きのくに線のまとめ情報

紀勢本線』の解説

きのくに線に関連性が高い単語の解説を表示しています。 きのくに線についての情報が含まれているか確認して下さい。

紀勢本線(きせいほんせん)は、三重県亀山市亀山駅から津駅尾鷲駅新宮駅紀伊田辺駅を経て和歌山県和歌山市和歌山市駅に至る鉄道路線幹線)である。亀山駅 - 新宮駅間は東海旅客鉄道(JR東海)、新宮駅 - 和歌山市駅間は西日本旅客鉄道(JR西日本)の管轄で、JR西日本の区間のうち新宮駅 - 和歌山駅間には「きのくに線」という愛称が付いている。

概要

thumb

紀伊半島を海沿いに走る路線。全通したのは日本の幹線級の路線としては比較的遅く、1959年のことである。新宮駅を境に、東側のJR東海が管轄する区間は非電化であり、西側のJR西日本が管轄する区間は直流電化されている。

名古屋駅からは関西本線伊勢鉄道伊勢線を、京都駅新大阪駅からは東海道本線大阪環状線阪和線をそれぞれ経由して当路線へ特急列車が直通している。JR西日本管轄区間では、カーブを高速で通過可能な振り子式の車両が一部の特急列車で使用されている。

JR西日本の管轄区間では、海南駅 - 和歌山駅間の各駅と南海電気鉄道が管理する和歌山市駅で、自動改札機が設置されている。新宮駅 - 和歌山市駅間が「ICOCA」の近畿圏エリアに含まれており、新宮駅 - 海南駅の特急停車駅と海南駅 - 和歌山市駅の各駅でICOCAなどのIC乗車カードが利用できる。ただし、新宮駅 - 海南駅は乗車券機能のみ利用可能で、ICOCA定期券は発売されない。

2014年度から、新宮駅 - 和歌山駅間のきのくに線区間に、W路線記号が導入されている。

亀山駅 - 新宮駅(構内のぞく)間はJR東海の東海鉄道事業本部、新宮駅 - 和歌山市駅(構内のぞく)間はJR西日本の和歌山支社が管轄している。なお、紀和駅 - 和歌山市駅間のうち、分界点 - 和歌山市駅間1.0kmは南海の所有である。しかしこの区間は南海が第三種鉄道事業者ではなく、用地をJR西日本に貸与している。

路線データ

  • 管轄・路線距離(営業キロ):全長384.2kmが除外され、95駅(うちJR東海は39駅)となる。
  • 軌間:1067mm
  • 複線区間:紀伊田辺駅 - 和歌山駅間
  • 電化区間:新宮駅 - 和歌山駅 - 和歌山市駅間(直流1500V)
  • 閉塞方式
    • 亀山駅 - 新宮駅間:自動閉塞式(特殊)
    • 新宮駅 - 和歌山駅間:自動閉塞式
    • 和歌山駅 - 和歌山市駅間:自動閉塞式(特殊)
  • 保安装置:
    • ATS-PT(亀山駅 - 新宮駅間)
    • ATS-SW(新宮駅 - 和歌山市駅間)
  • 運転指令所
  • 最高速度:
    • 芳養駅 - 南部駅間の上り、紀三井寺駅 - 和歌山駅の下りのみ:130km/h(特急「くろしお」のみ)
    • 上記130km/h運転区間以外の新宮駅 - 和歌山駅間:110km/h
    • 津駅 - 多気駅間:100km/h
    • 亀山駅 - 津駅間:95km/h
    • 多気駅 - 新宮駅間、和歌山駅 - 和歌山市駅間:85km/h

沿線概況

紀伊半島を半周する路線で、松阪駅 - 和歌山駅間では熊野南紀といった沿岸部の都市を国道42号とともに結んでいる。

紀伊長島駅 - 海南駅間では一部区間をのぞいて海沿いを走行し、多くの海水浴場がある一方で、多気駅 - 紀伊長島駅間など山間部を走行する区間もあり、山間部では野生動物と列車が衝突する事象も増えている。

電化区間の新宮駅 - 和歌山駅間の最高速度は一部の130km/h運転区間をのぞいて全線110km/hとされているが、新宮駅 - 紀伊田辺駅間は単線線形が悪く、一線スルー化が進んでいない影響から、振り子式車両である283系で95km/h、その他の車両で85km/hの速度制限を事実上強いられている。

