ソーシャルブックマークのまとめ情報

ソーシャルブックマーク』の解説

ソーシャルブックマークSocial Bookmark、SBM)は、インターネット上のサービスの一つで、オンラインブックマークサービスの発展形。自分のブックマークをネット上に公開し、不特定多数の人間と共有する事で、これらを有益な情報源とすることができる。

同一アドレスを登録している他人のブックマークを見たり、またタグと呼ばれる登録者が付ける分類用の語句により同一タグで分類している他人のブックマークを見たりすることで同じ指向のコンテンツが見付けやすくなる(フォークソノミー、ソーシャルタギング)。

概要

ソーシャルブックマーキングは、集積や協働によりフォークソノミーを形成するタグに代表されるようなメタデータの力により、インターネット上のコンテンツを蓄積・分類・検索・管理する手法である。フォークソノミーは「ソーシャルタギング」とも呼ばれ、「コンテンツを共有するために多くの利用者がキーワードの形でメタデータを付与するプロセス」である。SBMサービスはインターネット上の全てのウェブページを対象にしたソーシャルブックマーキングを提供するサービスである。クリップ(clip)と呼ばれることもある。

SBMでは、利用者は覚えておきたい・共有したいウェブページへのリンクを保存する。これらのブックマークは通常は万人に公開されているが、本人・特定の人々やグループ・特定のネットワークやそれらの組み合わせといった特定の範囲だけで共有されるようにもできる。利用を許可された利用者はこれらのブックマークを時間順やカテゴリ・タグ別、もしくはサーチエンジン経由で閲覧できるのが普通である。

大多数のSBMでは利用者に伝統的なブラウザベースシステムのフォルダ代わりに自由なタグを使用したブックマークの整理を推奨しているが、カテゴリやフォルダを提供しているサービスも存在する。任意のタグと関連付けられたブックマークを一覧したり、同じページをブックマークした利用者の人数を表示したりといった機能が提供される。サービスによってはタグの関係性から推論してタグやブックマークのクラスタを生成するところもある。

多くのSBMではタグで分類されたリストを含むブックマークのリストをフィードで提供しており、購読者は他の利用者により新たに保存・共有・タグ付けされたブックマークに気付くことができる。

SBMの成熟と一般化に伴い、ブックマークの格付けやコメント、ブラウザからのブックマークのインポート・エクスポート、ブックマークの電子メール送信、Webアノテーション、サムネイル作成、グループやその他のソーシャルネットワークといった機能も追加されるようになってきている。

歴史

共有型オンラインブックマークの概念は、公開・非公開ブックマークの機能を持っていたitListが開始された1996年春に遡る。その後3年で、ベンチャーキャピタルに支えられたBackflip、Blink、Clip2、ClickMarks、HotLinksなどの参入によりオンラインブックマークサービスは競争市場となった。これらのサービスはブックマークの分類手段としてフォルダを提供しており、一部のサービスではブックマークを自動的にフォルダ分けしていた(確度はまちまちであった)。Blinkはブックマーク保存用のボタンをブラウザに提供していた。Backflipはブックマークを他の利用者に電子メール送信する機能を持ち、パートナーサイトに「このページをBackflipする」ボタンを設置していた。実現可能な収益化のモデルを欠いていたため、これら初期世代のSBM企業はドットコムバブル崩壊と共に破綻した――Backflipは「21世紀冒頭の経済災害」に言及して閉鎖した。2005年に、Blinkの設立者は「我々が『早過ぎた』とも、バブル崩壊で殺されたとも考えていない。プロダクトデザインと、アプローチのほんの僅かな差に全ては帰結される」と語っている。

2003年に設立されたdel.icio.us(現:Delicious)が初めてタグ付けを導入し、「ソーシャルブックマーキング」という語を作り出した。2004年には、Deliciousが軌道に乗ると共に、FurlとSimpy、(「ソーシャル引用サービス」とも呼ばれる)CiteulikeとConnotea、関連付け推薦システムのStumbleuponがリリースされた。2005年以降、日本でもはてなブックマークアセントネットワークスのChoix.jp、ECナビのBuzzurl、livedoor クリップなど既存ポータルサイト事業者が相次いで参入し知られるようになった。2006年には、Ma.gnolia、Blue Dot(後にFavesに改名)、Diigoがブックマーキング分野に参入し、Connectbeamはビジネス・企業向けのソーシャルブックマーキングとタギングサービスを開始した。2007年にはIBMもLotus Connections製品を発表した。

