九州のまとめ情報

九州』の解説

九州(きゅうしゅう)は、日本列島を構成するの一つで、その南西部に位置する。

北海道本州四国とともに主要4島の一つでもあり、この中では3番目に大きい島で、世界の島の中では、スピッツベルゲン島ノルウェー)に次ぐ第37位の大きさである。

地質学考古学などでは九州島という名称も使用される。

九州とその付随する、および沖縄県を合わせて九州地方(きゅうしゅうちほう)と言う。九州の最高標高は1,791メートル (m) で、大分県九重連山中岳の標高である。また、九州地方の最高標高は1,936 mで、鹿児島県屋久島宮之浦岳の標高である。(「地理」および「日本の地理・九州」を参照)

九州には7つの地方公共団体)があり、7県総人口は13,108,027人、沖縄県を含めた8県総人口は14,524,614人である。都道府県の人口一覧#推計人口(右表 九州地方のデータ参照)

九州の古代の呼称は、「筑紫島」・「筑紫洲」(つくしのしま)である(歴史書における呼称)。

地理

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九州を大きく二つに分けると、北部九州南九州に分ける場合と、東九州日豊)と西九州筑肥)に分ける場合がある。北部九州と南九州の中間となる地域を中九州ということもある。ただし、これらの地域区分は使用される側によって大きく変化する(詳細は北部九州南九州および参照)。

中央に九州山地が形成されている。その中核をなす阿蘇山は東西18キロメートル (km) 、南北25 kmにも及ぶ世界最大級のカルデラを持つ。九州の地形は大きく3つに分けることができ、北部と中部の境界は松山-伊万里構造線で、中部と南部の境界は中央構造線の一部である臼杵-八代構造線で分けることができる。北部は比較的なだらかな山地、南部は白亜紀から第三紀にかけて生成された付加体であるため北部とは全く異なった地質であり、比較的険阻な山地になっている。また、中部は数十万年前まで瀬戸内海の延長の海で分かれており、それが阿蘇山の数回にわたる噴火によって溶岩で埋まり、一つの島になった。

平野・台地
筑紫平野熊本平野宮崎平野シラス台地
山地
筑紫山地九州山地
主な山:英彦山九千部山雲仙岳九重山祖母山傾山阿蘇山国見岳霧島山桜島(御岳)、開聞岳宮之浦岳屋久島
高地・盆地
人吉盆地大口盆地都城盆地日田盆地由布院盆地玖珠盆地
半島
国東半島四浦半島鶴見半島西彼杵半島島原半島薩摩半島大隅半島
川・湖
筑後川遠賀川嘉瀬川山国川球磨川大野川番匠川川内川大淀川池田湖

気候

九州地方は、日本の地域の中では小笠原諸島に次いで温暖な地域である。鹿児島県奄美地方以南の地域と、種子島・屋久島地方以北の地域では平均気温が大きく違う。

九州島や種子島・屋久島以北

九州島や種子島・屋久島以北の島嶼部は、は暑く降水量が多い。は寒さを感じるほどに気温が下がり、雪が降る。域内の南北で大きな気温の差は1~2℃ほどしかない。

九州山地周辺(熊本県阿蘇地方大分県の西部・宮崎県の北部山間部)では積雪は珍しくなく、年に数日は真冬日となり希に根雪になることもある。しかし暖かい日もあるため中国地方以東とは異なり豪雪地帯は存在せず、積雪は比較的少ない方である。

南部の太平洋沿岸に当たる大分県の南部・宮崎県鹿児島県の大隅地方、種子島・屋久島地方は夏に降水量が多い太平洋側気候の南海型で、台風の襲来も多く、鹿児島県は1951年昭和26年)以降の台風上陸数が日本一である。夏から秋にかけて台風の影響を受けるため「台風銀座」と呼ばれる。冬の気候も温暖で降雪もほとんどなく、晴天の日が多い。

