敬語のまとめ情報

敬語』の解説

敬語(けいご、honorifics)とは、

主体(書き手、話し手など)とその相手(読み手、聞き手)やその話題中の人物との社会的関係(親疎、権力の大小)と態度を表す言語表現である。ポライトネスを実現する手段の1つであり、狭義には体系的に文法化されているものを指すが、広く敬称などの語彙的表現を含む場合もある。

敬意(敬遠)の対象

Shibatani 1994が分類したように敬語が表現する敬意(敬遠)の対象は少なくとも3つある。

話題中の人物(素材敬語)

尊敬に対応する謙譲語を持つ言語もある。タイ語や朝鮮語、日本語の謙譲の一人称代名詞や動詞謙譲語などがある。尊敬語と謙譲語は同時に用いられる場合もあり、この場合、動詞の主語と目的語が同時に敬意の対象となっている(チベット語や中古日本語など)。

聞き手(対者敬語)

敬称の二人称代名詞は素材敬語であるとともに対者敬語でもある。そのほかに以下のような聞き手に対する敬意を表す形式がある。

その場にいる人(回避体)

話の聞こえる範囲に「タブー」の親族や上位者がいるときの表現。義母語や義兄語などが知られる。例えばオーストラリアのには異性の義理の親などタブーとされる親族のいるところで使うスタイルが存在する。

敬語の方法

さまざまな言語に共通してみられる敬語の方法は行為や行為者を直接に指示しないことである。

  • 行為者の代わりにその人物がいる場所を指す名詞や指示詞を用いる。
  • 人称を変える(二人称を三人称にするなど)。
  • 単数を複数にする。
  • 標示を変える(「天皇」→「天皇陛下おかせられては」など)。
  • 受動態を用いる。
  • 迂言法を用いる(1語の動詞「読む」を「お読みになる」のように複数の語で表す)。

言語における敬語の違い

日本語などでは複雑に体系化されているが、ヨーロッパ近代語では日本語ほど体系的には使われていない。ヨーロッパ近代語に敬語があるかないかは敬語の定義次第である。敬語を広く「人物間の上下関係や親疎関係を反映した言語表現」と定義すれば英語で丁寧な命令文にpleaseを付ける例を始め学校生徒教師軍隊兵士上官に対する応答の文末にsir/madam(ma'am)を付ける例、2人称代名詞の敬称(動詞の活用も3人称など本来の二人称形と異なる形を用いる)が存在する例などヨーロッパ近代語にも敬語がある。英語の二人称代名詞であるyouももともとは敬称であった。英語話者が家族であろうと親しい友人であろうと常に本来敬称であったyouのみを使うようになったためにyouが敬称としての意味を失い、敬称でない形のthouが忘れ去られるに至ったものである。しかし、現代共通日本語のように「人物間の親疎関係や上下関係を反映した言語表現が体系的に文法化された形式」をもつものに限って定義すればヨーロッパ近代語には敬語はないことになる。

日本語における敬語表現

一般的には敬語を尊敬語謙譲語丁寧語の3つに分類する。日本語学においてはさらに丁重語美化語を立てた5分類が多く使われている。文化審議会相手に対する配慮文化審議会2007年に尊敬語・謙譲語I・謙譲語II(丁重語)・丁寧語・美化語の5分類にするという敬語の指針を答申した。また、敬語は「古代から現代に至る日本語の歴史の中で、一貫して重要な役割を担い続けている」とし、現代においても人と人との「相互尊重」の気持ちを基盤とした「自己表現」を表す意味において重要な役割を果たすとした。

敬語にはその性質上、話題中の人物を高めるもの(素材敬語)と話し手が対面している聞き手を高めるもの(対者敬語)があるが5分類は従来の3分類を元に両者を区別することで定義されたものである。また、本来丁寧語の一部である美化語は「敬語」からは外されることが多い。中学校では3分類で敬語の学習をしているほか、常体敬体についても学習している。