JR東海区間

亀山駅 - 多気駅間

鈴鹿川の北側にある亀山駅を発車すると、右にカーブして鈴鹿川を渡り、丘陵地の中をトンネルで抜けていくつものカーブを抜けて南東方向に進む。築堤を上がると下庄駅であるが、なお山間部の中を進み、しばらくして田園地帯に入り、国道23号中勢バイパス)をくぐると一身田駅で、左手に真宗高田派本山の専修寺(せんじゅじ)が見える。左手から伊勢鉄道伊勢線が合流してくると、近鉄名古屋線をくぐって津駅に到着する。三重県の県庁所在地で近鉄名古屋線と伊勢鉄道伊勢線も乗り入れている。

津駅を出ると、三重県庁が建ち並ぶ丘陵を右に眺めながら、近鉄名古屋線と並走して南下する。 安濃川を渡り、津市の副都心として発展している近鉄津新町駅の東側を通過し、岩田川を渡ると近鉄名古屋線と分かれて市街地を進むと阿漕駅で、国道23号(伊勢街道)とともに南下を始める。 高茶屋駅の先で田園風景が広がってくるようになり、雲出川を渡ると津市から松阪市に入る。六軒駅を過ぎ、三渡川を渡って近鉄山田線と交差し紀勢本線は近鉄山田線の西側を走行する。右手から名松線が合流すると、松阪駅に到着する。

松阪駅を出ると近鉄山田線はやや東向きに分かれていく。かつて伊勢電気鉄道(のちの関急伊勢線)との乗換駅であった徳和駅を過ぎて丘陵地帯を通過し、櫛田川を渡ってまもなく多気駅に到着する。

多気駅 - 新宮駅間

建設の経緯から、参宮線は多気駅を出ると直進するのに対し、紀勢本線は右にカーブをして進路を西に変えて、かつて紀勢東線と呼ばれていた区間に入る。国道42号(松阪バイパス)を過ぎると相可駅を通過し、多気町役場の西側を走行すると紀伊山地に入り、川添駅まで茶畑が目立つようになる。この先、国道42号とともに和歌山市を目指す。三瀬谷駅を出ると、宮川に架かるアンダートラス橋を渡り、滝原駅 - 阿曽駅間では大滝峡と呼ばれる渓谷を通過する。梅ケ谷駅を過ぎると伊勢国と紀伊国の境にある荷坂峠を荷坂トンネルで抜け、Ω状のカーブを13ものトンネルで抜けると紀勢本線では初めて熊野灘が見える海沿いに出て、再びトンネルをくぐると紀伊長島駅に到着するをくぐると新宮市の市街地を進み、ほどなくして新宮駅に到着する。なお、熊野川橋梁中央部から丹鶴トンネル入り口までのわずかな区間が、JR東海唯一の和歌山県区間である。

ファイル:Oosoneura-sta-wide2.jpg|遠方に尾鷲湾が見える大曽根浦駅。

JR西日本区間

JR西日本が管轄する区間の大半は沿岸部を走行している。近い将来に発生が想定されている東海地震東南海地震南海地震による津波対策として新宮駅 - 和歌山駅間では避難誘導標が沿線に設置されている。沿線の架線柱には、津波浸水区間・避難する方向・避難場所と避難場所までの距離などが記された看板や海岸線沿いで海抜が低い串本駅 - 紀伊勝浦駅間においては、津波避難用の全長5m程度のコンクリート製避難誘導降車台が設置されている。

ファイル:Refuge instruction instructions Sign.jpg|避難誘導指示標(避難場所・距離を示したもの)

なお、この区間の各駅の1日あたりの乗降客の推移(昭和55年度以降)については、和歌山県のホームページに一覧表が公開されている。

新宮駅 - 紀伊田辺駅間

紀勢本線の要衝の駅である新宮駅は、かつて新宮運転区が設けられていたこともあり、構内は広大な留置線が設けられている。新宮駅を発車した列車は、南東に進んだのちに、王子ヶ浜の海岸線を南下する。那智駅は那智津浦海浜公園の前にあり、海水浴場もあるため、特急列車が停車していたこともあった。熊野那智大社は那智駅から山奥に入った場所に位置している。2011年の台風12号による大雨の影響で、橋脚が流された那智川を渡り紀伊勝浦駅に至る。紀伊勝浦駅のすぐ近くには、マグロの水揚げ量が日本一を誇る勝浦漁港と、南紀勝浦温泉がある。