福岡県北九州地方の瀬戸内側と大分県の北部・中部は瀬戸内海式気候の特徴を持ち、降水量の多い梅雨時を除けば九州の中では降水量が少ない地域(大分市の年間降水量:約1,680 mm)であるが、それでも関東以北の東日本太平洋側と比べると多い。特に、北九州地方では九州型の影響との遷移地域で梅雨時の降水量が非常に多い。大分県中部では太平洋側気候の南海型ほど影響がないものの、梅雨時の降水量と台風の接近による降水量もやや多いなど山口県の東部以東の瀬戸内海式気候の地域と比べると、夏季の降水量が少ないという特徴は薄くなっている。冬季は北九州地方では曇天が多く降雪も珍しくない。大分県北部、中部では、雲が九州山地に遮られる為に晴天の日が多い。積雪はどの地域でも少ないが、九州山地にあたる地域ではやや多くなる。

福岡県の北九州地方の大部分を除く地域・佐賀県長崎県熊本県・大分県の西部・鹿児島県の薩摩地方は太平洋側気候(九州型)で、冬は降水量が比較的多いが、1 mm以上の降水が観測される降水日数の最多月は日本海側気候のように冬季(1・2・12月のいずれか)ではなく、他太平洋側気候各地と同様に春季 - 秋期(3 - 11月のいずれか)で、年間降水量が少なく、北西からの季節風の影響で曇天が多いなど島根県の石見地方や山口県の北部と似た気候が現れる。一方で、朝鮮半島のある関係で降雪日数は福岡市で約17日と東京・大阪よりは多いが、積雪は少なく首都圏京阪神などと同じように5 cm程度の積雪でも大雪とみなされ交通機関が麻痺してしまう。また、夏の降水量の傾向として、華南、南西諸島からの熱帯モンスーン気団による湿舌などの影響を直接受けやすく初夏から梅雨時に降水量が非常に多くなる。なお、秋雨時の降水量は少ない。台風の影響は東シナ海側から朝鮮半島、日本海側を進んだ場合に降水量が多くなる傾向がある。

奄美以南

奄美地方以南の地域は南日本気候(南西諸島気候)で、大東諸島を除きどの島でも年間降水量は2,000 mm以上と多く、一年中降雨がある。年間の気温の差が小さく、1年を通して気温が高い。降雪の記録は過去に数回しかない。また一日の気温差も小さい。盛夏時は晴天が多く日照時間も非常に多いが、にわか雨が多い。台風の襲来が多く、時々強い台風が襲来して被害をもたらす。なお、冬季は北西からの季節風で曇天と雨天が多く、日照時間も少ない。梅雨時の降水量は、九州本島程ではないが、かなり多い。

歴史書における呼称

日本は6,852ので構成される島国であるが。

令制国上の「九州」

一般に「九州」とは、令制国西海道のうち筑前国筑後国肥前国肥後国豊前国豊後国日向国大隅国薩摩国の9の総称とされている。四国と同じ理屈で、九国(きゅうこく、くこく)とも呼ばれたといわれる。

この令制国に基づく定義だと、九州島の9国と、この9国に編入された周辺の附属島嶼が「九州」の範囲となる。ただし周辺の島嶼が9国の令制国に編入された時期はそれぞれ異なるため、歴史を通し一義的な範囲には定まらない。

このように編入時期が異なる事による意識および解釈の差が存しうるが、少なくとも一度も編入された事がない壱岐、対馬、および沖縄県の領域は、令制国上の「九州」には含まれないことになる(なお、奄美群島は日本本土における廃藩置県・府県合併および琉球処分の後に大隅国《鹿児島県》に編入されたため、行政区分としての「九州」に組み込まれたのはそれ以降である)。さらに後述の太平洋戦争終戦後のアメリカ統治時期も令制国の範囲に変更はないので、この定義に変化はない事になる。

上記9国とともに対馬、壱岐を含む西海道は、九国二島九州二島とも呼ばれた。また、西海道の別名として鎮西とも呼ばれていた。

近現代の「九州」

廃藩置県・府県合併以降は、福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県8を指して「九州地方」とされ、これにより令制国上の「九州」には含まれなかった対馬壱岐奄美群島・沖縄県の領域をも含む事となった。

