ジンバブエのまとめ情報

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アフリカ 動きだす9億人市場

アフリカの潜在能力

(参考になった人 10/12 人)

貧困、インフラの不足、病気の蔓延など負のイメージが非常に強いアフリカ。しかし、そのアフリカを一つの市場と見たとき、世界第10位の経済規模であるという。ブラックダイヤモンドと呼ばれるアフリカの中流層をターゲットに世界各国の企業がアフリカに注目し、既に進出している。その中でも顕著なのは中国とインド。自国と同様の発展をすると睨んでのことだという。本書は進出する企業の特徴、進出に至るまでの経緯、進出後の課題、そしてをそれを解決する新技術の導入や組織化の方法について、多くの企業の取り組みを例に非常に具体的に示してくれている。

日本企業には社会的な不安要素があると、リスクを考え進出したがらない。しかし、コカコーラ・ユニリーバ・P&Gなど世界の大手企業は、巧みな方法で進出し既に9億人という非常に大きな市場を牛耳り始めている。この本を読むことで、リスクの裏にはチャンスがあることをもう一度確認し、是非とも日本企業にも起業家精神を発揮してアフリカに進出していってほしいと思う。そしてそれが、アフリカの発展にもつながっていくだろうことを祈る。

「ここまで内容が濃いのによくこの値段で発売したな!」 読み終えての素直な感想だ。正直アフリカを侮っていた。恐縮だが、本書に出会うまでアフリカを「発展途上国」ではなく、「後進国」と認識していた。しかし、優秀な人材は欧米大学へ流れ、そこで培った技術を近年アフリカへ還元する流れや就職後仕送りとして送金する等、これらのだけで数兆円のマーケットが存在するようだ。また、インフラ、金融、携帯、娯楽等、中間層である「アフリカ2」が手に入れたいと思う商品は多く、それに加え先進国とは異なり出生率が高いため、若いパワーが膨大に膨れ上がっていく。

しかし、一方でHIV等の病気も深刻だ。HIVは若者層に蔓延するため、ある国では平均寿命が急激に減少し、経済成長へも影響が出てきている。悲劇的な一面もあることを再認識させられた。本書がいいと思った方は、「国を作るという仕事」(西水美恵子著)を読んでみてはいかがだろうか。発展途上国の経済発展が違った目線から感じ取ることができると思います。

チャインドネシアの次はアフリカ?

(参考になった人 10/12 人)

魅力もあるが課題も多いと思われる「アフリカ」。投資の対象としてみた場合に、「アフリカ」はどうなのだろうか?「BRICs」そして「チャインドネシア」(中国・インド・インドネシア)と同じように、これからの世界経済の牽引役となれるのだろうか?「アフリカ」が投資対象となるかどうかと考えていたらこの本に出会いました。この本は豊富な内容にも関わらず、簡易な語り口でとても読みやすく書かれており、一気に読んでしまいました。 重要な箇所は太字で書かれているのも読みやすい要因と思われます。読後のわたしの行動は? 早速、アフリカを対象としたETFを見つけてアフリカの「経済の奇跡」に投資をすることにしました。 すばらしい本に巡り合えたと思っています。

アフリカ・ブラックロード

仕事で中学生の修学旅行の引率をすることがある。中学生の中には大通りの雑踏の中で万札を出したり、高価な時計を見せびらかしたり、荷物を人通りの多い駅に置いて平気でトイレに行ったり、長方形の縦長の財布をズボンから半分出して駅の中を歩くなど、本書に出てくる国だったら間違いなくカモにされるような無防備な状況を目にする。実際に、インドや南ア共和国のような国を修学旅行先に選んだ方が、その後の人生にとってプラスになることが多いのではないかと本書を読んで感じる。実際に、日本国内を旅行する感覚で、新婚旅行や卒業旅行で出国する人も多く、そうした人の中には嫌な体験をして日本の治安の良さや清潔さ、暮らしやすさを実感することになると思う。

海外では不衛生な環境で育ち、自国の言語の読み書きもできないような人間が多く、謙虚、倫理、共生といった道徳観のない欲望のままに行動するような人間がうじゃうじゃいる。そんな世界に旅行に行くためには「地球の歩き方」のような公的な本だけでは不十分で、海外旅行の怖さを教える本書も一読する必要があると思う。内容が面白いので中高生の地理学習にも活用できると思う。

アフリカ 苦悩する大陸

素晴らしいの一言。

(参考になった人 49/56 人)