古くからの温泉地である湯川駅を過ぎ、日本の捕鯨発祥の地にある太地町の太地駅を通過し、駅前に県内最古の前方後円墳のある下里駅の先では、万葉集でも詠まれた玉の浦を望みながら紀伊浦神駅を過ぎ、左手には近畿大学水産研究所の浦神研究所が見え、山間部に入る。紀伊田原駅付近から再び海沿いを走行し、平成の名水百選にも選ばれ、カヌーでの川下りが盛んな古座川を渡って古座駅である。対岸に紀伊大島が見え始め、紀伊姫駅を過ぎると岩が立ち並ぶ橋杭岩が見え、本州最南端の駅である串本駅に到着する。この駅を境にして、多気駅から南西方向に向かってきた紀勢本線は右にカーブをして和歌山市を目指すために北進を始める。山間にある紀伊有田駅・田並駅と過ぎると、やがて枯木灘が広がる海岸が田子駅・和深駅と続いた先の周参見駅付近まで広がる。江住駅 - 和深駅間ではシカとの接触事故が多く、沿線のアドベンチャーワールドで飼われているライオンを忌避剤として線路沿いに撒いたところ接触事故がなくなったが、一時的な効果に終わっている。この先の見老津駅 - 周参見駅間では紀勢本線唯一の信号場である双子山信号場が設けられている。周参見駅からは山間を走行し、富田川を渡って紀伊富田駅を過ぎると、次第に左手にはアドベンチャーワールドの観覧車が見え始め、右手に引き上げ線が現れ始めると、白浜駅に到着する。同駅は白良浜南紀白浜温泉などの観光地を抱える白浜町の中心駅として位置づけられており、特に夏場には多くの観光客が訪れる関西のリゾート地となっている。新大阪方面からの特急列車のうち、約半分がこの白浜駅で折り返している。

紀伊田辺駅 - 和歌山駅間

紀伊田辺駅は和歌山県中南部の経済の中心となっている田辺市の中心駅で、かつて紀伊田辺機関区があったため、駅構内には多くの留置線があり、この駅を境に普通列車の運転系統が分かれている。また、紀州路から中辺路と大辺路が分岐しており、陸上交通においても鉄道においても交通の要衝でもあった。紀伊田辺駅からは複線になり、田辺市の市街地を抜け、芳養駅を過ぎると第三芳養トンネルを通過し、日本一のの産地を抱えるみなべ町に入り、南部駅に至る。千里梅林の下にあるトンネルをすぎると、千里の浜と呼ばれる海岸沿いを走行する。古くからの景勝地で、『枕草子』などでその名がみられるほか、日本有数のアカウミガメの産卵地として知られている。岩代駅 - 切目駅間の一部区間では太平洋の絶景を眺めることができ、一部の列車が速度を落として運転するなどビューポイントとなっている。

切目駅からは内陸を走行し、印南駅のすぐ北側には印南町のシンボルである「かえる橋」を見ることができる。御坊駅では紀州鉄道が分岐している。御坊駅は御坊市の郊外に位置しており、中心駅は紀州鉄道の紀伊御坊駅である。御坊駅から再び北上し、紀伊内原駅・紀伊由良駅と続く。紀伊由良駅は、蒸気機関車に使用される石炭を配炭する拠点が海岸部にある由良港に設けられ、その配炭所を結ぶ目的で貨物線が分岐していた。このあたりからミカン畑が目立つようになり、広川ビーチ駅を通過し、醤油発祥の地として知られている湯浅駅へと至る。かつて有田鉄道が分岐し、特急の停車駅にもなった藤並駅を過ぎると、西進しながらJR西日本管内の在来線では最長の有田川橋梁 (912m) を渡って、有田みかんの生産地である有田市に入り、有田川の右岸を走行する。有田市の代表駅である箕島駅を過ぎて半島の先端を回って石油タンクが立ち並ぶ初島駅に至り、再び東に進路を変えて下津駅と続く。

