 綺麗だ→綺麗です(現在)、綺麗だった→綺麗でした(過去)、綺麗ではない→綺麗ではありません(否定)、綺麗だろう→綺麗でしょう(推測)
  • ます
    • 動詞 - 見る→見ます(意志)、見た→見ました(過去)、見ない→見ません(否定)、見よう→見ましょう(勧誘)
  • ございます
    • 形容詞 - 忙しい→忙しゅうございます(現在)、忙しかった→忙しゅうございました(過去)、忙しくない→忙しゅうございません(否定)、忙しいだろう→忙しゅうございましょう(推測)
      • ウ音便を用いて「ございます」に接続させる形(例:忙しゅうございます)が伝統的な丁寧体である。形容詞に名詞や形容動詞で用いる「です」を接続させる形(例:忙しいです)は誤りであるとする考え方もあるが、国語審議会「これからの敬語」では「平明・簡素な形として認めてよい」とされた。

美化語

美化語とは話者が聞き手に上品な印象を与えるために使う語のことである。文法的に見て敬語とは言えないが、聞き手に対する配慮を示しているということで敬語に準じるものとしたり丁寧語に分類することもある。名詞には「お」や「御(ご)」を付けたり、語彙を変えたりして作られる。原則として、「お」は和語に付け、「御(ご)」は漢語に付ける。これには普通に使われるもの、男女に差があるものの、たまに使われるものなど違いで分けられる。また、「バカ」と「おバカ」のようにニュアンスの変わるものもあるので注意を要する。また丁重語を美化語に入れることもある。美化語の中には女房言葉に由来するものも多い。

  • 「お」をつける - 店→お店、茶→お茶、菓子→お菓子、食事→お食事、飲み物→お飲み物、芋→お芋、下劣→お下劣、下品→お下品
  • 「御(ご)」をつける - 住所→御住所、立派→御立派、説明→御説明、祝儀→御祝儀
  • 語彙を変える - めし→ごはん、腹→おなか、便所→お手洗い

不規則動詞一覧

「お~になる」「~れる・られる」(尊敬語)、「お~する」(謙譲語)、「~ます」(丁寧語)のようにいろいろな語に適用できる一般的な語形(一般形)ではなく、特定の語形(特定形。補充形とも言える)が用いられる動詞とその特定形の一覧を示す。ただし特定形に限定されず一般形を使える場合も多いことから、「三省堂 Web Dictionary」の一覧表において一般形が挙げられず特定形のみ示されているケースを太字で示す、「歡迎光臨」(いらっしゃいませ)の「光臨」(「來」の尊敬語)などがある。また市場経済導入後の大陸において、「何かを依頼する/働きかける」ときに「…してください/したい」よりも「…することができますか/してもいいですか」という丁寧なニュアンスをもたせるために英語の"Can you ~ ?"または"May I ~ ?"に相当する「能不能」(neng bu neng)、可不可以(ke bu ke yi)を使った疑問文を用いることが多くなっている。

参考文献

  • Shibatani, Masayoshi(柴谷方良). 1994. Honorifics. In: Asher, R.E. (ed.) The Encyclopedia of Language and Linguistics. Oxford: Pergamon Press. 1600-1608.

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(参考になった人 3/3 人)