尊敬語

話題中の動作や状態の主体が話者よりも上位である場合に使われる。動詞助動詞形容詞の語形変化を指すが名詞の語彙を変えることも尊敬語に含む場合がある(例:だれ→どなた)。

動詞の語形変化には以下のような方法がある。

  • 語彙自体を変える - 例:いる・行く→いらっしゃる、食べる→召し上がる、見る→ご覧になる、する→なさる
  • お / ご~になる - 例:待つ→お待ちになる、掛ける→お掛けになる
  • お / ご~なさる - 例:待つ→お待ちなさる、掛ける→お掛けなさる
  • れ / られ - 例:待つ→待たれる、掛ける→掛けられる

形容詞・形容動詞の語形変化には語の前に「お / ご」を付ける。

  • 忙しい→お忙しい、多忙→ご多忙

人名には後に「様」「さん」「殿」「陛下」「先生」「先輩」「閣下」「社長」「部長」など敬称や職階をつける。

名詞には前に「お」「ご」「御(おん)」「み」「尊」「貴」「玉」などをつける。通常大和言葉には「お」を、漢語には「ご」を付けることが多い。「お」「ご」の2つは美化語としても用いられる。「み」以降は付けられる名詞が決まっており、造語力が低い。

  • 車→お車
  • 亭主→ご亭主
  • 心→お心、み心(表記は「御心」で同一)
  • 父→ご尊父
  • 会社→貴社
  • 原稿→玉稿
  • 自宅→お住まい

尊敬語はその昔、階級によりその用い方が決められていたものがある。今日においても皇室典範などや慣習によって、天皇皇族についてのみ用いられる。ただ日常では滅多に使われない。崩御なども単に「死去」や「お亡くなりになる」などと表現することもある。

  • 誕生
    • ご誕生が一般的だが、1940年代までは皇族の誕生のみ降誕といった(天から地上に降った神の一族として扱っていたため)。
  • 死亡(用いられる対象については各項を参照)
  • 自宅

謙譲語

話題中の動作の客体(間接的である場合もある)が話題中の動作の主体よりも上位である場合に使われる。そのため謙譲語は話題中に2人以上の人物が登場しなければならない。動作の主体を謙(へりくだ)す言い方であり、主体=話し手の場合には自分が謙ることになる(卑しめるという意味ではない)。

動作の客体となる人物は聞き手でも第三者でもよく動作の主体は話し手・聞き手・第三者の誰でもよいのであるが、会話の場にいない人物への敬語が使われなくなってきたため動作の客体が聞き手、動作の主体が話し手である場合が多くなっている。これを受けて謙譲語の一部は動作の客体がいない場合でも使え、聞き手に対する敬意を表す丁重語としても使われるようになった。「やる」の謙譲語の「上げる」のように謙譲の意味が薄れている、または「食う」の謙譲語「食べる」のように謙譲の意味がほぼ消滅した語もある。

謙譲語は客体を高める語である。古文では天皇・皇族や貴族の動作に謙譲語がついた例もある。

語形変化には以下のような方法がある。

  • 語彙自体を変える - 行く→伺う、見る→拝見する、する→致す
  • お / ご~する - 待つ→お待ちする、掛ける→お掛けする、相談する→ご相談する
  • お / ご~頂く・申し上げる - 買ってもらう→お買い頂く、辞退する→ご辞退申し上げる

名詞に関しては規則的に謙譲語を生成することができないが、下記のような例がある。

  • 茶→粗茶
  • 品→粗品
  • 贈り物→つまらない物
  • 妻→愚妻(同様に愚息、愚兄、愚弟、愚妹)
  • 夫→宿六(“うちの碌でなし”を略し、更に字を充てた)
  • 自分の子→豚児(但しここまで卑下するのは当人の自尊心を傷つける事にも繋がるので控えるべしという意見がある)
  • 著作→拙著
  • 理論→拙論
  • 当社→弊社、小社