加茂郷駅を過ぎトンネルを抜けると再び海岸線を走行するようになり、左手には紀伊水道が見える。この先の冷水浦駅まで、紀勢本線では海が見える最後の区間で、対岸にはポルトヨーロッパ工業地帯が見える。阪和道の海南インターチェンジの高架橋をくぐると、左にカーブをしながらやがて高架橋を走行して海南駅を通過し、その後も高架橋を走行するも徐々に高度を落として紀勢本線最後で180か所目のトンネルを通過する。トンネルを抜けると黒江駅で、和歌山市に入って名草山の南西側を迂回するために左へカーブしてしばらく直進で進んだのち、再び右へカーブして紀三井寺駅を通過し、徐々に和歌山市の市街地を進むようになる。宮前駅を過ぎると左手には和歌山ビッグホエールと呼ばれる多目的施設が見えるが、かつてここには和歌山操駅があった。やがて右手から和歌山電鐵貴志川線が寄り添ってくると、和歌山駅に到着する。

ファイル:JRW Kinokuni Line view-01.jpg|岩代駅 - 切目駅間は太平洋を眺める

ファイル:JRW Kinokuni Line view-02.jpg|印南駅からは印南町のシンボルである「かえる橋」を見ることができる

ファイル:JRW Kinokuni Line view-03.jpg|ポルトヨーロッパや工業地域を見ることができる加茂郷駅 - 冷水浦駅間

和歌山駅 - 和歌山市駅間

和歌山駅では、和歌山市行きの列車は8番のりばから発車する。阪和線と並走し、高架橋をくぐる付近までわずかであるが和歌山線と線路を共用し、和歌山線の線路が右に分かれる。先に阪和線が左に分かれ、その後和歌山線が右に分かれていくと、しだいに左にカーブをして阪和線をくぐって高架橋を上り始め、直線部にある紀和駅に至る。紀和駅は1968年まで和歌山駅と称し、和歌山駅は同年まで東和歌山駅と称していた。2008年に紀和駅付近が連続立体交差事業により高架化された。紀和駅を発車すると、左にカーブをしながら高架を下り、次第に南海本線が右手から合流し始める。南海電鉄分界点を通過し、和歌山市駅に到着する。紀勢本線から南海線への渡り線が設けられているが、この渡り線のみ非電化であり、紀勢本線の旅客列車が南海線のホームを発着することはない。この渡り線を介してかつて南海本線から南紀方面への直通列車が運転されていたが、現在は甲種車両輸送のときのみ利用されている。

ファイル:JRW series105 Kinokuni.jpg|南海線との渡り線付近を走行する105系

運行形態

起点は亀山駅で、亀山駅から新宮駅を経て和歌山市駅方面へ向かう方向が全線を通して下りであり、JR東海が管轄する亀山駅 - 新宮駅間では列車番号や特急列車の号数は新宮駅へ向かう方向が下り列車に付けられる奇数である。一方、JR西日本が管轄する区間のうち新宮駅から和歌山駅までの区間では、和歌山駅へ向かう下り列車。これは、1989年7月の東海道本線への乗り入れ開始時に、同線に合わせて変更したためである。

優等列車

名古屋駅からは伊勢鉄道経由で紀伊勝浦駅まで特急「(ワイドビュー)南紀」が1日4往復運転されていて、多客期には運転本数が増発される。京都駅新大阪駅から白浜駅、新宮駅までは特急「くろしお」が運転されている。

1978年10月2日のダイヤ改正前までは、キハ81・82系気動車を使った特急「くろしお」やキハ28・58系気動車を使った急行「紀州」、1984年2月1日のダイヤ改正まで旧型客車(スハ43系など)を使った夜行客車普通列車「夜行列車」(新宮駅以西ではB寝台車も連結していた)などが名古屋駅 - 和歌山駅 - 天王寺駅間で運行されていたが、同改正以降は亀山駅 - 和歌山駅間を通して走る列車はない。

また、東京駅 - 紀伊勝浦駅間には亀山駅経由で寝台特急紀伊」が1984年1月31日まで運行されていた。

天王寺駅(一部は南海本線難波駅)および紀伊田辺駅から白浜駅・椿駅・周参見駅・新宮駅・熊野市駅まではキハ28・58系(難波駅乗り入れ列車はキハ55系相当の南海5501・5551形)気動車を使った急行「きのくに」が運行され、新宮駅以西の電化後も1985年3月14日のダイヤ改正で運行終了する(485系電車投入および特急「くろしお」への格上げのため)まで気動車で運行されていた。