一方、単に「九州」とする場合はそのうち沖縄県を除いた7県がその対象とされる。よって、令制国上の「九州」と比較すると対馬壱岐奄美群島が加わる事となった。

トカラ列島の一部、奄美群島および沖縄県の領域は太平洋戦争終戦後、アメリカに占領され日本に返還されるまでの間に一時的に日本の施政権が停止されるが、実質的取扱(実効支配)はともかく、「九州」の範囲に影響を与えたことはない。(なお、トカラ列島は上三島が日本に残留し、下七島が施政権停止されたため、両者間で地方公共団体が分離される事となった。)

九州地方

以上のように単に「九州」と言うと西海道9国の領域、あるいは廃藩置県・府県合併以降の7県(福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県)の領域を指すが、いっぽう「九州地方」には沖縄県を含めるのが各百科事典では一般的である。

歴史上も、「九州地方」などと言う地方区分の概念が導入されたのは廃藩置県後の明治時代以降であると考えられる(それ以前は令制国による区分であった)。なお、近現代の法令上、行政上の区分は、個別の法制度に基づくため、必ずしもこれらとは一致しない。例として九州総合通信局の管轄範囲に沖縄県は含まれない。行政機関地方支分部局や企業の営業地域などでは沖縄県を九州地方に含む場合も多く、あるいは沖縄を含むことを明示するために「九州・沖縄地方」と表現する場合もある。

例として『NHK年鑑』では見出しを「九州」とする一方で、本文中では「九州・沖縄」と表現している。テレビ番組としては九州朝日放送制作のブロックネット番組「スーパーJチャンネル九州・沖縄」などがある。

また、本州に位置する山口県は、令制国は山陽道周防国長門国に属し中国地方に区分されるが、北九州地方(かつての豊前国)に地理的にも近く歴史的な縁の深いこともあり、山口県を便宜上の同一区分に含めることもある。その場合は明示して九州・山口地方」と表現する。

「九州」に沖縄県を含む例
「九州」に山口県を含む例

古代

古代では、九州本島は、「筑紫島・筑紫洲(つくしのしま)」(古事記日本書紀)と呼ばれていた(国産み#比較表歴史書における呼称)。

3世紀には『魏志』倭人伝に書かれているように小国(伊都国奴国など)に分立していた。それらの国々は4-5世紀頃まで継承され、後の郡の広さに近い政治地域を支配する豪族に成長していった。倭政権からは県主(あがたぬし)に任ぜられていた。記紀などの史料には九州各地に県・県主がみられる。

5、6世紀のヤマト政権には筑紫国(北部)・豊国(東部)・肥国(中部)・熊襲国(南部)の四区分に観念されていた。それは九州成立以前の政治的区分であった。

続日本紀によるとヤマト政権律令制を取り入れるにあたって西海道の一部となり、筑紫は筑前国筑後国、豊国は豊前国豊後国、肥国は肥前国肥後国に分割され日向国の7国と島嶼部の壱岐国対馬国の2国が成立(ただし、日本書紀では律令制以前の推古天皇17年(609年)の記事に肥後國の記載あり)、弘仁15年/天長元年(824年)以後は大隅国薩摩国を加えた本土9国、島嶼部2国となったとある。また、斉明天皇の時に、百済復興の戦に備えるために筑紫国朝倉宮に遷都し、ごく短期間であるが九州に初めて朝廷が置かれた。その後、現在の太宰府市には西海道を統轄し対外的な窓口と大陸からの防衛任務を兼ねて大宰府が設置された。また、天智天皇2年(663年)の白村江の戦い以降に筑紫に水城大野城を置き日本の防衛の最前線の役割を担った。

なお古代九州には7世紀末までヤマト政権とは独立した王権があったとする説(九州王朝説)もある。

中世

中世には、博多自治都市として栄える。摂津国渡辺氏の分流の松浦氏の一族や、藤原純友の乱において勲功のあった大蔵春実橘公頼などの子孫が土着し、在地の豪族となる。

平家の勢力圏であり、九州の武家は平家方に属したが、治承・寿永の乱(源平合戦)の趨勢から菊池氏松浦氏をはじめ諸氏は源氏方に寝返り、鎌倉幕府の鎮西御家人となり地頭に補任される。