なお、物を贈る際に「つまらないもの」と称することが日本語独特の表現のように言われることがあるが英語でも"This is my little gift to you."(小さな贈り物です)のように自らの贈り物について謙遜する表現は存在する。

向かう先のある名詞に関しては接頭語「お / ご」を付けた形も謙譲語として用いられる。

  • 手紙→お手紙を差し上げる、辞退→ご辞退を申し上げる、ご連絡を差し上げる

これらは同じ語形で尊敬語とも謙譲語ともなる。

  • 先生へのお手紙、お客様へのご連絡 - 謙譲語
  • 先生からのお手紙、お客様からのご連絡 - 尊敬語

丁重語/鄭重語

聞き手が、話し手よりも上位であることを表す動詞の語彙をいう。必ず丁寧語「ます」を伴うことが特徴である。また話し手は話題中の動作主であるか動作主と同じグループに属する。従来、謙譲語として扱われてきたものであるが謙譲語と違って動作の受け手が存在しなくてもよい。その多くは謙譲語を兼ねているが、丁重語だけに使われるものに「おる(おります)」がある。たんに丁寧語「ます」だけを使うよりもより丁寧である印象を相手に与える。このため自分を上品に見せるための美化語に分類することもある。

  • 今、自宅にいる。→今、自宅にいます。→今、自宅におります。
  • 出張で大阪に行った。→出張で大阪に行きました。→出張で大阪に参りました。
  • 山田と言う。→山田と言います。→山田と申します。

丁寧語

聞き手が話し手よりも上位である場合に使われる語をいう。広義として聞き手に対する配慮を表すもろもろの語を含める場合があるが、文法的に語末に使われる現代語の「です」「ます」「ございます」、古語の「はべり」「候ふ」などを指す。

聞き手が上位の場合の「です・ます」で終わる文体を敬体、同等や下位にある場合に使われる「だ」や動詞・形容詞の終止形で終わる文体を常体と呼ぶ。

丁寧を表す語形変化は以下の通りであるが文法カテゴリーに応じて語彙を変える場合があり、文法的には丁寧語というよりも丁寧体として分析される。

  • です
    • 名詞+繋辞 - 学生だ→学生です(現在)、学生だった→学生でした(過去)、学生ではない→学生ではありません(否定)、学生だろう→学生でしょう(推測)
    • 形容動詞 - 綺麗だ→綺麗です(現在)、綺麗だった→綺麗でした(過去)、綺麗ではない→綺麗ではありません(否定)、綺麗だろう→綺麗でしょう(推測)
  • ます
    • 動詞 - 見る→見ます(意志)、見た→見ました(過去)、見ない→見ません(否定)、見よう→見ましょう(勧誘)
  • ございます
    • 形容詞 - 忙しい→忙しゅうございます(現在)、忙しかった→忙しゅうございました(過去)、忙しくない→忙しゅうございません(否定)、忙しいだろう→忙しゅうございましょう(推測)
      • ウ音便を用いて「ございます」に接続させる形(例:忙しゅうございます)が正しい丁寧体であり、形容詞に名詞や形容動詞で用いる「です」を接続させる形(例:忙しいです)は誤りである。

美化語

美化語とは話者が聞き手に上品な印象を与えるために使う語のことである。文法的に見て敬語とは言えないが、聞き手に対する配慮を示しているということで敬語に準じるものとしたり丁寧語に分類することもある。名詞には「お」や「御(ご)」を付けたり、語彙を変えたりして作られる。原則として、「お」は和語に付け、「御(ご)」は漢語に付ける。これには普通に使われるもの、男女に差があるものの、たまに使われるものなど違いで分けられる。また、「バカ」と「おバカ」のようにニュアンスの変わるものもあるので注意を要する。また丁重語を美化語に入れることもある。美化語の中には女房言葉に由来するものも多い。