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大人の語彙力が面白いほど身につく本

まず、読者のみなさんにこの本のイメージをお伝えしたい。
一言で言えば、用語辞典のようなものと考えていただければと思う。

私たちは、どこかで、用字用語の使い方、慣用語・慣用句の意味を
間違えて覚えてしまったらしい。

そして、間違えて覚えてしまったことは、たちが悪い。
それは、こんな本に出会わなければ、一生間違ったまま使い続けるからだ。

Step3までは、よくぞ、ここまで、私たちが間違って使っている用語を
集めたと感心する。

「ハッと」しながら、一気に読めるはずである。

ただ、Step4からの用語の実践編となると、一転してありふれた内容となる。
もっと洗練された刺さる言葉はあると思う。
この本のテーマだっただけに、残念。

しかし、Step3までの内容は、知っているのといないのとでは大違い。
読んで、損はない本と思う。

読み進めていくうちに、こんなにたくさん間違って解釈していた言葉や、読み間違い、書き間違い、言い間違いがあったことにとてもショックを受けました。 でもそれは、その言葉の本来の意味が、分かっていないためだという事が分かり、本書を何回か読んで語彙力を身につけようと思っています。 また、本書には人名、地名、歴史用語なども載っていて、最近の変化に驚きました。 たとえば、アメリカ大統領のリンカーン→リンカン、グルジア→ジョージア、大和朝廷→ヤマト王権、仁徳天皇陵→大仙(だいせん)陵古墳など。 ただ、巻末に索引がないのが、少々残念。

できたら、step1-3 の部分を多くしていれば尚勉強になる。 できれば、step4は練り上げるか、もしくは、語数を増やすべきだ。 できれば、step5は、語数を多く取り上げてほしい。 たぶんstep6は、おまけとか、もしくはページを増やすためにつけたんだろうけれど、その力を前の1-5に注いでほしかった。 著者が集団名なので、責任の所在がはっきりしない分、脇の甘さが出ているような気がする。 とはいえ、半分お遊びまじりの本と思えば許せる範囲だ。 読んで損したとは思わない本、値段的にも。

入社1年目の教科書

社会人として、業務を遂行する以前の問題+業務遂行に当たってのマインドセットとして、非常に重要なエッセンスが書かれている。
もちろん業界・職種などの環境が異なれば、そうじゃないという部分はもちろんあると思うが、
平たく一般化した社会人(80%の人が当てはまる)という意味ではとても参考になると思う。

また、内容としては極めて基本的な内容となるので、記述されている事を意識したり、実践することが
自身のキャリアや評価に対しポジティブになる、というよりかはネガティブに振れないための指針書という方が正しいかもしれない。


記述されている事を踏まえた上で、いかに専門性を掘り下げ、自身のキャリアややりたいコトにつなげ、実現するかが次のステップと思う。(逆に本書で記述されている事を踏まえていないと、本質とは違う部分で壁に当たったり、躓く可能性が高い)

例が適切かはわからないが、例えば下記のようなケース。
営業成績は抜群、目標対比200%達成を毎月行う一方で、ほぼ毎日遅刻、債権の回収ができておらず、上司や経理部門に迷惑をかけまくり。
→”営業能力”が専門性かの議論は別として、実績は抜群(専門性はポジティブ)なのだから、毎朝きちんと来て、
債権回収リスクも回避できれば(ネガティブを打ち消せれば)、より評価は上がるし、
将来的に管理職としての素養も評価される可能性がある。(今のままでは、ネガティブがポジティブを打ち消す可能性大)
起業して、事業運営をするを考えている場合は、さらに時間・債権リスクへの感度はより重要になる。

5つ星のうち 1.0社畜のなり方

(参考になった人 7/9 人)

遅刻をしてはいけないとか確かにそうねってこともあります ただ、恋人が誕生日だから7時には帰りますと宣言するとか気にしない人は実践すればいいと思いますがそもそも定時で帰って何が悪いと思ってる自分には合わないなと思うところもあったり あと上司とのやりとりとかを書いているシーンは上司が下っ端の意見を聞いてうまく処理する能力があり、なおかつ自分も打たれ強く無いと無理では?と思いました。 少なくとも意見を言ったら最後一気に糾弾される私の環境じゃ無理だし、そんな理想の上司だったらこんな本読まなくてもうまくやれると思います

よい本だった。 わかりやすく、丁寧だけど、くどくない。 読み進めていくと、おそらくそれぞれの項目に日もづいたひとつのキーワードが読み解けるようになっているはず(というのは考えすぎかな)。 個人的に一番刺さったのは「脳に負荷をかける本を読め」という項目。 たしかに、最近は脳みそがフル回転して熱くなるような本を読んでいないので、ちょっと小難しい専門書でも読んでみようかしらと思った。 あとは、あの出口さんがカラオケで『ガラスの10代』を熱唱しているイメージが脳裏に焼きついて離れない。

