フォリナーのまとめ情報

フォリナー』の解説

フォリナー (Foreigner) は、アメリカ合衆国出身のロックバンド

1970年代後半に始まった産業ロックのアメリカ版である、「スタジアム・ロック」で大成功を収めたバンドの一つ。アルバム総セールスは8000万枚以上を記録した。ミック・ジョーンズ、ルー・グラムを中心とした英国人・米国人混合グループである。

概要

バンド名「フォリナー(=外国人)」は、英米が混在するメンバー構成を由来とする。活動初期はハードロックアメリカン・プログレ・ハードの範疇にあり、フリーやバッド・カンパニーをモデルとしたサウンドで、デビュー当初から大きな成功を収めた。

1970年代末から、徐々にキーボードを前面に押し出したAOR的サウンドに変化していき、バラード曲を主体に更なる支持を得る。【 ミドル・オブザ・ロックンロール 】という独自のジャンルであるともいわれ、特に1980年代の音楽市場で莫大な利益を上げた。莫大なセールスをもたらした商業主義的手法が、JourneyやStyxらとともに、スタジアム・ロック(産業ロック)の典型として挙げられることも多い。

1970年代:スーパーグループ誕生

1976年ニューヨークにて、元マウンテンの「レスリー・ウェスト・バンド」で活動していたミック・ジョーンズ(元スプーキー・トゥース)や元「キング・クリムゾン」のイアン・マクドナルドが、セッション仲間のデニス・エリオット(元イフ)に、ルー・グラム(元Black Sheep)、アル・グリーンウッド(元Storm)、エド・ガリアルディのアメリカ人達と意気投合し発足した。

ロックバンド「Trigger」という暫定のバンド名でデモテープを各社に持ち込み、大手レーベル「アトランティック・レコード」と契約。名を「フォリナー」と改めデビューする。それぞれ名の通ったバンド・ミュージシャンが集った経緯から「スーパーグループ」の誕生と話題になった。

1977年、1stアルバム『Foreigner (邦題:栄光の旅立ち)』を発表。全米チャート4位を記録し400万枚を突破、デビュー作から早くも成功を手にする。シングル『衝撃のファースト・タイム』もヒットした。

1978年リリースの2ndアルバム『ダブル・ヴィジョン』が前作を上回る500万枚に達して全米チャート3位を記録し、シングルカットした表題曲「Double Vision」が全米2位に上昇。同年に早くも初来日公演が実現する。

1979年、音楽性の相違からエドが脱退して、リック・ウィルス(元スモール・フェイセス)に交代。3rdアルバム『ヘッド・ゲームス』は全米チャート5位を記録し、300万枚の安定したセールスを維持した。

1980年代:ヒット連発

1980年、次作の制作を開始する中、ミック・ジョーンズとルー・グラムの主導権が強くなり、不満を持ったイアン・マクドナルドやアル・グリーンウッドと対立。結局イアンとアルが脱退し、残る4人編成で活動を継続する。

1981年、発表した4thアルバム『4』が1500万枚以上の空前なヒットとなり、全米チャートで10週連続1位を記録。翌年のアルバム年間チャートでは第3位を記録した。シングル「ガール・ライク・ユー」も全米チャート10週連続2位を記録。翌1982年に初のコンピレーション作品『Records (邦題:ベスト・オブ・フォリナー)』をリリース。

1984年、5thアルバム『Agent Provocateur (邦題:プロヴォカトゥール)』をリリースし、翌1985年にシングル「アイ・ウォナ・ノウ」が初の全米シングルチャート1位(2週連続)を獲得、年間チャートでも第4位を記録する。しかしこの時期をピークに、バラード曲スタイルのマンネリ化も進んでいた。ルーはバンドの今後を危惧するようになる。

1987年、6thアルバム『インサイド・インフォメーション』を発表した頃には、バラード路線を維持したいミックと反対するルーとの確執が表面化する。

1990年代:人気下降、ルー・グラム脱退

3年後の1990年、ルーが正式に脱退し、代わりにジョニー・エドワーズ(Vo)が加入。翌1991年に心機一転の7thアルバム『アンユージュアル・ヒート』を発表するが、全米チャート100位以下の惨敗に終わる。

1992年、今度はオリジナルメンバー デニス・エリオットやリック・ウィルスら主力が脱退。そこでミックはルーと関係を改善してバンドに呼び戻し、新たに編成を組み直す。

1994年、8thアルバム『Mr.ムーンライト』を発表。ここから暫くオリジナルアルバムのリリースが途絶える。

1997年、ルーが脳腫瘍を患い活動が停滞する。手術を施して翌年に復帰するが、投薬やリハビリの影響もありパフォーマンスは芳しくなかった。

2000年代に入り、ようやくルーの体調が回復して活動が活発化し、2002年にはデビュー25周年に関連した多くの企画を実施した。そしてここを区切りに、翌年ルーが再び脱退する。これでオリジナルメンバーはミックだけとなった。