  • 「お」をつける - 店→お店、茶→お茶、菓子→お菓子、食事→お食事、飲み物→お飲み物、下劣→お下劣、下品→お下品
  • 「御(ご)」をつける - 住所→御住所、立派→御立派、説明→御説明、祝儀→御祝儀
  • 語彙を変える - めし→ごはん、腹→おなか、便所→お手洗い

不規則動詞一覧

「お~になる」「~れる・られる」(尊敬語)、「お~する」(謙譲語)、「~ます」(丁寧語)のようにいろいろな語に適用できる一般的な語形(一般形)ではなく、特定の語形(特定形。補充形とも言える)が用いられる動詞とその特定形の一覧を示す。ただし特定形に限定されず一般形を使える場合も多いことから、「三省堂 Web Dictionary」の一覧表において一般形が挙げられず特定形のみ示されているケースを太字で示す、「歡迎光臨」(いらっしゃいませ)の「光臨」(「來」の尊敬語)などがある。また市場経済導入後の大陸において、「何かを依頼する/働きかける」ときに「…してください/したい」よりも「…することができますか/してもいいですか」という丁寧なニュアンスをもたせるために英語の"Can you ~ ?"または"May I ~ ?"に相当する「能不能」(neng bu neng)、可不可以(ke bu ke yi)を使った疑問文を用いることが多くなっている。

参考文献

  • Shibatani, Masayoshi(柴谷方良). 1994. Honorifics. In: Asher, R.E. (ed.) The Encyclopedia of Language and Linguistics. Oxford: Pergamon Press. 1600-1608.

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デキる人の敬語の正しい使い方

敬語の教科書としておすすめ

(参考になった人 1/1 人)

以前から謙譲語の使い方が曖昧で、特に「〜いただき」と「〜くださり」の使い分けが良く分かっていませんでしたが、本書を読んでようやく違いを理解できました。
特に、謙譲語には実は2種類あって、“立てる相手の捉え方”によって使い分けるという考え方は目からウロコでした。
分かりやすい解説と例文、間違いやすい事例などが充実していて、自分自身、これまでごく当たり前のように使っていた「〜していただいてよろしいでしょうか」など、実は不適切な表現だったことに気が付くことができました。
また、本書を読むと文法だけに留まらず、「敬語を使うことは自分の品位を保つことにも繋がる」など、敬語を使うことの意義についても改めて考えさせられます。
敬語の教科書としておすすめの一冊だと思います。

改めて知る日本語の奥深さ

(参考になった人 1/1 人)

間違った敬語の例をあげ、それに対しての説明がとてもわかりやすく書かれているので、新社会人の方や今から改めて敬語の勉強をしようと思っている方には最適な本です。思わず笑ってしまうような例もあり、読みやすいと思います。
敬語というものは自分の品位、あるいは組織の品位を保つために使うものであると書かれています。しかし、敬語さえ適切であればコミュニケーションがうまくいくとは限らない、配慮の表現が必要であると。日本語の奥深さを感じます。
日々の生活のなかで耳にする敬語に対して、作者同様違和感を感じることは確かに多いような気がします。敬語を使う場合は、相手に対しての気配りのある言葉遣いが大変重要であり、なおかつ正しく簡潔に伝えることが大事だということをこの本から学びました。

社会人にも学生にも

(参考になった人 1/1 人)

この本では間違い敬語と敬語の正しい使い方について解説してあります。間違い敬語は「○○のほうになります」「AとBどちらにいたしますか?」「カバーをおかけしますか?」など、誰もが耳にしたことがあるものをいくつか例を挙げて解説してあります。
正しい敬語を使っているつもりの人でも、意外と間違い敬語を使っているかもしれません。私も、この言い回しは間違いだったのかと、この本を読んで初めて知ったことがいくつかありました。
少々難しく感じる箇所もあるかもしれませんが、全体的によくまとめてありますので、じっくりと読めば理解できると思います。
自分のために、社会人だけでなく学生もこの本で敬語に触れてみるのもいいのでは。