Diggreddit、Newsvineなどのサイトも社会ニュースの分類に同様のシステムを提供しているほか、deviantARTpixivなどの投稿サイトのようにサービス内でウェブページ以外のものを対象にソーシャルブックマーキングを取り入れる例も出て来ている。無数の類似サービスが登場すると共に、オープンソースのSBMエンジンPliggや、既存SBM事業者が提供するSBM作成サービスなども出現し、誰にでもSBMを作成できる状況が生まれている。

利点

高品質なサーチエンジンを作るという観点から、SBMシステムはWebクローラのような従来の自動化されたリソースの捜索・分類ソフトウェアに比して様々な長所を有している。Webサイトのようなインターネット資源のタグによる全ての分類は、リソースの意味をアルゴリズムによって把握しようとするソフトウェアとは対照的に、リソースの内容を理解する人間によって行われる。また、人間はWebクローラがまだ発見・インデックス化していないページを発見しブックマークすることもできる。さらに、SBMシステムは利用者によって何回ブックマークされたかに基づいてリソースに重み付けができ、これは他のページからのリンクの数によって重み付けするシステムよりもエンドユーザーにとって役に立つ指標になりうる。

利用者にとっては、SBMは統合されたブックマークにさまざまなコンピュータからアクセスでき、膨大なブックマークを管理し、知人と共有する手段として有益である。図書館も、利用者に参考リンクのリストを提供する簡単な方法としてソーシャルブックマーキングを利用するようになってきている。

語彙の統制の欠如

検索データという観点からは、こうしたタグによるシステムには次のような欠点もある。

  • 標準化されたキーワードのセットがない(つまり統制語彙の代わりにフォークソノミーということ)
  • タグの構造に基準がない(単数形/複数形、大文字/小文字など)
  • 綴り間違いによるタグ付けの失敗(例:「球体関節」を「球体間接」と書いてしまう)
  • 複数の意味を持つタグの存在(「風車」は「ふうしゃ」と「かざぐるま」の両方に使われる)
  • 類義語対義語の混乱による不明瞭なタグ(「台所」と「キッチン」など)
  • 一部の利用者による一般的でない、個人的なタグ付け(猫のことを「毛糸玉」とタグ付けする人がいるかもしれない)
  • 利用者がタグの階層関係を示す方法の欠如(あるサイトが「チーズ」と「チェダー」の両方でタグ付けされ、「チェダー」が「チーズ」の一種であることを示す方法がないなど)

複雑系の力学

こうした欠点にもかかわらず、簡単な形の共有された語彙体系がSBMシステムには出現している。協働によるタグ付けは複雑系(または自己組織化)力学の一つの形を示している。個々の利用者の行動を制約する中心的な統制語彙が存在しなくても、異ったリソースを記述するタグの分布は時間と共に安定した冪乗則分布を示すようになる。SBMの人気のため、一部の利用者はSBMをサーチエンジン最適化と同様に自分のサイトをより目立たせるための手段と考え始めている。あるページがブックマークされタグ付けされる回数が多いほど、そのページが人目に触れる可能性は高くなる。スパマーは同じページを何度もブックマークし、自分のサイトのページ1つ1つに大量のポピュラーなタグを付けるような行為をするようになり、SBMの開発者にこうした悪用を克服するための不断のセキュリティ調整を強いている。

外部リンク

*

Category:World Wide Web

Category:Web 2.0

ソーシャルブックマーク』に 関連する人気アイテム

フェイスブック 若き天才の野望

5つ星のうち 5.0どこまで続く快進撃

(参考になった人 2/3 人)

フェイスブックは2004年にハーバート大学で誕生しました。
作ったのはマーク・ザッカーバーグで、当時21でした。
同じ大学の交流サイトとしてスタートし学生仲間たちの情報や受講している科目、参加しているクラブ活動をお互いに知り、友達の輪を広げる大学内に限定した閉鎖的なサイトで、お互いをよく知るための必要から実名主義でした。

人気沸騰で、やがて他の大学も参加し会員は急増します。
2006年に一般に開放し、ユーザー数、売上は毎年伸び続け、今では世界のユーザー数は17億人で、売上3.3兆円です。


インターネット利用者数は52億人ですから、3人に一人が利用しています。

世界中で、個人、企業、行政、学問、政治、文化のコミュニケーションツール、プロモーションツールとして利用されています。
この数字は、フェイスブックが水道や電気とおなじような社会的なインフラとしての存在であることを表しています。
わずか20年そこそこで、世界にこれほど急激な変化をもたらした仕組みを構築したことに驚愕します。