◆今まで数十冊のアフリカに関するルポ本を読んできているが、本書がナンバー1といっても過言ではない。◆原著は2004年に出版され、日本語版は2008年4月に出版された。原著が4年前の本なので、補足の意味で所所に訳注が入っている。◆著者ロバート・ゲストは経済誌『エコノミスト』の元アフリカ担当編集長。特派員として南アフリカを拠点に7年間にわたりアフリカを取材。アフリカに関する報道で外国人記者協会賞など複数の国際的な賞を受賞。現在は『エコノミスト』の米国特派員。◆経済発展しつつあるアフリカ諸国であるが、まだ多くの国で政治腐敗が横行し、一部の富裕層(それは政府上層部に直結していることが多い)だけが富み、多くの貧困層は相変わらず貧困のままである。

経済誌の記者として、経済的な目線からアフリカ諸国が抱える問題点をルポした本書は、今まで読んできたアフリカ関連書とは違った切り口で新鮮である。◆著者の見解では、アパルトヘイトを廃止し黒人政権ができた南アフリカが発展した理由は、黒人政権ANC(マンデラの政権)がソ連崩壊をきっかけにマルクス社会主義と決別したからであるという。マルクス主義との決別を見た南アフリカの白人及び先進諸国の投資家は、南アフリカに投資しても財産が没収される危険性が無くなったと判断し、投資を行うようになった。逆にイギリスの植民地であり自由な経済だったジンバブウェは、黒人大統領ムガベによる白人の土地の強制収容など、投資家をびびらせる政策を実行したため、ジンバブウェ経済は崩壊してしまった。(第1章)◆先進諸国の人権活動家は、アフリカ諸国から安く農作物(コーンフレークやカカオなど)を輸入することは、安い労働力として子供を働かせることにつながる、言い換えれば先進諸国が搾取していることなのだ、と言うが、著者はこれに異を唱える。先進国の活動家や労組がこのように唱え、アフリカから農作物を輸入しなくなったとき、困るのはアフリカの農民だ。アフリカの農民は、カカオやコーンを売るしか現金を得る方法がない。先進国が農作物を買ってくれないと、農民は現金を得ることができなくなり、ただでさえ子供を満足に学校に通わせることができないのに、現金を得ることができなくなったらますます学校に通わせることなど難しくなってしまう。(第6章)◆またカメルーンでは、ギネス社のビール運搬トラックに同乗し、ドゥアラという港湾都市からベルトゥアという田舎町まで約500キロの道のりを行く。1泊2日の予定で出発したが、結局目的地までは4日かかり、1600ケースの瓶ビールは、賄賂で取られたなどの理由で2/3に減っていた。道路が少しまともで、警官による検問(=賄賂の強要)がなければ、カメルーンでももっと多くの商売ができる。田舎町の人だってビールを飲みたいのだ。(第7章)◆経済的な側面から見たアフリカという切り口はとても新鮮で興味深く読めた。今年一番の本であるだけでなく、今まで読んだアフリカ関連書籍の中でも有数の本だった。満足。

アフリカの悲惨さは既に広く知れ渡る事になりましたし、それを訴えるだけの本なら数多くあります。ただしこの本が今までの本と違うのは、アフリカの現状と展望を経済、科学等を重視した独自な視点で分析し、今後の展望に関して決して少なくない希望も与えてくれる事です。以下、私が本書で斬新に感じた内容を4点ほど紹介したいと思います。 まずはアフリカの「眠れる資産」に関する分析。本書では、アフリカの都市部に限定しても、アフリカ全体のGDPの約3倍に相当する資産が眠っている事、にもかかわらず土地の財産法等に関する制度が未発達な事が記されていますが、これは逆に、適切な制度を設ければ、アフリカも十分発展につながる事を示しています。

2つ目は援助と自由貿易に関する分析。ボツワナの経済成長はあまり注目されませんが、援助や貿易を有効に活用すれば、ボツワナのように豊かになりますし、逆に舵取りを間違えれば、ザンビアのように破綻国家への道を邁進する結果になります。 3つ目は科学技術。優れた科学技術を活用し、教育制度を整備すれば、人々の医療や通信等を充実させる事ができますが、逆に指導者が科学技術を敵視すれば、ザンビアのように飢餓が拡大し、南アフリカのようにエイズ対策が遅れる結果になります。 4つ目は、エリートの過度な被害者意識の危険性。チャールズ・テイラーやロバート・ムガベのような残忍な独裁者を賞賛し、自国の問題を他国に責任転嫁する国がどうなるかは北朝鮮を見れば一目瞭然ですが、従来のアフリカ書籍にはない指摘だと思います。 適切な舵取りを行いさえすれば、アフリカも十分豊かになる事を、本書から読み取る事ができますし、そのための方策も数多く記されています。アフリカを成長させるにはどんな点をどう改善すべきなのか。本書は多くの人に薦めたい、第1級のアフリカ書籍です。