伝え方が9割

この本を付き合いの長い友達が読みました。

その後、とても白々しい返信や反応が来るようになって困っています。
例えば、私が良かった本などを紹介したら、読んでないのに「こんな素晴らしい情報ありがとー」(テンション高め)みたいなことを言ってきました。読んでないのになんで素晴らしいとか言えるんだろうと不審でした。
以前は何かをすすめても食指が動かないときは「気が向いたら読むね」とか、正直に言ってくれて、裏表のない性格が好きだったのですが。
友達は進めた本を読んでないとわかったので「私が良いと思ったからすすめたけど、あなたに合うかはわからないし、合わなかったらスルーしてね」と言ったら、いつもの低めのテンションで「わかった」と言われました。

最初からこのように正直に返してもらったほうが気持ちよかったです。

他にも、仕事で行き詰っているときに、まったく私には当てはまらない的外れなことを大げさに褒めて励ましてきたり、第3者も交えて話していたときにもとんちんかんな褒めを差し込んで、会話を止めていました。

この本に書いてあるテクニックをうまく使いこなせる人は、器用で、相手の心に敏感で、もともとある程度のコミュニケーション能力がある人だと思います。

もともと口下手で、鈍くて、不器用な人(それらが魅力だったのに)が形だけ真似るとますますコミュニケーション下手な人になりそうな気がします。

もしかしたら、友達はこの本のおかげでコミュニケーションが上達したと思っているのかもしれません・・。
早くこの本を読む前の友達に戻ってほしいと願っています。

「言葉のプロは、常に一定以上の品質の作品を生み出さねばならない。そのためにはレシピに相当するものが必要だ」という考え方は斬新でした。ご存知のない方には、あまり適切な例ではないかもしれませんが、私は社会人として家庭教師をしており、高校生の小論文指導に樋口裕一のメソッドを使うことが多いのですが、樋口式小論文では「型を身に付け、その中で自分の個性を出す」という書き方を徹底的に習得させます。それによって、どんな問題にも素早く対応できるようになり、しかも一定以上の質の高い小論文が書けるようになるというわけです。

この本で言われている「レシピ」とは、まさに樋口式小論文で言うところの「型」のことなのではと思いました。

また、自分の要求と相手のメリットの接点を探すことの大切さは、コミュニケーションの不器用さに悩んでいる私も含めて多くの人々にとって、重要なヒントとなりそうです。ただし、筆者はあくまでクリエイターであるので、筆者の真似をして、メールで感情を表すために「!」を多用したりするのは、個人的には賛成できませんでしたが。そんなメールをビジネスで書く人は、クリエイター以外の世界では到底通用しないし、相手から信用はされないでしょうから。

以上より、すべてではないにせよ、参考になるところはたくさんある本で、時々再読しています。一度は目を通してみる価値があると思いますよ。

理解しやすい

(参考になった人 1/1 人)

さすがタイトル通り、内容もわかりやすかったです。 短時間で読み終わりました。 伝え方の「レシピ」のようなもの、コトバをつくる法則について理解できました。 例題があったのもよかったです。 ですが、すぐに実生活に応用できるようにするには訓練が必要そうです。 もっと様々なシチュエーションの例題があると、より自分のものとして身につけやすそうだなぁ。 と。 しかし、伝え方について考えたこと、習ったことはなかったので勉強になりました。

図解 マナー以前の社会人常識

役に立つと思います

(参考になった人 2/3 人)

この手の本を読むのは初めてです。 他のマナー本と比べてこの本が優れているのかどうかは分かりませんが、ビジネスや冠婚葬祭などに役立つ知識が載っています。 文章は分かりやすいです。 ところどころに挿絵もあり、読みやすいと思います。 私はまだ社会人ではないのですが、最近自分の常識のなさを実感しているため、とりあえず買ってみました。 一度で覚えるのは難しいです。 百聞は一見に如かずと言いますし、必要な場面に合わせて、何度も読みながら確認していくのが良いと思います。 その点、文庫なのでサイズも小さいですし、便利ですね。

