オルランドのまとめ情報

オルランド』の解説

オルランド(Orlando)は、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語の男性名、姓。ローランローレンツと同源である。

個人名

その他

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オーランドー

ちょっと饒舌すぎるなと感じる部分はあったけれど、面白く、興味深く読めた。
帯に「両性具有の・・・」とあるが、そこに気をとられすぎないほうがよいように思う。

訳者の解説である「隠し絵のロマンス」にある通り、いろいろな要素を含んだ小説で、
きっと読むたびに違う印象を受けることになると思う。
今回、私が引き込まれたのは時間。

伝記作家が語る形式になっていて、物語上、時間は直線的に進んでいくわけだが、
主人公のオーランドーは300年以上にわたって生きてきたので、
しかも男性/女性として生きてきたので、
前を含めたうえでの今、前と先との境としての今、
といった形で、その時その時の「現在」という感覚が迫ってくる。


積み重ねと流れとがいちどきにやってくる、とでも言えばよいのか。

移りゆく時代の中でそれに合わせ立ち位置を決めていくヒト、
動いてゆくことで少しずつかもしれないが時代を表していくヒト、
そのヒト達の男性性/女性性、その入れ替わり。
変わる/変わらない風景。
そんな中で完成する詩。

何故だか、「かけがえのない」という言葉が、ふと頭に浮かんだ。

読み方によっては単なるファンタジー小説。ルネサンス期から360年を生きて、その間に男性から女性に変わってしまった人物の「伝記」なのだから。でも実際はそんなに単純なものではない。この作品が面白いのは、主人公の長い人生の物語の中から、英国社会の変遷(上流社会の裏側や女と男のありかたなど)や英国文学史など、多くのことを読みとることができるからだ。とにかく情報量が豊富で飽きさせない。奥が深いのだ。さすがウルフ!なんて知的な遊び!ついでながら「性」もテーマの一つなので、現代人が読めばジェンダーについても考えさせられることになるだろう。

オビにある「両性具有」には惑わされないように。
書いていて楽しかったのか、ウルフはたびたびはめを外す。本人は夢中だったかも知れないが、読者としてはあまりの悪ノリに白けてしまうところがある。目くじらたてるほどのことでもないけれど。

5つ星のうち 4.0筆の走り?

(参考になった人 11/21 人)

本作品で用いられる時を超えて生きる主人公、トランスジェンダー、過去の英文学者の姿を見てきたかのように描く、作者の親戚や親しかった友人の写真を使用し、彼らをモデルとしたキャラクター形成、などは、テーマとしては興味深いのだが… ウルフ作品に特有の、繊細さや緻密さには欠け、息をつめて内面深くに降りていくような作品でもない。 かといって、純粋にエンターテインメントとして楽しむには、多くの教養が求められすぎる。 ヴァージニア・ウルフの異色作ではあるが、物足りない感がぬぐえない。 それと、内容と直接は関係ないが、表紙の装丁が暑苦し過ぎる。 もう少し何とかならなかったのか、と思ってしまう。

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