しかし、九州の武家は親平家方であったため、源頼朝は「戦後処理」として、九州の在地武家を抑えこむため、新しく東国御家人少弐氏島津氏大友氏を守護として九州に送り、これらの「下り衆」が勢力を強め、菊池氏や松浦氏、秋月氏などの在地の武家を抑え、その後の九州の武家の中枢となる。

鎌倉時代には2度に渡る元寇があり、少弐氏など北九州の武士を中心に撃退した後に、それまでの異国警固番役に代わり鎮西探題が設置される。

元弘元年(1331年)に京都において後醍醐天皇元弘の変で蜂起すると、少弐氏大友氏などが鎮西探題北条英時を攻撃する。鎌倉幕府が滅亡後に後醍醐天皇の建武の新政が成立し、後に足利尊氏は新政から離反し、尊氏は京都での戦いに敗れて九州へ逃れる。少弐氏らは尊氏を迎え、宮方の菊池武敏らを多々良浜の戦いで破る。尊氏は九州で体勢を整えた後に一色範氏仁木義長らを足利勢力として残し、京都に上り、室町幕府を開く。

後醍醐天皇は吉野(奈良県)に逃れて南朝を開き、宮方の武将に自身の皇子を奉じさせて各地で南朝勢力の集結を呼びかけ、九州には懐良親王宇都宮貞泰に守られて派遣され、菊池氏に奉じられる。懐良親王はから倭寇鎮圧の要請のために派遣された使者を迎え、「日本国王」として冊封されて明の権威を背景に勢力を広める。また、足利家では観応の擾乱と呼ばれる内紛が発生し、尊氏の側室の子である足利直冬が九州で尊氏と敵対して戦う。

中央では南朝勢力は衰微し、幼い3代将軍足利義満を補佐した細川頼之今川貞世を九州の南朝勢力討伐のために派遣すると懐良親王も博多、大宰府を追われ、貞世の働きで九州の南朝勢力は鎮圧される。貞世は九州で独自の勢力を築いたため義満に排除され、その後は大内氏が台頭する。寧波の乱細川氏を破った大内氏博多の商人により大陸との貿易を独占する。

応仁の乱以後は少弐氏は衰退し、戦国時代には大友氏、大内氏、島津氏などが戦国大名に成長する。天文12年(1543年)、種子島ポルトガル人により日本に初めて鉄砲が伝わる。南蛮貿易の中心地となり、大友義鎮有馬晴信大村純忠などのキリシタン大名も生まれる。

主要な戦国大名

近世

近世には豊臣秀吉九州征伐を経て豊臣政権下に組み込まれ、北九州は秀吉による朝鮮出兵である文禄・慶長の役の拠点であった。

江戸時代には幕藩体制の確立に伴い薩摩藩佐賀藩福岡藩熊本藩対馬藩をはじめとする諸藩が成立する。江戸時代の鎖国体制下では平戸出島などが対外交易の入り口となり、長崎奉行所がおかれた。

江戸前期には島原の乱が発生する。

幕末には薩摩藩などが明治維新を主導する雄藩となった。

年表

「九州」という呼び名・範囲に関連したもののみ

  • 大宝2年(702年) - 唱更国(のちの薩摩国)が日向国から分離。
  • 大宝2年(702年) - 種子島屋久島多禰国が置かれた。
  • 和銅6年(713年) - 大隅国が日向国から分離。「九州」の語源となる9国がそろった。
  • 弘仁15年/天長元年(824年) - 多禰国を大隅国に合併。この時点の国境が明治まで続く。
  • 慶長14年(1609年) - 薩摩藩琉球王国を占領。この時より琉球は九州の一部となる ===
  • 平成19年度の九州の域内総生産は48兆6825億円である。これはG20参加国のサウジアラビアアルゼンチンよりも大きく、世界で25位以内の「国」に相当する経済規模を有している。
  • 都道府県
    • 福岡県 18兆840億円
    • 佐賀県 2兆935億円
    • 長崎県 4兆379億円
    • 熊本県 5兆708億円
    • 大分県 4兆473億円
    • 宮崎県 3兆560億円
    • 鹿児島県5兆357億円
  • 政令指定都市
    • 福岡市7兆197億円、北九州市 3兆523億円、熊本市 2兆1507億円