1959年の紀勢本線全線開通前の1933年から1937年には関西から白浜への温泉観光列車「黒潮号」が運転されていた。

地域輸送

運行系統は、JR東海の亀山駅 - 新宮駅間とJR西日本の新宮駅 - 紀伊田辺駅間・紀伊田辺駅 - 御坊駅間・御坊駅 - 和歌山駅間・和歌山駅 - 和歌山市駅間の5区間に分かれている。

亀山駅 - 新宮駅間

津駅 - 多気駅間は名古屋方面への直通列車である快速「みえ」が通り、ほとんどの列車が参宮線と直通運転している。亀山駅 - 新宮駅間の全線を通して運転される列車もあるが、大半の列車が多気駅で系統分割されており、亀山駅発着列車のほとんどが多気駅から参宮線に入る。ワンマン運転を行う列車が多い。多気駅 - 新宮駅間の普通列車は時間調整や特急の待ち合わせなどのため行き違い可能駅で長時間停車するものが多い。運行距離の関係上、この区間の普通列車には必ずトイレ付きの車両が運用されている。運転本数は亀山駅 - 多気駅間は日中で1時間あたり1本程度あるが、多気駅 - 新宮駅間は1日10往復程度と少なく、3時間以上列車の間隔が開く時間帯もある。

津駅 - 松阪駅間は特定運賃を採用していないが、競合する近鉄名古屋線山田線に比べて運賃が安い。しかし運転本数は近鉄名古屋線より大幅に少ない。

新宮駅 - 紀伊田辺駅間

1 - 2時間に1本の間隔で運行されている。1日あたり9 - 10本の運転が基本で、新宮駅 - 紀伊勝浦駅間は通勤・通学需要のため上り12本、下り11本と若干多く、串本駅 - 周参見駅間は1日8往復とこの区間内では最も運転本数が少ない。かつては急行用165系電車が主力車両であったが、現在は通勤用105系電車でワンマン運転される列車が大半を占める。105系電車以外で普通列車に使用される車両は、朝に周参見発和歌山行きの223系電車4両編成が1本あるのみである。この列車はワンマン運転ではなく、この区間の列車で唯一車掌が乗務する普通列車でもある。165系電車が使用されていた時代には和歌山駅 - 新宮駅を直通運転する普通列車が設定されていた。この区間の標準的な所要時間は3時間弱であるが、朝下りと夜上りの各1本は2時間20分台で走っており、この区間を走る最も遅い特急列車との所要時間差は20分程度である。

紀伊田辺駅 - 御坊駅 - 和歌山駅間

紀伊田辺駅 - 御坊駅間は1時間に1本程度で、2002年11月以降は他区間から系統分離され、当区間専用の113系電車2両編成によるワンマン運転を行っている。ただし、朝と夜には天王寺・日根野・和歌山方面からの直通列車が、117系223系225系電車の4両編成で運転され、この場合は車掌乗務の列車となる。すべての列車が御坊駅で和歌山方面の列車と接続する。また、朝に周参見発和歌山行き(列車番号は紀伊田辺駅を境に変更)も運転される。

御坊駅 - 和歌山駅間は1時間に1 - 2本が運行されている。朝と夜の一部時間帯をのぞいて1時間あたり2本が運行されており、紀勢本線の中で最も運転本数の多い区間である。一部は湯浅駅 - 和歌山駅間の区間系統で運行されている。主に117系(朝晩のみ)・223系・225系電車で運行されており、原則として和歌山駅で紀州路快速を含む阪和線快速列車との接続が考慮されている。また、阪和線との直通列車も朝晩に設定されており、223系や225系電車で運行されている。

この区間は特に和歌山側の利用客が比較的多いこともあり、後述する日根野駅始発・終着の直通列車をのぞきすべて4両編成で運転されている。1992年3月13日までは阪和線からの直通列車を中心に113系の6両編成で運転される列車も存在していた。

