ボツワナのまとめ情報

ボツワナ』の解説

ボツワナ共和国(ボツワナきょうわこく)、通称ボツワナは、南部アフリカの内陸に位置する共和制国家で、イギリス連邦加盟国である。南を南アフリカ共和国、西と北をナミビア、東をジンバブエに囲まれた内陸国である。

首都はハボローネ。ツワナ系の人々が多く住む。

国名

正式名称は英語で、Republic of Botswana(リパブリック・オブ・ボツワーナ)。通称、Botswana。日本語の表記は、ボツワナ共和国。通称、ボツワナ

国名は「ツワナ族の国」を意味している。

歴史

イギリスによる保護領時代についてはベチュアナランドを参照

地理

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ボツワナは南部アフリカの内陸に位置する内陸国で、国土面積は世界44位。なお、国土の約17%が政府により指定保護区とされ、開発から手付かずで残されており、世界各国から観光客や研究者が訪れる。

中央部にはサバンナ気候のためサバンナが覆うが、サバンナにもまばらに低木と草が茂って生えてるところがある。

西部の大半がカラハリ砂漠におおわれており、北には沼地地帯が広がる。南部はほぼ砂漠になっており、リンポポ川モロベ川が南アフリカとの国境になっている。

なお、首都のハボローネをはじめとする都市部はオフィスビルも多く、各種交通やITなどのインフラストラクチャーが整っているものの、政府の自然保護政策を受けて多くの緑が残されている。

主な都市

首都であり国内最大の都市であるハボローネの大半は住宅地によって構成されている。住宅地は中、上流階層が住む高級住宅地と、低所得者層が住む住宅地にわかれる。市内には多数のショッピングモールスーパーマーケットがある。国土が広いこともあり経済規模の割には高層ビルは少ないが、国内企業の本社や外国企業のオフィスが集中しており、ITや交通インフラが整備されている。
ノースイースト地区にある国内第2位の規模を持つ都市。鉄道をはじめとする交通の要衝でもある。
ノースウェスト地区最大の都市。チョベ国立公園オカヴァンゴ・デルタに最も近い都市であり、国際線も就航するなど観光の拠点となっている。
セントラル地区の州都。ボツワナの交通の要所となっている都市。最大部族ングワトの首都である。
ノースウェスト地区とジンバブエとの国境にある都市。

共和制

ボツワナは共和制大統領制を採る立憲国家である。両院制国会を持ち、現行憲法1966年9月30日に公布された。

国家元首である大統領は、同時に行政府の長も兼ねる。大統領は国会により選出され、任期は5年。3選は禁止されている。副大統領および閣僚は大統領により任命される。首相職は無い。

国会

議会制民主主義が施行されており、立法府両院制の国会である。上院に相当する「首長会議」は15議席で、任期の定められていないツワナ族の伝統的な首長たち8名のほか、副首長などが5年任期で7名任命される。下院に相当する「国民議会」は63議席で、57議席が国民の直接選挙、4議席が与党、2議席は大統領と司法長官により任命される。国民議会議員の任期は5年である。首長会議には諮問機関としての権限しかなく、立法権は国民議会に存在する。

安定した政局

ボツワナの独立以来、アフリカでは数少ない複数政党制に基づく民主主義が機能している国として知られ、政局はきわめて安定している。実際に独立以来クーデター内乱は一度も起きたことがない。

最大政党ボツワナ民主党(BDP)が政権を1966年の独立以来保っているが、ボツワナ国民戦線(BNF)やボツワナ会議党(BCP)といった右派、左派、中道の各政党が国民議会に議席を持ち、実質を持った野党として活動している。

軍事

ボツワナ防衛軍は陸軍空軍によって構成されており、他に準軍事組織として警察の機動隊が存在する。徴募制度は志願制。内陸国の為海軍は保有しておらず、河川、湖沼を哨戒する軍事的組織も保有していない。3つの組織を合わせた総兵力は10,500人。