会社の常識,世の中の非常識と言われますがそのような事はないと思っていても非常識だったと思えることもありました。 参考になりました。

詳しい

(参考になった人 0/0 人)

知っているようで知らないことが沢山あることに気づかされました。 事あるごとに読んでマナーを身につけたいと思います。

入社1年目の教科書

学校の図書室には良いかも

(参考になった人 2/2 人)

たしかに有用なことも含まれている本書であり、短期的には役に立たないこともないだろう。

だが、そこまで賞賛されるような内容だろうか。
冷静に眺めれば、遅刻をするな、復習をしろ、だの
そのほとんどは小中学校で習うような超基本的なことだ。
基本が大事なのは真理だが、これは誰でも知っている。
子供たちが知らないのは宴会や幹事の話くらいだろう。

そして、全体的に指摘が古い。
英語を読め、新聞を読め、だの、
70〜90年代くらいに既に言い尽くされてきたことが多く、
未だに大事なことと、今ではそうでもないことがかなり混ざって書かれている。



一部の業態では現代でも通用していそうなことを、無理に敷衍しているきらいがあり、
要するに、筆者は視野が狭いのであろう。

本書の一番の問題は、れっきとしたエリートであるはずの筆者が
これら細部や些末にばかり気を取られ、抱くべき”大志”の話がほとんどないことだ。
大切な目標設定の話はこの本の対極にあるが、それは棚の上に押し込められ、
相対的に価値を下げられてしまっている。
「教科書」にしてしまったことで、学校社会に捕われまいとする筆者自らが
その穴に落ちてしまった感じすら漂う。

このような”社会人道徳”にばかり気を取られる日本社会においては
革新的なイノベーターなどおよそ生まれ出ないことは想像に難くない。
筆者個人、というよりこのような書籍が礼賛される土壌を生み出す構造的な問題があるのだろう。

対象は限られるのではないか

(参考になった人 2/4 人)

題名は「入社1年目の教科書」となっていますが入社1年目とはあまり関係がないようでした。
著者の実体験を元に働く上での著者なりの知恵を50の指針にまとめています。
著者の実体験にもとづいていますので、著者のように出来る人だからうまくいく話(例えば本書に書かれている何かにつけて人脈を広げていく手法や早く帰ります宣言)もあり私が実践すると裏目に出るような指針もありました。人を選ぶと思います。

以下面白かった点と気になった点
面白かった点
・世界史ではなく塩の歴史を学ぶことで仕事に役立つ知見を得る。

塩は例でありますが、物事をどの側面から見るかというのはたしかに重要。
・50点でいいから早く出せ。新人ができないのは当然ですから新人がこの視点を持つことは重要ですね。
気になった点
・指針に基づいてカルロス・ゴーンと話す機会を得たと書いてあるが、それがどう役に立ったのか書かれていません。
・同期とも社内の人とも付き合うなとあります。著者なりに理屈付けをしていますが、腑に落ちません。人を選ぶのでは?
・著者の境遇即ち、起業家、営業系?の人の価値観が反映されています。「偉い人と知り合う」「楽しい人と仕事をするべき」など。必ずしも誰もがそのような価値観で仕事をしているわけではないのではないかと。やはり人を選ぶのではないかと感じました。

入社10年目でもハッとさせられる本

(参考になった人 0/2 人)

入社1年目の教科書というタイトルだが、新入社員に限らず様々な年代にお勧めの本。
私自身は社会人10年目だが、この本を読んで、自分が今出来ている点・出来ていない点を確認する事が出来た。
「50点でも早く出す」など、ビジネスパーソンとして重要な基本姿勢が平易な文章で記載されている。