2000年代以降〜ミック・ジョーンズ主導体制

2004年から2005年にかけ、大幅なメンバーチェンジを実行する。新ボーカリストにケリー・ハンセン(元ハリケーン)が就任。ジェイソン・ボーナム(Ds)やジェフ・ピルソン(元ドッケン)といった著名なミュージシャンが加入した。そしてデビュー30周年に向け大々的なライブを企画。翌2006年にライブ作品『Extended Versions』として発表した。

2007年、14年ぶりの来日公演を開催。

2009年、15年ぶりの9thアルバム『キャント・スロー・ダウン』をリリース。久々に全米チャートTOP30入りを果たした。以降はライブを主軸とした活動にシフトしていく。

2011年、ブルース・ワトソン(G)が加入し、この時点で7人編成の大所帯となる。翌2012年、ミックが心臓のバイパス手術を受けた。

2013年、『ソングライターの殿堂』授賞式にて、殿堂入りしたミックとルーが10年ぶりに共演。

2014年、オリジナルメンバー エド・ガリアルディが死去。同年、かつて大ヒットした4thアルバム『4』を完全再現したライブ作品『The Best of 4 & More』をリリースする。

2016年、デビュー40周年を記念し、全40曲入りコンピレーション作品『40』をリリース。またこの年、多くのライブフェスに参加した。

2017年、結成40周年を記念した夏のスペシャル・ツアーに、クラシックメンバーが参加の意向を示す。

現ラインナップ

File:2016 Lieder am See - Foreigner - Kelly Hansen - by 2eight - 8SC2479.jpg|ケリー・ハンセン(Vo) 2016年

File:2016 Lieder am See - Foreigner - Mick Jones - by 2eight - DSC4815.jpg|ミック・ジョーンズ(G) 2016年

File:2016 Lieder am See - Foreigner - Thom Gimbel - by 2eight - 8SC2582.jpg|トム・ギンベル(G) 2016年

File:2016 Lieder am See - Foreigner - Jeff Pilson - by 2eight - 8SC2554.jpg|ジェフ・ピルソン(B) 2016年

File:2016 Lieder am See - Foreigner - Bruce Watson - by 2eight - 8SC2408.jpg|ブルース・ワトソン(G) 2016年

File:2016 Lieder am See - Foreigner - Michael Bluestein - by 2eight - DSC4881.jpg|widths="180px" heights="130px"|マイケル・ブルースタイン(Key) 2016年

File:2016 Lieder am See - Foreigner - Chris Frazier - by 2eight - DSC4953.jpg|クリス・フレイザー(Ds) 2016年

旧メンバー

  • イアン・マクドナルド Ian McDonald - ギター/キーボード/サクソフォーン (1976–1980) 元キング・クリムゾン
  • ルー・グラム Lou Gramm - ボーカル (1976-1990, 1992-2003)
  • エド・ガリアルディ Ed Gagliardi - ベース (1976-1979) RIP.2014
  • アル・グリーンウッド Al Greenwood - キーボード (1976-1980)
  • デニス・エリオット Dennis Elliott - ドラムス (1976-1992) 元イフ
  • リック・ウィルス Rick Wills - ベース (1979-1992) 元スモール・フェイセス
  • ジョニー・エドワーズ Johnny Edwards - ボーカル/リズムギター (1990-1992)
  • ジェフ・ジェイコブス Jeff Jacobs - キーボード (1991-2007)
  • ブルース・ターゴン Bruce Turgon - ベース (1992-2003)
  • マーク・シュルマン Mark Schulman - ドラムス (1992-1995, 2000-2002, 2011-2012)
  • スコット・ジルマン Scott Gilman - リズムギター/サクソフォーン (1993-1995)
  • ロン・ウィクソ Ron Wikso - ドラムス (1995-1998)
  • ブライアン・ティシー Brian Tichy - ドラムス (1998-2000, 2007-2012)
  • デニー・カーマッシ Denny Carmassi - ドラムス (2002-2003)
  • チャズ・ウェスト Chas West - ボーカル (2004-2005)
  • ジェイソン・ボーナム - ドラムス (2004-2008)
  • ポール・ミロービック Paul Mirkovich - キーボード (2007-2008)
  • ブライアン・ヘッド Bryan Head - ドラムス (2008)
  • ジェイソン・サター Jason Sutter - ドラムス (2010-2011)

アルバム

ライブアルバム
ほか
コンピレーション
ほか
シングル
同年年間チャート第4位。バンド唯一の全米No.1シングル。

フォリナー』の解説 by はてなキーワード

Foreigner

アメリカハードロックバンド。

「これがUSAのロックだ!」というような爽快なサウンドを特徴とする。

1975年にミック・ジョーンズとイアン・マクドナルドが中心になり結成。

1977年ファーストアルバム『栄光への旅立ち』("Foreigner")をリリース。

1984年"I Want to Know What Love Is"が全米ヒットチャート一位を記録する。

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