国際関係

近隣諸国のみならず、旧宗主国イギリスを含むヨーロッパ諸国、日本を含むアジア各国やアメリカ合衆国などと友好な関係を保っている。また、かつてはアパルトヘイト政策を取っていた隣国の南アフリカとは対立関係にあったが、南アフリカの方向転換に伴い、近年は友好的な関係を保っている。なお、イギリス連邦の加盟国である。

南部アフリカ開発共同体(SADC)」の議長国を1980年代から1990年代にかけて長年つとめた他、首都のハボローネに事務局を設置している。また国際連合安全保障理事会の非常任理事国となったこともある。

日本との関係

1966年の独立直後に正式な外交関係を樹立し、1999年には、駐日大使館東京都港区4丁目に設置された他、駐ボツワナ日本国大使館と総領事館もハボローネに設置されている。2006年には国交成立40周年を記念し、駐日大使館が主催して「ボツワナ・ウィーク」が開催された。

2008年1月、ボツワナに日本大使館が開設される。同年6月、民間登用された三井物産(九州支店長)・松山良一が初代特命全権大使に就任した。また、2010年10月にはイアン・カーマ大統領が実務訪問賓客として訪日し、天皇菅直人首相と会談するなど、極めて友好的な関係にある。

なお、下記のようにボツワナは中所得国に分類され、日本の無償資金協力の供与基準を上回っていることから、多くの近隣諸国と異なり一般無償資金協力事業の対象外となっている。日本からの円借款も環境対策や防災対策などに限られている。

通貨

ボツワナの通貨単位は「プラ」(pula)。国際通貨コード(ISO 4217)は「BWP」。補助通貨単位は「テベ」(thebe)で、1プラ=100テベ。プラとテベはそれぞれ、「P」と「t」に略される。

中所得国

ボツワナは1966年の独立以後、豊かな天然資源と手堅い経済政策、安定した政治状況や高い教育程度に基づき、世界最高水準の経済成長率を1980年代末まで維持し続けた。その結果、他の多くのアフリカ諸国とは異なり「世界最貧国グループ」から抜け出し(1994年に指定解除)、1人あたりGDPマレーシアアルゼンチンルーマニアなどの他の大陸の工業国と同クラスの世界60位前後に位置し、「中所得国」に分類されるなど、堅実な経済状況を保ち続けている。

なお、200万人に満たない人口しかないものの、総GDP(為替レート)ははるかに人口が多いグルジアセネガルパラグアイなどと同程度の世界100位前後となっている。

産業多角化の推進

2007年度のインフレ率は8.4%と比較的安定している上、同年度の経済成長率は3.8%と安定した経済成長率を保ち続けているものの、ボツワナ銀行の公式発表では失業率が20%を超え、民間の調査結果では40%近いものも報告されていることから、高い国民の教育レベルやインフラストラクチャーの整備をバックに、産業の多角化や外資の積極導入を行い、これを克服しようとしている。

実際に、外資の積極導入を推進するために為替の自由化を導入したほか、外国企業に対する優遇税制の導入や、低い法人税率の導入を実現し、さらに汚職防止策の導入や政府による職業訓練の導入などを進めている。

インフラ整備

これらの堅実な経済状況に伴い、ガス電気水道通信交通網などの基本インフラストラクチャーや、携帯電話網やITインフラストラクチャーも都市部を中心に整えられている。さらに国内都市部を中心とした高速道路の整備も進められている。

工業・農業

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農業部門では、自給農業との畜産が中心で、牛肉の輸出の割合が大きい。食品加工などの軽工業は発展しているものの、現在のところ重工業やハイテク産業はほとんど未発達であり、諸外国からの誘致を進めている。

鉱物資源

ダイヤモンド鉱床が1967年に発見されたのに続き、1970年代に多数の鉱床が相次いで発見されたため、ダイヤモンドの採鉱事業は、ボツワナ経済の中心となっている。ダイヤモンドだけで、GDPの3分の1を超え、輸出総額の75%から90%、国の歳入の約半分を占める。その他の鉱物資源としては、ニッケルなどがあり、これらの輸出によって外貨を得ている。