交易

位置的に朝鮮半島中国東南アジアなどに近く、特にアジアとの貿易や輸送が盛んである。

九州7県の人口

※順位・人口・割合のデータは現在。

主要都市

九州七県の主要都市を掲載する。データは現在。

福岡市(人)・北九州市(人)・熊本市(人)
鹿児島市(人)・大分市(人)・長崎市(人)・宮崎市(人)・久留米市(人)・佐世保市(人)
佐賀市(人)

鉄道・軌道(ケーブルカーを除く)

新幹線
JR九州本社直轄の九州新幹線と、西日本旅客鉄道(JR西日本)福岡支社管轄の山陽新幹線の一部とが存在する。
九州新幹線の開通区間は現在、鹿児島ルート鹿児島中央駅博多駅である。山陽新幹線との間で鹿児島中央駅~新大阪駅間の直通列車が運転されている。また、長崎ルートも開業を目指して建設が進められている。
在来線
山陽新幹線の回送線を旅客線化した博多南線(JR西日本福岡支社の管轄)以外の在来線は全てJR九州が管理している。
公営交通
九州で唯一地下鉄事業を行う事業者として福岡市交通局(福岡市営地下鉄)が存在するほか、軌道事業を行う事業者として熊本市交通局鹿児島市交通局が存在する。
私鉄
大手私鉄の一つである西日本鉄道(西鉄)が福岡県下に路線網をもつほか、福岡県、長崎県、熊本県に中小私鉄4事業者が存在する。なお、これには組織上第三セクターであるものの、慣例的に一般私鉄に分類される島原鉄道を含む(詳細については島原鉄道を参照)。
第三セクター鉄道
第三セクター鉄道としては、東九州の大分・宮崎県を除いた5県に7事業者9路線が存在する。都市交通の整備のため建設された北九州高速鉄道以外は、いずれも国鉄・JRの赤字路線や並行在来線を転換開業したものである。
鉄道・軌道事業者の一覧

専用鉄道#九州地方も参照

航空

定期路線が就航する空港は、九州本島内で福岡県には福岡空港北九州空港の2か所あり、その他の各県にも1か所は存在するなど比較的早期から整備が進められており、東京大阪を中心とした本州への便は山陽新幹線と激しく競合している。また、鉄道では行きにくい四国北海道と九州を結ぶ空路や、沖縄本島と九州島内各地への空路、九州島内相互間の空路もある。離島にも空港が整備され、九州本島と離島を結ぶ空路も多く利用されている。

地理的に大韓民国中華人民共和国など東アジア東南アジアの周辺国が東京や大阪よりも近いこともあり、九州本島ではすべての県に韓国への便があり、最大規模の福岡空港では周辺国や東南アジア・ハワイ・ヨーロッパ方面への便もある。

本拠地を置くチーム・団体

参考文献

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センゴク権兵衛

本巻にて九州征伐編が終了となるが、終わってみれば真実が明かされるどころか
ますます謎が深まる皮肉な結果となった。
正直な所、このマンガを読んだだけでは、九州における仙石秀久の動向を捉えるのは相当難しい。

九州編は起承転結の最初の「起」の部分こそ、沖田畷の戦いで華々しくスタートできたものの
(ここで大いに期待した読者も多いはず)
徐々にゴンベエ失態言い訳用の布石が始まり、なんだか妙に怪しい雲行きとなった。
このため全力で駆け抜けるこの作品の持ち味は消え、物語の流れは地雷原を恐る恐る進むような散漫なモノに。