アフリカの可能性を伝える一冊

(参考になった人 11/14 人)

エコノミストの記者による主に(サハラ砂漠以南と言う意味での)南アフリカ での取材を元にして編まれた一冊。 著者が前書きで「アフリカが貧しいのは、政府に問題があるからだ」と記した とおり、本書の中には明日への希望を持って生きる人々と、政府の腐敗・怠慢・ 能力不足etc...から来る貧困や健康不安にむしばまれる人で一杯です。・口約束、長老のさじ加減でどうにでもなる仕組みを改め止め、法を整備しよう と動き始めた(マラウイの場合)。これが導入されれば、今ある資産(土地) を使って融資も受けられて商売が出来るようになって貧困から抜け出せる。

・AIDSの本拠地とも言えるアフリカにおいても、発症率を劇的に抑えることが 出来た(セネガルの場合)。・部族抗争、人種差別の真実。それは植民地政策の名残(ルアンダや南アの場合)。・役人は賄賂大好き。ビールを運ぶトラック。受けた検問40数回、目的地に 着いた時、荷台には出発時の三分の一しか荷が無かった(カメルーンの場合)。 結果が出ている解決策を見てみるとそこには・・・1)必要とするところに必要 なものだけを直接届ける。2)援助に優先順位をつける、3)これで僅かな費用で 効果十分、という事実が浮かび上がります。 彼の大陸の実情を知れるのはもちろんですが、援助大国として(その費用は 税金から出ているのです)真に求められてる中身は何なのか?且つ効果のある それはどんなものなのか?ということを知ることも出来る一冊です。 原著の発行が2004年、本書の出版が2008年、適宜訳者によってデータがアップ デートされている点も「今」を伝えるノンフィクションものとして好感が持てます。

グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換

つながることは生産性だ

(参考になった人 2/2 人)

世界最貧国といわれるバングラデシュで携帯事業を展開した「グラミンフォン」の創業記です。発展途上国が欧米企業にとって参入すべきビッグマーケットとは認識されていなかった90年代。 米国の有名大学を卒業し、金融業界でキャリアを積んでいたグラミンフォン創業者のカーディアは、 母国バングラデシュの人々を貧困から救うビジネスを展開したいと考え、 母国に帰って携帯事業を展開することを決意。 様々な物理的・経済的問題をいかに解決し、発展途上国で携帯を普及させるビジネスを確立していったかが詳しく綴られています。本書で印象的だったのは、「つながることは生産性だ」ということ。

1日2ドル以下の収入しかない「ボトム オブ ピラミッド (BOP)」と称される発展途上国の貧困層にとって、 携帯電話は贅沢品でビジネスになるわけがないと誰もが考える中、 カーディアは「携帯電話が普及することにより、貧困層の生産性が向上し、貧困から脱却することができる」 と考え、ビジネスモデルを模索し続けました。そして、牛の代わりに携帯電話を持たせるという新しいビジネスモデルを考案したのです。既に低所得者向け小規模金融であるマイクロファイナンスが普及していたバングラデシュでは、 「銀行からお金を借りて牛を飼い、牛のミルクを売って生計を立てると共にお金を返済する」 というスキームによって多くの人々が事業者となり、 貧困から脱却できるようになってきていました。 カーディアはこのスキームで牛を携帯電話に置き換え、 「銀行からお金を借りて携帯電話を購入し、村人に携帯電話を賃貸することで収益を上げ、生計を立てると共にお金を返済する」 という新スキームが考案しました。 このことにより、「携帯屋」という個人事業者を生みだし、 また、携帯を安価で利用できるようになった村人達の生産性を向上させることで、 両者を貧困から脱却させることができるようになるのです。「支援ではなく資本の力によって貧困者を救済する」 という考えが普及しつつある現代では、発展途上国はもはやビジネスにおけるビッグマーケットです。本書はグラミンフォンの携帯事業だけではなく、グラミン銀行のマイクロファイナンスや発展途上国で問題になりがちな様々な社会情勢についても詳しく言及されているので、 国際協力や社会起業に興味がある方にはオススメの良書です。個人的には、携帯によって貧困層の生産性が向上していく様子を、 具体例を盛り込みながらもう少し詳しく述べて欲しかったですが・・・。あと、同様にBOPに対する様々なビジネスについて取り上げた本である「ネクスト・マーケット」と併せて読むといいかと思います。