この本は、フェイスブックの誕生から、2010年頃までを描いています。
驚くのはマーク・ザッカーバーグの経営手腕です。
20歳そこそこの童顔の若者ですが、フェイスブックの急激は成長に合わせるかのようにリーダーシップや経営能力を磨き鍛え、世界的な大企業に育てていきます。

フェイスブックの成功はマーク・ザッカーバーグの経営手腕と、揺るぎないビジョンと信念です。
「facebookで世界をもっとオープンで透明な場所にする」
これがマーク・ザッカーバーグの考えるフェイスブックのビジョンです。

背景には、社会における人と人とのつながりの「共有」「透明性」「オープン性」が進展すれば世界はより良い統治やより公正な世界になる、というザッカーバーグの揺るぎない信念があります。
フェイスブックが人々の生活の向上、思想の開放に対していかに貢献できるか、それをいいかに楽しく易しくテクノロジーが支えることを追求してきました。

マーク・ザッカーバーグにとってはお金は、それを実現するための手段に過ぎません。
フェイスブックの成功を見て多くのベンチャーキャピタル、大手のIT企業が好条件で買収、資本参加をプロポーズします。
マーク・ザッカーバーグは、自分のビジョンを実現し、その舵取りの主導権を守る条件でなければ、どんなに好条件でもノーと言い続けました。

フェイスブックに成功をもたらした最大の要因は、マーク・ザッカーバーグがカネに執着しなかったことだと言われます。

20世紀の後半に起こった情報通信革命は、今、インターネットをベースにした第3ステージです。
SNSをはその代表的な現象で、フェイスブックは旗手の最右翼です。
facebookはユーザー獲得、機能の利便性向上、利用地域の拡大のためM&Aを積極的に勧めています。
2012年にはインスタグラムを傘下に加えました。

まだまだ若いマーク・ザッカーバーグです。
今後、どうなっていくのかとても楽しみです。

【(忙しい人)この本を読むと何がわかるか】
・facebookのストーリー。いかにして危機を乗り越え、運を味方につけ、世界を支配してきたか。
・創業者マークザッカーバーグの理念
・facebookの台頭に関する原因分析(急拡大の要因を大学からスタートした、という観点から分析したり)
・ザッカーバーグだけでなくほかのメンバーの活躍も見れる
・企業がスタートアップの時期に経験する様々な苦労(高度の交渉能力を要求される資金調達や、外部からカリスマを連れてきたことによって生じるチーム内の不和とか)
・サービスの拡大に関する様々な戦略の視点
・facebookの使われ方(政治とかにも用いられたり)
・facebookの透明性に関する様々な哲学
・facebookとGoogleがよく並べられる理由、そしてその哲学の違い
などです。



【文章や文体】
facebookの創業から2011年までの発展を取材した文章です。
基本的にめちゃくちゃ読みやすく書かれていてサクサク読み進められます。
時折はさまれるザッカーバーグの理念やビジョンは、そういうものを愛する人には鳥肌が立つほどゾクゾクしますよ(笑)

【紹介】
facebook。
もはやこの企業の、あるいはSNSの名前を聞いて知らない人はいないだろう。今や地球上に18億人のユーザーを有するこの化け物じみたSNSはいったい誰の、どんな思想に基づいて運営されてきたのだろうか。
それを紐解く答えがここにある。
マークザッカーバーグ。
この名前を聞いてピンとこない人もいないはずだ。
もとはハーバード大学の学生交流SNSとしてスタートしたfacebookの思想の根底には、常に彼の理想が横たわっている。
日本では彼は若くして億万長者に上り詰めたスターのようなイメージでとらえられているかもしれないが、それは違う。彼はスターである以前に哲学者であり、この世界に対して新しい価値観を叩き付けて勝負を挑んできたcreatorである。
facebookを利用したことがある人は気付くだろう。友達になった人の情報が自分自身のニュースフィードに流れてきて、相手の情報を即座に手に入れることができる利便性も、あるいは自分の知らないところで自分自身の不都合な姿が映った写真を公開されて、いつの間にかタグ付けされていて冷や汗をかくような経験も、すべてはfacebookが有する圧倒的な「透明性」が生み出している事を。
facebookが突き詰めていく透明な世界は一体どうなっていくのか。
それに関する洞察はまだ誰も描けていないだろう。
――ザッカーバーグを除いて。
さあ、facebookが描き出してきた世界観を眺めてみたいのならこの本を手に取って読んでみよう。
-----
色々な本の感想を書いています、読みたい本を探すときの参考にどうぞ!
http://highishiki.blog.fc2.com/page-1.html

5つ星のうち 4.0野望

(参考になった人 0/0 人)