モヤモヤした気持ちのままあの家久神降りに突入、そのまま戦後処理もすっ飛ばし中年夫婦のメロドラマ、高野山懺悔の旅と続いてハイこれでお終いである。

残念な事に作者のゴンベエを守る、という姿勢は相変わらずそのままのため、期待していた高野山編も裏切られた形となった。
例えばこの時期、長宗我部家の谷忠澄が高野山を訪れ、信親他戸次川戦没者の供養塔を建てている。
普通のマンガなら、ここでゴンベエとのニアミスも期待できるわけだが
そういうゴンちゃんの古傷を抉るようなイベントは当然スルーなのである。
また讃岐では尾藤知宣が、戸次川でゴンベエに国人領主を棄民され、スッカスカとなった現地に赴任し
あの泣きそうな顔で九州征伐への兵力確保に奔走してたりと、使えそうな歴史ネタはゴロゴロ転がっているはずなのだ。
そういう小ネタを静かに挿入する事で、読者にゴンベエのやらかし具合を間接的に伝える事ができれば
ゴンベエの苦悩や懺悔もぐっと現実味を帯びるのだが、それはやらない。
森氏家譜や仙石家譜の毒にも薬にもならない記録をただ引き写すだけで物語は進んでいく。

個人的に一番がっかりしたのは根白坂の戦いで、この戦いは九州征伐のハイライトのみならず
今シリーズ紀州征伐で共闘した三人組の運命がハッキリ分かれる場面になるはずだったが
見開き一コマであっという間に終了である。
話がゴンベエの負に広がりそうな事例はとかく排除の結果なのだろうが
創作は引き算とは言え、なんだか引き算の度が過ぎる印象だ。

三郎オトコや田宮某もそうだが、恐らく作者は戸次川後を見据え丁寧な描写を重ねてきたのに
肝心の戸次川本戦が大失敗したため
ゴンベエを傷付けても用意した伏線をきちんと回収するか
ゴンベエを守るために伏線を捨てるかの選択を迫られ、後者を選んでしまったのではなかろうか。
もちろん何を取り上げるかは作者の自由であるという意見もあるだろうし、それは正しいのだが
惜しいかな、本巻では作者の取捨選択がマンガ自体の面白さに結びついていなかった。

かってセンゴクが熱いマンガだった頃は、物語が紙面の向こうから勝手に迫ってくるような力強さがあったが
今はすべてが紙面の向こう側に引っ込んでしまい、読者の方から歩み寄って行かねばならぬ状況を感じる。
14年という長期連載ゆえに、ここまで来た以上最後まで付き合う決意と、作者へのねぎらいの気持ち
そしてラストはしっかり盛り上げてくれよな!という希望を込めての星三つ、でも本音を言うと星はもっと少ない
そんな読者が自分を含めて多いのではなかろうか。

5つ星のうち 3.0最終回までの充電かな

(参考になった人 7/7 人)

今回は主人公が自分と向き合う描写が中心です。 高野山へ行き、自分がしてきたこと、周りからの評価などと向き合い、大名からいち民衆の立場になって物事を見るまでを描いています。 あとは九州征伐の後片付け、海外貿易の構想などです。 最終回に向けて、センゴクが秀吉にとってどういう人物なのか、ということを固めていき、 主人公の立場を盛り上げている感じがするので、最終回への盛り上がりに期待です。 でも、やっぱりセンゴクファンとしては無我夢中で眼の前の戦いを生き抜いている姿が好きなので、 今の充電期間の話は、あまり好きではないですね。

5つ星のうち 5.0中年になり

(参考になった人 0/1 人)

権兵衛の生き方も転換点を迎えて、勢いや出世というものから離れた生き方に。 天下を取った英雄ではなく、カッコ悪い面がたくさんあるのでここまで感情移入できたのだと思う。 天下人の秀吉も老いによる脳の変化が見られ、悲しい。 老人と愛のない側室って、現代でも見られる構図。 良い時だけでない、リアルな人間ドラマとしても傑作。

ちょっとだけ

5つ星のうち 5.0夫婦で泣きました

(参考になった人 0/0 人)