★気づき★
1)頼まれた事は必ずやりきる・・・都合のいい言い訳を作って納期を遅らせたりするのは、ビジネスパーソン失格。まずは「やりきる」事が信頼に繋がる。
2)ビジネスは総力戦・・・自分1人で完了した仕事でも、自分以外の誰かに力を借りた仕事でも、頼んだ人には関係ない。

頼んだ側が受ける価値に焦点を当てる
3)宴会芸を死ぬ気でやる人は評価される・・・宴会芸に臨む姿勢に人柄が出る。そして周りはそれを見ている。
4)一緒に仕事をして楽しい人になる・・・そのためには、自分の興味ある分野を掘り下げて人間的面白みを深める。
3)惚れ力を発揮する・・・苦手な人でも必ずいい所を見つけ、好きになる。
以上

雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール

私は虐待を受けて育った人間です。冒頭、『はじめに』の章で、いきなり自分の人生を否定されて困惑しています。
一文抜き出すと 「その人が豊かな人間関係の中で育ってきたんだということや、人格的な安定感のある事が 雑談 から伝わってくる」 そうで、
これを私の身にあてはめて解釈すると、つまり雑談力が身につけば、「豊かな人間関係の中で育ってきた人間のように見せかける事ができる」という事かと思いますが、ひとさまに対して恥じるような事をした覚えもないのに自分の生きてきた道を隠そう とか否定したい気持ちはありません。

否定される筋合いもありません。
まだ、『はじめに』と『おわりに』の章しか読んでいませんが、ビックリしすぎて投稿しました。大変な思いをしながら虐待を生き延びてきた人々を著者は何だと思っているのでしょうかとても残念だし、悲しいですが、「そういう認識の人なのだな」と思いながら本文を読む事にします。
追記:読了しました。私の言いたい事はタイトルの通りです。 その他の情報については、既に沢山のレビューが投稿されているので、そちらを参考になさってください。

星を半分だけクリックできないので
2の評価としましたが
半々で、2.5くらいかなという感じです。
若い頃、中身のない雑談に意味を見い出せず
しかし、周囲は「雑談」によって繋がり広がりを持ち
雑談のできない者は、入れない、もしくは、だれかの失言を被せられる、ということは分かっていたので
雑談が無意味とも思えずにいました。
でも、中身がないことが意味だったのですか。。。
なるほど半分。
欠陥人間は、
「人間関係に恵まれて明るく育っている、豊かな人間関係の中で育ってきた、人格的な安定感のある事」人を演じる必要があったわけですね。


ですが、欠陥人間の当方には
読む分には、なるほど半分ですが
演じたところで持って生まれたものは変えられないと再度確認した感じです。
大方の人が演じているのか
どうなのか、知りたいところです。

悠々天天

(参考になった人 0/0 人)

雑談について、これまで深く考えたことがありませんでした。しかし最近、仕事面、生活面ともに、雑談する場面が気になlっていたんです。
雑談の大切さにようやく気がついたということでしょうか。「雑談は中身がないことに意味がある」「結論にいたる前に、小気味見よく話題を変える」「ベストバランスは、相手8:自分2」など,雑談学の視点から考えると「コロンブスの卵」ではないでしょうか。無論、具体的で分かり易い文章です。さらに個人的には、雑談は「価値の低い無駄な時間」と考え、できるだけ避けていた自分に気付かされました。しかし、読んでからは、積極的に雑談チャンスを楽しむようになりました。なので、みなさんにも是非おすすめします。

敬語』の解説 by はてなキーワード

聞き手や話題にのぼっている人物・事物に対する話し手の敬意を表す言語的表現。


言葉で表現する主体(書き手、話し手など)と客体(読み手、聞き手)やその話題中の対象となる人との上下関係、話題中の人物同士の上下関係などを言葉の内に表現するために用いられる語法。日本語などで発達しているが、ヨーロッパ近代語では日本語ほど体系的には使われていない。ヨーロッパ近代語に敬語があるかないかは敬語の定義次第である。

敬語』by Google Search

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