フェイスブックを作ったマーク・ザッカーバーグの話、フェイスブックという急成長を遂げた企業の生い立ちと成長過程での内幕、ソーシャルネットワークのあり方が入り混じって描かれている。ザッカーバーグをとりまく人々も魅力的だ。
実名主義とリアルタイムウェイブ。ユーザーにとって楽しく役に立つプロダクトをつくるという最終目標にだけ情熱をかけ突き進んだ人たちの物語である。

「金は要らないんだ。これから一生かけても、フェイスブックみたいな良いアイディアは思いつけない」「自分たちは株式公開のためにやっているのではない。

人々に尽くすためにやっている」「マークは、フェイスブックがすばらしくて意味のある何かをするために、正しいことをやろうとして失敗するほうjが、大きくてつまらない会社になるよりいいと思っている」
p36「ザ・フェイスブックはロマンチックな出会いを媒介することをはっきり目的に掲げているわけではないが、フェイスブックには性欲以外にも原始的な欲求がそこここに渦巻いていることがみてとれるー帰属意識、虚栄、そして少なからぬ覗きの欲望」

文系ビジネスパーソンのためのウェブ力最大化計画

大量の情報を、効率良く収集し、しかもそれをシステム化し、さらには上手く捌く。と言うことを、FireFoxとはてなブックマーク、はてなRSSリーダー等を用いて実践していこう!と言う本書。解説も丁寧でした。

当方、時間に余裕が無いので情報収集の効率化を!と目をギラギラさせているビジネスマンではないものの、会社で他人の目を盗んでチョロチョロとニュースサイトやら経済関連ブログやらを閲覧するのはなかなか気が引けますので、RSSリーダーを使って朝・昼・晩の3回閲覧制にしようかな?などと青写真を描いています。



読み方としては、とりあえず一度サッと読んでから、実際に自分でやってみる時にその部分をもう一度じっくり読んでみるのが良いかと思います。

しかし!はてなRSSはサービスが終了していたのね...

なので、RSSの部分をGoogleリーダーか何かに代えて最新版を出して頂ければと思います。需要はまだまだありますよ!

と言うわけで、期待をこめて★★★★です。

「ウェブを効率的に使いこなせるようになりたいけれど、何から始めたら良いかわからない。 」そんな人にお勧めです。 私は仕事上でウェブを効率的に使いこなすことを特に必要とはしていないのですが、毎日チェックするブログをRSSに登録してからというもの、無駄にネットサーフィンをする時間が格段に減りました。 また気にいった記事をブックマークで保存するようになってからというもの、 現在の自分がどういったものに興味を持っているかということを改めて振り返ることが出来るようにもなりました。 そういう意味ではビジネスパーソンだけでなく普段ウェブを使うすべての人に役立つ本だと思います。

5つ星のうち 4.0文系だからこそ

(参考になった人 1/1 人)

未読の『ウェブは菩薩である』の著者によるライフハック本。
ウェブサービスを日常生活や業務に生かそうというコンセプトのもとに、情報の収集からその活用までのTipsを紹介している。
特にFirefoxのアドオンの紹介やはてなのサービスはとっても参考になった。

文系向けのウェブサービスの紹介って面白い試みだと思う。Web2.0って言葉も最近はあまり聞かなくなったけど、それは廃れたということではなく、むしろ、日常的に使われるようになったともいえる。
でも、自分の周りの文系ビジネスマンは、まだあまり使ってないな。


ホワイトカラーの生産性向上って昔から言われていたけど、なかなか実現しない。それは自治体でも同じ。相変わらず、ITリテラシーが低く、ウェブサービスどころかPCを使った仕事すら嫌がる。前途多難だ。

結構、文系にも役立つと思うんだけどな、ウェブサービスって。

ソーシャルブックマーク』の解説 by はてなキーワード

「ネット上で公開・共有されるウェブサイトブックマーク、またはその集合」のことを意味します。これまで個人がローカルに溜め込むものだったブックマークを公開・共有することによって、有益な情報源となることが期待されており、様々なソーシャルブックマークサービスが提供されています。

最近では「ブックマークする」というと、ブラウザで保存するブックマークではなく、ソーシャルブックマークサービスを利用してページを登録することをを指すようになってきました。ブラウザブックマークに比べ、インターネットにさえつながればいつでも自分のブックマークページを閲覧できるうえ、ユーザー間でよくブックマークされている人気のページやそれに対するコメントなどを見ることができるため、利便性とコミュニティ要素の双方に魅力を感じ、ソーシャルブックマークサービスを利用する人が増えています。

ソーシャルブックマークサイトの例

ソーシャルブックマーク』by Google Search

This page is provided by Matome Project.
Contact information.