DTC

2008年にロンドンにあったデビアスDTC(ダイヤモンド・トレーディング・カンパニー)をロンドンからボツワナのハボローネに誘致に成功した。その影響で多くの研磨工場が作られた。

観光

オカバンゴ湿地帯チョベ国立公園カラハリ砂漠やモレミ野生動物保護区など観光資源が豊富な上に、近隣諸国に比べ治安が良く政情も安定していることや、政府が観光に力を入れている事から観光客が堅実に増加しており、政府主導で国内のホテルの整備を進めるなど更なる観光客の誘致を行っている。

データ

CIAザ・ワールド・ファクトブック」による2000年の輸出入データは以下の通り。

  • 輸出品目 : ダイヤモンド 90%、銅、ニッケル、ソーダ灰(工業用炭酸ナトリウム)、肉、織物
  • 輸出先 : 欧州自由貿易連合 (EFTA) 87%、南部アフリカ関税同盟 (SACU) 7%、ジンバブエ 4%。
  • 輸入品目 : 食料品、機械類、電化製品、輸送設備、織物、石油燃料、石油製品、木製品、紙製品、金属、金属製品
  • 輸入先 : 南部アフリカ関税同盟 (SACU) 74%、欧州自由貿易連合 (EFTA) 17%、ジンバブエ 4%。

国内

国内には路線バス航空機による路線網が整備されている。なお、路線バスや航空網の整備と比べて、国内の鉄道網は余り整備されていないものの、近隣諸国間との国際列車が運行されている。

自家用自動車の普及率が高い上、都市部の道路整備は進んでいるものの、高速道路網の整備は都市部以外に進んでいない。なお、旧宗主国のイギリスや日本同様左側通行である。

国際

ハボローネやマウンなどの複数の都市に国際定期便が乗り入れており、ハボローネのセレツェカーマ国際空港ヨハネスブルグナイロビの間には頻繁に定期便が運航されている。さらに、隣国の南アフリカやジンバブエとの間には国際列車や定期長距離バスが頻繁に運行されている。

また、現在日本との間には直行便は運航されていないが、ヨーロッパの各都市や南アフリカからエア・ボツワナなどの定期便でハボローネへ入る事が一般的である。

民族

もともとコイサン語族に属する言語を話す人々が住んでいたが、17世紀半ば南部より移動してきたツワナ人が支配した。コイサン系の言語を用いる人々は人口は少ないが現在も国内各地に住んでいる。

彼らは従来、狩猟採集などの移動生活をしていたが、現在では国による定住政策がかなり進み以前のような生活をしている人は少ない。この国の人口の約79%をツワナ人が占め、ショナ系のカランガ人が11%他にはツワナ人からバサルワと呼ばれるサン人(グイ、ガナ、3%)、ツワナ系だが少数派のカラハリ人と白人などが7%住んでいる。

言語

公用語英語(話者2.1%)である。一般にツワナ語(78.2%)、ショナ系のカランガ語(7.9%)、ツワナ系のカラハリ語(2.8%)その他(8.6%)が使われており、不明が0.4%。これはアフリカ諸国だけでなく、世界でも高い方に分類される。主な高等教育機関としては、ボツワナ大学(1982年開校)が挙げられる。

文学

ボツワナの作家として、法律家でもあるユニティ・ダウや、南アフリカ出身のベッシー・ヘッドなどがいる。

世界遺産

ボツワナ国内には、ユネスコ世界遺産リストに登録された文化遺産が1件存在する。詳細は、ボツワナの世界遺産を参照。

スポーツ

宗主国のイギリスの影響を受けてサッカーゴルフが盛んなほか、学校教育を通じてテニス空手ソフトボールなど様々なスポーツが国民に広く行われている。最も盛んに行われているスポーツはサッカーで、国内には16チームからなるアマチュアリーグがある。また、ハボローネ郊外には、ゴルフコースが隣接した本格的なゴルフリゾートホテルもある。