英語の品格

日本人にとって英語は従来、多くの人々において最低でも中学と高校計6年間の学校教育を経るにもかかわらず、運用となるとなかなか現実化しない、もどかしいアキレス腱となっています。そういう大きなテーマがあるためにその克服を容易にしようとする努力も各界また日本人個人個人の努力も並々ならず、その一つこそは、学校で習う文法を適用して文章を頭からお尻まで完結させずとも、まずは通じさせて前に進ませようとの工夫であったはずでした。学生同士や各種文化交流等の次元では、異言語と異文化の人々が出所の違いを超えて通じ合うということが双方にとても嬉しく、おおむね目的も成就させ、そこでは本書のいう「英語の品格」云々が問題になりません。

英語がある程度運用できるようになった方々が、本書でいう「英語の品格」ということを知ることによって、やはりこういう英語を使わないとだめなのか、と尻込みさせる効果をもたらすならマイナスです。本書が扱う問題意識は、一方そのようにある程度運用できるようになった以上のレベルの方々が、英語とその運用の本質をより正しく高度に理解していこうと準備できている人向けである、ということでしょう。そういう中・上級者に向けては、大変示唆に富んだ一冊だと実感いたしました。日本人と日本語の「以心伝心」や「一を聞いて十を知る」と英語のSpelling Out(詳細に説明する)の対比では、日本人が英語のネイティヴとより高度に渡り合っていくためには、コミュニケーションのスタイル自体を英語のスタイルで行っていくことの必要を教えてくれます。これを会得しようとする努力の過程で、すでにネイティヴはより高度な英語運用者としての日本人と好意的に認知してくれることでしょう。「日本は縦社会」「アメリカは横社会」とありますが、考えてみれば横社会ゆえ、否応なく存在する年齢・地位・男女などTPOにしたがって教養を備えた人々が、本書で例示する様々な婉曲表現を駆使することも当然と思われ、さもありなんと悟らさせたものです。とくにそういう気遣いが必要なのはやはり難局に接するときで、それでも話を切り出さないといけないし、伝えるべきことは伝えなければならない、そのような場面で必要となります。日本語の「建て前」と「本音」に対応する英語解説は興味深く、整理して記しておきたいと思います。1)little white lie(善意からくる小さな嘘=建て前、本音はbeing forthright)、2)bending the truth(事実を歪める=建て前、本音はTelling it like it is)、3)political correctness(社会で正当化される表現の使用=建て前)、4)toeing the party line(所属団体の規則にしたがう=建て前、本音はsay what you think and damn the consequences)、5)being diplomatic(外交辞令で装う=建て前、本音はdon't mince words)、6)stretching the truth(事実誇張=建て前、本音はdon't exaggerate)、7)being vague on purpose(わざと曖昧に言う=建て前、本音はbeing brutally frank)、8)reflexive optimism(反射的楽観=建て前)。4つの章立ては今一歩組み立てが分かりにくい印象でした。

とあるメルマガで紹介されていたので読み始め。ブルーバックスや岩波新書などの B5 縦長サイズで厚さも程良く。インターナショナル新書と馴染みない出版社だがカバーが真っ赤で差別化?サイズ通り中身は普通の英語学習本というより随筆、読み物に似た風。従い反復学習用途の見開き構成やインデックスなどはなく。ただ読み物風でも日本語縦書きでなく英語向きに横書きは好感。

第 1 章で日本人英語(感覚)の非常識、第 2 章は自然な英語を目指して筆者が思う単語を挙げ、何がどう Native と違うか、 Native 目線の品格を解説。

感銘所はネタバレだが、 Train は列車だけでなく Wedding dress の裾、訓練する鍛えるの自動詞、他動詞、目を向ける・・と複数の意味を持っている。つまり英語は一つの単語が文脈で意味が異なる、そのことを意識して使う、話すことが品格となると示している。日本語もきしゃだと汽車、記者、貴社、帰社と異なる意味がある、と示しているのはどこぞの英語本でも書かれているが、この本からはそれ以上を Inspire される。つまり会話発音では日本語も複数意味だが、書き物では漢字で意味は特定される。しかし英語は会話だけでなく Train と書かかれたものでも意味が異なる。と日本語の方が英語より言語表現が複雑という通説が覆える、英語も(の方が)言語として複雑、奥深いと筆者が伝えるのが読んで認識できる。