朝に紀伊田辺発和歌山行き2本、平日の夕方に和歌山発紀伊田辺行き1本の快速列車も運転されている。

阪和線との直通運転

紀勢本線の電化後、阪和線の電車(快速の一部および日根野駅発着の各駅停車の一部。紀勢本線内は各駅停車)の乗り入れが開始された。2000年3月10日までは、日中においても天王寺駅 - 御坊駅・紀伊田辺駅間直通運転の快速(紀勢本線内は各駅停車)が設定されており、これらの列車が紀勢本線内の日中の普通運用も兼ねていた。しかしその後、列車の運転区間の短縮や、阪和線直通の快速列車の削減が相次ぎ、日中の直通運転も廃止された。2016年現在は紀伊田辺駅までの間で朝夜時間帯のみ直通運転が実施されている。

後述する「夜行列車」を含む新大阪始発の2本をのぞき、全列車が天王寺駅発着であったが、2008年3月15日のダイヤ改正より、御坊駅始発の下り始発列車が大阪環状線大阪方面へ直通運転を開始した(大阪環状線を一周して天王寺駅まで運転・JR時刻表では京橋行きで案内)。この列車に関しては2011年3月12日のダイヤ改正で、平日は天王寺行きと再度変更され、平日の大阪駅直通列車はなくなったが、土休日では同列車を含め3本が大阪駅経由京橋行きとして運行されている。

紀伊田辺駅 - 和歌山駅間の上りの始発列車と下りの最終列車は阪和線の日根野駅発着で運転されており、阪和線内の日根野駅 - 和歌山駅間も各駅に停車し、113系電車2両編成が運用されている。

ところで、きのくに線沿線 - 大阪市内間で競合する交通機関・手段等としては、白浜や紀伊田辺から大阪・京都方面行きの高速バスが運行されている。また、近畿自動車道紀勢線田辺市すさみ町まで開通している。

2002年11月以降御坊駅 - 紀伊田辺駅間の日中の普通列車は他区間から系統分離され両駅間折り返しによるワンマン運転に移行した。

和歌山駅 - 和歌山市駅間

日中は1時間あたり1本運転されている。2010年3月7日までの土曜・休日は2本で運行されていた。この区間では105系電車によるワンマン運転を行っているが、途中駅である紀和駅を含めて全駅ですべてのドアが開閉する。運転士による集札は行われないが、時間帯によってはジェイアール西日本メンテックの契約社員による車内改札が行われることがある。

この区間では1985年3月13日まで「きのくに」などの南海電気鉄道(南海)難波駅からの直通列車や、新宮方面や和歌山線との直通列車、さらに昔には急行大和」に併結される東京駅直通の寝台車が運行されていたこともある。また、この路線を使って南海の新造車両の甲種輸送が行なわれており、かつては泉北高速鉄道の甲種輸送にも使われていた。和歌山市駅構内の南海本線との渡り線のみ非電化のままである。

和歌山電鐵貴志川線内の架線電圧昇圧を待って、当区間を経由して同線・南海加太線と直通列車を運行する構想がある。

夜行列車

2000年9月30日まで天王寺駅新宮駅を結ぶ夜行普通列車が運行されていた。起源は1959年の紀勢本線の全通により設定された名古屋駅 - 天王寺駅間通しで運行される夜行普通列車であり、1972年までは南海電気鉄道も専用客車サハ4801形を保有し、和歌山駅で天王寺発着の列車に連結していた。なお、1990年から種別が快速列車となり、始発駅も新大阪駅に変更された。

1984年1月31日まで寝台車を連結しており、1974年指定席発券システム拡充による寝台券発売開始に伴い、「南紀」(のちに「はやたま」)の列車愛称が与えられたが、寝台車連結を終了後は公式の愛称はなくなった。しかし、この列車は沿線で朝釣りをする人達によく利用されていたことから太公望列車とも呼ばれていた。これの増発として臨時快速列車も設定されており、これには指定席が設定されていた兼ね合いで「いそつり」(のちに「きのくに」)の愛称が与えられていた。

1999年10月2日の改正で新大阪発紀伊田辺行きとなり、紀伊田辺駅から新宮駅までは臨時列車として延長運転されていたが、2000年9月30日をもって延長運転は廃止された。この列車は、紀勢本線内は和歌山駅 → 御坊駅間の各駅に停車、御坊駅からは快速運転を行い、印南駅・南部駅に停車していた。御坊駅 - 紀伊田辺駅間で唯一快速運転を行っていたが、2010年3月13日に行き先が紀伊田辺行きから御坊行きとなり運転区間が短縮されたため、御坊駅以南で快速運転を行う列車は消滅した。