この物語の主人公のイクバル・カディーアは、バングラデシュ独立時に辛酸をなめたあと、17歳で国を出ました。 アメリカで成功したカディーアは、母国への恩返しもできる魅力的な新事業を思いつきます。それは、携帯電話をバングラデシュに普及させることでした。 携帯電話ビジネスの市場として母国を見るとき、低地で人口密度が高い、人口が多い、競争が無いなど多くの利点がありました。 しかし常識の壁は厚く、「食べるものにも不自由しているのに電話を使って何をするのだ」と呆れられます。当時の携帯電話の価格400ドルはバングラデシュ人の平均年収の約2倍だったのです。

何と言われようと、カディーアには自分の体験を通じて得た確信がありました。 それは、戦争を逃れて暮らしていた村の記憶です。あるとき、弟の薬を探すため10キロの道を歩きました。しかし薬局に薬剤師は不在で、まる1日ムダにしてしまったのです。電話さえあれば、こんなことにはなりませんでした。 この日のことを回想するたびに、「つながることは生産性なのだ」とカディーアは確信を強くします。 新しい事業では貧しい女性が借りたお金で携帯電話を買い、その電話を村人たちに賃貸します。彼女は「電話屋」という新しい事業主になり、村では電話を買えない人も電話をかけることができるようになる。 村人は隣村へ医者を探しに行く前に電話で確認できるようになり、農産物を業者の言い値で売らずに、他と比較して売れるようになるでしょう。電話のおかげで、生産性は向上し、多くの収入を産み出すようになるのです。 本書では、この事業プランが外国の投資家や電話事業者の協力を集め、実現するまでを詳細にレポートしています。 社会貢献なのに事業として利益を出せる。 逆に言うと、営利事業なのに社会貢献して社会を変えることができる。 不思議な感動に満ちた一書でした。

こいつは現代の信長だ!!

(参考になった人 3/3 人)

バングラディシュは最貧国で・・・平均所得が年間325ドル、 国民1人あたりの国内総生産(GDP)は、1日あたり約1ドル! つまり1日働いて、産み出す社会への付加価値はだいたい1ドル程度なのです。日本の国民1人あたりの国内総生産は、自分で計算してみたのですが、 ええっとこれで間違いないかな・・・約100ドル。バングラデシュ、どんだけ貧しいんだよ! と突っ込みたくなります。信じられない。成人の識字率も37%、国土の80%に電気が通っていません。 電話は1000人に2台だけ。これではまともなビジネスはできません。

また、せっかく起業しても、政治システムが腐敗しているので、 まじめに働きたくても働けないのです。そこである男・・・イクバル・カディーア・・・が考えたのが、 「携帯電話を貧しい人々に売ることが、最貧国から抜け出す道だ」という発想。「貧乏人が携帯を持つのは贅沢だ!」という常識を疑い、 「携帯を持ってないからこそ生産性があがらず、貧乏から抜け出せないのだ」 と考えることができたのは、祖国バングラディシュで生まれ、その実態を知り尽くしていたからです。途中、政府の無関心や資金調達に苦しみながらも、 イクバル・カディーアの狙いはみごとに当たり、 「グラミンフォン」という名前で大成功していきます。読んでいると、戦国時代の信長が無茶な賭けに次々勝ちながら、 しだいに天下取りに近づいていく様子にも似て、読んでいて爽快です。そして思ったのが・・・起業するなら、単にお金儲けのためではなく、 動機に大きな夢があったほうがいい、ということ。 夢があると、みんなもその夢に共感して、 いろいろなところから協力の申し出があるものだ、ということを実感できます。

ジンバブエ』by Google Search

ジンバブエ』の解説 by はてなキーワード

(1)アフリカ南部にある共和国。もとローデシアと称した内陸国。1980年イギリスから独立。タバコトウモロコシを産し、金・クロム・ニッケル等の鉱産物も豊富。首都ハラレ。住民はバンツー系黒人。主要言語は英語、ショナ語、ンデベレ語。面積39万平方キロメートル。人口1,257万人(2003年推定)。
日本の外務省による国名表記:ジンバブエ共和国

(2)ジンバブエ中部にある遺跡。グレート・ジンバブエとも呼ぶ。A.D.11〜15世紀頃に栄えたモノモタパの帝国の都城として建造されたもの。


参考文献:三省堂提供「大辞林 第二版」より

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