第 3 章は品ある英語として印象が良くなるサンプル表現が、問題を指摘するとき、ミスの注意、謝罪、タクシー呼ぶとき、プレゼントを包んで欲しいときなどケースごとや、 What if ?を使いこなす、仮定法を、客観的な言い方など用法ごとに盛り沢山。また品格上げるだけでなく、ネガティブに言う、疑問文を平常文で言うなど品格下がるサンプルもあり。
最後第 4 章も品格ある英語のサンプルが続く、好感度アップに、話しにくいことを切り出す、本題に入る、言い換えるなどなど、で学習用途ではないが目次を見てケースでサンプルを流用すれば品格は先でも大人としての英語へ近づくのは間違いない。

あとがきにもあるが、中学英単語で、 3 フレーズで英語が話せる的なのは日本語だと「おまえの名前は何?」レベル、だから品のある英語を、には共感だ。

某芸人さんがアメリカで、全く話せない聞き取れないけど、ジェスチャーと単語(しかも合ってない)で何とかコミュニケーションを取る、というバラエティ番組企画がブームとなりました。
ハートが大事だ!ということで、学校でも取り上げたところがあるそうです。
芸人さんの必死な姿に、私も最初こそ爆笑しましたが、だんだんと不快になってきたんですよね。企画とはいえ、あんな不躾でしつこい人、嫌ですよね。。編集してるけど、ほんとに失礼

3語で通じる、という本も目立つようになり、これでいいやって思う人が増えることがなんだか嫌だなと思っていたところに、この本に出会いました。

内容は他の方のレビューにもあるので割愛しますが、ある程度の年齢であるならば、いくら勉強中の言語とはいえ、しっかりとした言葉遣いができる人であるべきだなと再認識しました。

マンガでわかる! 10才までに覚えたい言葉1000

5つ星のうち 4.0良いと思います

(参考になった人 6/7 人)

マンガで色々な言葉が覚えられていいと思います。
買って1か月たちますが、ボリュームがかなりあるので7歳の娘はまだ最後まで読むことができてないです。
気が向いた時に少しずつ読んでいる感じです。もう少し年齢が上だったらもっと根気を持って読むことができるのかなぁ?
言葉の意味を1コマで説明するのは難しい部分もあると思います。
良く表現できているなと思うコマもあれば、面白いコマもあるし、反対に分かりにくいイマイチなコマもあります。

他の方がおっしゃっている通り、紙はわら半紙を厚くしたような感じの安っぽい紙です。


ですが、400ページもあるので、この容量を普通の紙にしてしまったら、相当厚くて重い本になってしまうと思います。
表紙もかなり頑丈にしないとダメなのではないでしょうか。そうなると、気軽に手に取って読むという感じではなくなってしまいます。
きっとお値段も高くなりますよね。
さっと手にとってパラパラ読める、という事を考えたらこれくらいの軽さ、厚さが限界なのかもしれません。

5つ星のうち 5.0買ってよかった!

(参考になった人 0/1 人)

小学校1年生の娘にプレゼントしました。 ボロボロになるまでなんども読み返し気に入っているようです。 マンガのため子どもに分かりやすく、学んだ言葉を自然と使っています。 また、この本のおかげで読書の習慣がつき、今ではマンガではない本も読んでいます。

一年生の娘が笑いながら読んでいて、言葉の意味の理解になっているのか、、漫画として楽しんでいるだけなのかわかりませんが、飽きずに読んでくれているので満足です。

敬語』の解説 by はてなキーワード

聞き手や話題にのぼっている人物・事物に対する話し手の敬意を表す言語的表現。


言葉で表現する主体(書き手、話し手など)と客体(読み手、聞き手)やその話題中の対象となる人との上下関係、話題中の人物同士の上下関係などを言葉の内に表現するために用いられる語法。日本語などで発達しているが、ヨーロッパ近代語では日本語ほど体系的には使われていない。ヨーロッパ近代語に敬語があるかないかは敬語の定義次第である。

敬語』by Google Search

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