2歳の娘がいます。 もうすぐ第二子を出産予定です。 本屋でたまたま見かけて、赤ちゃんを抱っこする女の子が娘と重なり、なんとなく手に取りました。 ページをめくるたびに涙が堪えきれず…その場で涙を拭い、レジに直行しました。 帰宅して夫にも読ませたところ、鼻水を啜りながら泣いてました。 夫としては、絵本の中にパパが登場しないことも切なかったようです。 次の子が生まれても、上の子に寂しい思いをさせないようにしようと夫婦で決意しました。

5つ星のうち 5.0ほっこりする本

(参考になった人 0/0 人)

とてもほっこりします。 これから2人目なのでちょうどよかったです。 2人目が生まれると上の子に我慢させてしまうこともあるかもしれないけど、今からこの本を読み聞かせして、我慢しなくていいんだよ〜って教えようと思います。 この本を読んで、私は"プレッシャー"とか、そういう風には感じません。 この本は大切なことを教えてくれる本だと思います。

5つ星のうち 5.0母親にも読ませたい

(参考になった人 2/2 人)

ラジオであるタレントが、「娘に読んであげる度に 自分が号泣してしまいます」というコメントで興味を持ちました 実際に、本屋で手にして見ました 弟が生まれた4歳の孫娘に読み聞かせたいと注文しました 主人公の絵が孫娘にそっくりなことも気に入りました 勿論、子育てに大奮闘の母親にも読んでもらいたいと思います

Okinawa guide 24H

5つ星のうち 1.0シニアには不向きです

(参考になった人 0/0 人)

レビューを見て購入を決めましたが、届いて本を開いた瞬間、間違いに気付きました。 読みづらいのは、字の小ささだけでなく、今どきのおしゃれな感じの紙質や字の色(少しグレーっぽい)が、相乗効果で 更に読みづらくし、見るのが苦痛なぐらいでした。 本の購入で、こんな失敗をするとは思いもよりませんでした。 結局、本屋さんで実際に手に取って、「大人旅」を購入。 こちらはちいさくても読みやすく内容も良かったです。

その辺にある沖縄ガイドブックとは一味違う、著者の想いが込められた一冊。首里城や美ら海水族館のページが少なく、沖縄飯へのページ数がこんなに多いガイドブックは見たことがない笑 他のソースでは知れない、しっかりと取材して得た情報だというのが伝わってきました。他にも、沖縄は意外と朝早くからやってる店が少ない、などの目の付け所の良さ。その上でどうすべきか、どこへ行くべきかを教えてくれる。マリンスポーツなどアクティビティの情報が少ない感はあるものの、実際行くとなったらきっとホテルの近くでやるだろうし確かに必要ないかもなと思ってしまった。
沖縄に行く予定がある人もない人にもオススメの一冊です。読み物としてもオシャレでとても良かった!

沖縄の予習に購入しましたが、内容が充実していて、行く前からワクワクしてきました! 本の大きさも持ち運びに便利な大きさで、オススメの一冊です!!

福岡はすごい

5つ星のうち 4.0福岡は日本の西海岸

(参考になった人 0/0 人)

カリフォルニアから福岡に転居したジャーナリストが「福岡もカリフォルニアも西海岸」、とイノベーティブや文化の豊かさ、快適な居住環境など両地域の共通性を上げつつ、福岡が持つ先取の気風を論じる。

福岡は学生やサービス業従事者が多いため人口比で若者が多い。そのため開業率が高い。だが、開業率の高さはそれだけではない。「パートナーの九大着任が福岡居住のきっかけ」という著者のポジショントークもあるだろうが、「スタートアップ都市・福岡」は九大から始まった。九大のアントレプレナーセミナーは、6年で1000人が受講し、全国有数の「起業部」があるほか、iPSや有機ELなど九大発ベンチャーが続々と生まれている。

