シュプリンガー・サイエンス・アンド・ビジネス・メディアのまとめ情報

シュプリンガー・サイエンス・アンド・ビジネス・メディア』の解説

シュプリンガー・サイエンス・アンド・ビジネス・メディア(, Springer)は、科学Science)、技術Technology、工学など)、医学Medicine)、すなわちSTM関連の書籍、電子書籍査読済みジャーナルを出版するグローバル企業である。シュプリンガーはまた、"SpringerLink"(「シュプリンガー・リンク」)、"SpringerProtocols"(「」)、"SpringerImages"(「シュプリンガー・イメージ」)、"SpringerMaterials"(「シュプリンガー・マテリアル」)などいくつかの科学データベース・サービスのホスティングも行っている。

出版物には、参考図書(Reference works、レ(リ)ファレンス・ワークス)、教科書モノグラフ(Monograph)、(Proceedings)、叢書など多数が含まれる。また、シュプリンガー・リンクには45,000以上のタイトルが自然科学など13の主題・テーマで集められており(第1位はエルゼビア)。

多数のインプリントや、20ヶ国に約55の発行所(パブリッシング・ハウス)、5,000人以上の従業員を抱え、毎年約2,000のジャーナル、7,000以上の新書(これにはSTM分野だけではなく、B2B分野のものも含まれる)を発刊している。

2015年5月、シュプリンガー・サイエンス+ビジネスメディアとマクミラン・サイエンス・アンド・エデュケーションの大半の事業の合併が、欧州連合や米国司法省などの主要な公正競争監視機関により承認された。新会社の名称は「シュプリンガー・ネイチャー(Springer Nature)」。

歴史

1842年ユダヤ人イジドール・シュプリンガー(Isidor Springer)の息子、ユリウス・シュプリンガープロイセン王国ベルリンSpringer-Verlag(シュプリンガー・フェアラーク、すなわちシュプリンガー出版社)を創業した。

のちに、ユリウスの息子、(Ferdinand Springer senior, 1846-1906)は、弟フリッツ・シュプリンガー(Fritz Springer, 1850-1944)と共に父ユリウスよりシュプリンガー・フェアラークを引き継いだ。シュプリンガー・フェアラーク第3代社長となったフェルディナント・ユニオールとユリウス・ユニオールは、不景気とヴァイマル共和政時代の社会不安が漂う中、同社をドイツ有数の理工学系出版社に成長させた、「法的な意味でのユダヤ人」とされ公民権を強制的に停止させられた。一方フェルディナント・ユニオールは同法によると「半ユダヤ人」と見なされた傘下の(Reichsschrifttumskammer, RSK)はこの法に基づき、フェルディナント・ユニオールに、直ちにユリウス・ユリオールを同社から追放するよう要求した。

1957年に共同経営者となったハインツ・ゲッツェ(Heinz Götze)は、シュプリンガー・フェアラークをドイツの出版社から国際的メディア企業へと進化させる舵取り役を担った。

2003年にはイギリス投資企業グループ、(Cinven)と(Candover Investments)がベルテルスマンからベルテルスマンシュプリンガーを買収した。同企業集団は2002年オランダの情報サービス・出版企業ヴォルタース・クルーワー(Wolters Kluwer)から買収した出版社、Kluwer Academic Publishers(クルーヴァー・アカデミック・パブリッシャーズ、KAP)を2004年にベルテルスマンシュプリンガーと合併させた。新社名はSpringer Science+Business Media(シュプリンガー・サイエンス・アンド・ビジネス・メディア)となった。

2009年、シンヴェンとキャンドーヴァーはシュプリンガーを2つのプライベート・エクイティ・ファームEQTパートナーズシンガポール政府投資公社に売却した。米国欧州の競争当局が譲渡を承認した後、2010年2月、売却取引の終了が確定した。

コーポレートアイデンティティ

シュプリンガーのコーポレート・ロゴにはチェスナイト(ナイトはドイツ語で"Springer" 「跳ね馬」と呼ばれる)が描かれている。これは、(Monbijouplatz)の社屋建築を監督した(Wilhelm Martens)が、彼の師でもある義父、マルティン・グロピウスのスケッチを基に描いたものを、1881年に2代目経営者、フェルディナント・ゼニオールが採用したものである。日本の多くの大学では、同サービスを契約している場合が多い。

シュプリンガー・プロトコルは研究室での実験指導を目的として、一歩一歩着実な指示を与えるための実験計画(プロトコル)や方針例が多数収められている)上に図示することが可能となっており、科学研究のパターンの探求、各文献の動向確認、コラボレーションや類縁関係の発見などに役立ち、そして科学・医学の各分野における専門家の所属研究機関、大学等所在地が利用者に一目で分かるようになっている。

オープンアクセス

オープンアクセス総合誌として2012年よりSpringerPlusを展開している。シュプリンガーの数種類のジャーナルでは、同社は著作者(author、著者)に著作権の譲渡を要求しない。そして著者の論文、記事をオープンアクセスライセンスで発刊するか、それとも古典的な制限型ライセンス・モデルを採るかを著者自身にゆだねている。オープンアクセスによる出版を選んだ場合、一般的に、著者は著作権保持のため手数料を支払う必要があるが、同時にこの手数料を時折著者以外の第三者が賄える場合もある。例えば、ポーランドのある国家研究機関は、著者にいかなる個人の負担を負わせることなく、オープンアクセスジャーナルの発刊を許可している。

2016年6月13日に自然科学から工学社会科学まで扱う分野が広過ぎるという理由で今後は新規の投稿を受け付けず、休刊予定である事が発表された。今後は生物学医学関連はBMC series自然科学Scientific Reports社会科学はPalgrave Communicationsへの投稿を推奨する。

インプリント

次は、同社所属のインプリントの一部である。

出版物

次は、同社の出版物の一部である。

表彰

ユリウス・シュプリンガーの功績を記念し、応用物理学分野での輝かしい業績を残した人物を表彰するが同社により設けられている。

その他

2010年、同社は(Zentral- und Landesbibliothek Berlin, ZLB)に同社にまつわる歴史的資料や蔵書を寄贈した。1945年までに同社が発刊した15,000以上にも及ぶタイトルの書籍や多数のジャーナル、レビュー、翻訳書に加え、アインシュタインザウアーブルッフマイトナーハーンらの書簡も含まれる

関連項目

外部リンク

社史

  • シュプリンガー公式の社史
  • シュプリンガーの重職を務めた人物らの執筆による社史。前後2編。英語翻訳版はシュプリンガー・リンクにてオープンアクセス・ブック(PDF、総ファイルサイズ550MB程度)として全編ともに全文公開されている。ファイル・ダウンロードはシュプリンガー・リンクの契約すら不要かつ無償で可。製作部門のトップを務めた(Heinz Sarkowski)が、創業から第二次世界大戦終結後までの前編、後編では経営トップに立ったハインツ・ゲッツェ(Heinz Götze)も加わり、再建と国際化の時代を執筆している。

Category:ドイツの出版社

Category:自然科学に関する出版社

Category:コンピュータに関する出版社

Category:医学に関する出版社

Category:オンライン情報源

Category:多国籍企業

Category:ベルリンの企業

Category:ハイデルベルクの企業

シュプリンガー・サイエンス・アンド・ビジネス・メディア』by Google Search

This page is provided by Matome Project.
Contact information.