著名な出身者

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新参探偵、ボツワナを騒がす ミス・ラモツエの事件簿4

やっぱり面白い

(参考になった人 9/9 人)

待望の続編が3年ぶりに発売されました。 サバンナのミス・マープルとも言われるマ・ラモツエとやっと再会できました。 今回もボツワナならではのゆる〜い依頼が盛りだくさん。 その中でも有能な探偵助手マ・マクチの恋とライバルの新探偵社の出現が良かったです。 マ・ラモツエの心温かい解決策が読んでいても和まされます。 シリーズを重ねる度に登場人物にも味が出てきて個々の魅力が爆発って感じです。 ボツワナという国を理解するのに最適の本かも。 すでに10作も続いてるシリーズなんで引き続き日本でも翻訳される事を希望します。

食べる。

以前に、偶然「食べる。」の平松洋子さんの書評を見つけて以来、ずっと読んでみたいと思っていた。 やっと昨日時間が出来たので読み始めたら、一気に読んでしまった。一気に食べきった!気分。今、世界中のどこにでも行けるし、日本国内ですら食べられない世界の料理はないと思えるほど、どんな料理も口にすることができる時代だ。だから、珍味の紹介本なら新しくも何ともない。この本の中にも珍しい料理はたくさんでてくるが、「食べる。」は、世界中の珍しい料理を紹介しているのではないことが、読み進めるうちにわかってくる。 事前のアポも、メールも電話も、自己紹介すらもない。

そんな突然あらわれた1人の異国の人間が、「食べながら」全く見ず知らずのコミュニティ—の中に迎え入れられていく。その光景は、一切の無駄なものを削ぎ落とした、究極のコミュニケーション手段であるかのようだ。 あくまでも媒体としての食、いや、媒体としているのは料理そのものではなく、著者の食べる、という行為である。異国で、異人として… いや、そうではない。日本で、たとえば家族や友人と日本食を囲むときだって、食べることは人と繋がる手段であるはずなのだ。そのことを、もう何年も忘れてきたような気がする。 この人の食べ方は、野性的で、情熱的で、そして、本気で食べることで、相手に敬意をもって確かな何かを伝えるのだ。久々に出会った珠玉のエッセイ、静かに読みたい逸品である。

そこに、真実の味を求めて。

(参考になった人 2/3 人)

中村安希さんの本は、「インパラの朝」で、その感受性にこころの洗濯と、哲学的思考で独り言ちを繰り返し、自問自答に彷徨い続ける女性の姿に感涙したこと、その鮮烈な印象がまだ記憶に残っています。 本書では、”食べる”を基軸にしていますが、決して食べ歩きのような、また、食の薀蓄でもありません。 幾多の旅路のなかで、物欲を捨てたところに見出した、動物的本能に近い”食べる”であると思います。 その地で、その時々で感じ取るもの、雰囲気や触れ合う人々との交流や出来事や、また匂いやその思い出などによって、誘導され、自分の意志で受け入れた印象に残る”食べる”意識をエッセイとして書き綴っています。

起承転結で書き綴るのではなく、いきなり展開するその時点におかれている出来事から始まります。 また、頑固一徹な中村安希さんの独り言ちは孤独さを感じるんですが、それをずいぶん楽しんでいるように感じ、現地で触れ合う交流の中でも、しっかりとしたポリシーを持って接しているように思います。 ”食べる”をテーマにして、旅することの楽しさ、家でじっとテレビなどを見ているよりは、旅を通して、体感することの有意義さを力説しています。

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Botswana

アフリカ南部にある内陸国共和制カラハリ砂漠が国土の大半を占める。牛・羊の牧畜が主産業。住民の多くはバンツー系黒人。主要言語は英語とツワナ語。1966年イギリスから独立。

首都:ハボロネ

面積:58.2万平方km

人口:188万人(2007年:世銀)

旧称:ベチュアナランド

日本の外務省による国名表記:ボツワナ共和国

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