若者がいて先端技術を持っている大学は強い。

周囲を山に囲まれているため住宅用地面積が少なくて職住接近せざるをえなかった。結果としてコンパクトシティが実現した。市町村の人口増加率全国一になったこともある新宮町は福岡駅から20分。マンション相場は2000万円台というから驚きだ。著者も言うように東京だと中野、駅周辺だと新築は6000万円台だからなあ逆転の発想も面白い。新宮町はJRの新駅前の地下に下水処理場を建てた。その上に商業施設と公園を造成しイオンを誘致したが失敗した。そこからIKEA誘致に転じて成功した。災い転じて今ではかっこいいIKEAの街として、新駅の周囲に続々マンションが建っている。

「いい意味」で元日経記者らしく、日経でよくやる文化や政治も盛り込んだ地域経済特集のノリだが、新聞っぽい硬さはない。西海岸っぽさのあるこなれた文章でさわやか。怨念に満ちた前著のマスコミ批判からガラッと雰囲気が違うけど、こういう文章も書けるのかと感じた。

海山近接で、そう遠くない都心部にオフィスや娯楽施設が集合している、そんな印象です。
結局福岡の魅力は都会と自然のバランスの良さに尽きるでしょう。
当方も小中学生時代を福岡で過ごし、第二の故郷と感じており、
日に日に福岡への望郷の念が強くなってくる昨今です。
受験し入学した中学校の教室の窓から、何気なくしょっちゅう見ていた背振の山並みや、
玄界灘の磯の香りたっぷりの生簀料理など、福岡の魅力は語り尽くせません。

そして、数々の「感動」体験が身近なところでできるということも魅力でしょう。


大名にある少年文化会館での夏の夜空観測や、薬院にある九州エネルギー館での電気製品制作など、
小学生時代には理科クラブにいたこともあり、いろんな体験が身近で楽しめたのでした。
子どもの教育にとってもかけがえのない場所なのでは、と思います。

古代、那国として早くから拓け、那の津といえば博多の港を指すのですが、
長浜ラーメンを忘れるわけにはゆきません。元祖長浜屋のある界隈は、屋台も多少出ていますが、
明け方まで地元の酒豪で賑わっています。すると、福岡はアジアの一都市であり、
とくに国際海洋文化都市としての知名度は高いと考えられます。
人口今や150万ともいわれ、すっかり九州の中心都市となった福岡ですが、
そのカラクリについて知りたい方に、本書をおすすめしておきます。

5つ星のうち 5.0裏切り者として

(参考になった人 1/1 人)

著者はよく福岡のことを調べ、愛してくださっているなあと強く感じた。
私は、福岡生まれで現在は東京在住である。そう裏切り者なのだ。でもそのような者であってもやはりこの福岡という街は生まれてよかった。終の住処はやっぱり福岡だと誇らしい気持ちにさせてくれるのだ。ものすごい日本の文化があるわけではないのだが、ダントツに福岡は住みやすい。
都市・町・自然・人など、すべてが調和していてバランスがよいのである(但し、鉄道料金が高い!西鉄一強はどうかな・・・)。著者は日本のシアトルを目指すべきだと言われるのだが、福岡は福岡であってよく、日本・東京・京都やアメリカ等を通り抜け、世界一住みやすい街を目指すべきだと思った。

海外の人たちなどから、
「福岡というこの世で一番、住みやすい場所があるそうだ。そこを目指そう。」
と呼ばれるような街づくりを目指すチャンスが今あるという直面に立っているということが本書をとおして気づかせてくれた。

九州』の解説 by はてなキーワード

九州は、日本列島を構成する主要4島のうち、3番目に大きく、最も西にあるもの。

面積は36,782.37km²*1

関門海峡周防灘を挟んで本州と、豊後水道を挟んで四国と、それぞれ対峙している。

筑前国筑後国肥前国肥後国豊前国豊後国日向国大隅国薩摩国の9か国に分かれることから九州と呼ばれる。

現在は福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県の7県に分かれる。九州地方という場合は、これに沖縄県を含む場合がある。

笑い話として山口県を含めた9県で九州という場合もある。これは山口県のあらゆる点に於いて福岡に依存しているためである。

九州』by Google Search

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