年譜

  • 1959年昭和34年):紀勢本線の全通により、名古屋駅 - 天王寺駅間通しで運行される夜行普通列車が設定される。
  • 1972年(昭和47年)3月15日:ダイヤ改正(1972年3月15日国鉄ダイヤ改正)により、南海本線難波駅発着の客車が廃止される。和歌山市駅発の運転(和歌山で名古屋行きに併結)は継続。
  • 1974年(昭和49年):指定席発券システム拡充による寝台券発売開始に伴い、寝台車を連結した夜行普通列車に「南紀」の名称が与えられる。
  • 1978年(昭和53年)10月2日:「南紀」の列車名が名古屋駅 - 紀伊勝浦駅間の特急列車に使用するため、夜行普通列車の名称が「はやたま」に変更。
  • 1982年(昭和57年)5月17日:「はやたま」の運転区間が名古屋駅 - 天王寺駅から亀山駅 - 天王寺駅に短縮。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:寝台車の連結廃止。これに伴い、「はやたま」の名称使用も終了する。また、運転区間も天王寺駅 - 新宮駅間に変更される。座席車は旧形客車から12系客車に変更。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:夜行列車の新宮発列車の運転を終了し天王寺発のみの片道列車となる。またこの時点で客車による運行から急行形電車165系による運行となる。
  • 1990年平成2年)3月10日:夜行列車の始発駅が新大阪駅に変更され、列車種別普通から快速に変更。それまでは天王寺駅から和歌山駅まで無停車運行であったものを阪和線内で快速停車駅に停車することになり、ホーム上での案内も普通列車ではなく「快速・新宮行き」として案内されるようになった。
  • 1999年(平成11年)10月2日:定期列車としての新大阪発新宮行き普通夜行列車の運転終了。
    • 列車自体はすでに紀伊田辺駅までの最終列車であったため、新大阪駅 → 紀伊田辺駅間は存続。臨時列車として紀伊田辺駅 → 新宮駅間で延長運転される。
  • 2000年(平成12年)10月1日:紀伊田辺駅 → 新宮駅間の延長運転が廃止され、臨時列車としての"太公望列車"も廃止。
  • 2002年(平成13年)3月23日:この日未明の紀伊田辺駅到着分をもって165系での運行を終了、同日に新大阪を出発する列車から221系による運行となる。
  • 2010年(平成22年)
    • 3月13日:御坊駅から紀伊田辺駅までの運転を取りやめ、御坊駅までに運転区間を短縮。終着駅到着が最も遅い列車ではなくなる。
    • 12月1日:225系5000番台が投入され、221系の運用が終了。
  • 2011年(平成22年)3月12日:223系が運用開始され、225系と共通運用になる。

臨時列車

JR東海では、2010年秋から毎年、春・夏・秋に臨時快速「熊野古道伊勢路号」が多気駅 - 熊野市駅間で運転されているほか、毎年8月17日に行われる熊野大花火大会の開催日と翌日の未明に、津駅・伊勢市駅 - 熊野市駅間に臨時急行「熊野市花火」が運転されている。

JR西日本では、大型時刻表には掲載されないが、和歌山港まつりや紀文まつりなど、夏の花火大会にあわせて臨時普通列車を運行することがある。過去には、ジョイフルトレインを活用し、1999年4月29日から9月19日にかけて行われた南紀熊野体験博にあわせて「きのくにシーサイド」が運転されていたほか、ホリデー号やレジャー号、「ぶらり海南号」「紀三井寺桜まいり号」「熊野古道ハイキング号」「紀州歴史物語号」などの臨時列車が運転されていた。

2016年10月には、「紀の国トレイナート号」が運行された。

ファイル:Kinokuni Seaside-1.jpg|きのくにシーサイド

貨物列車

貨物列車は、2016年4月1日の貨物営業廃止までは、ダイヘン多気工場から変圧器を輸送するため、多気駅からの特大貨物列車が臨時で運転されていた。

2013年3月15日までは稲沢駅 - 四日市駅 - 鵜殿駅間の高速貨物列車が津駅 - 鵜殿駅間で1日1往復運行されていた。牽引機はDD51形ディーゼル機関車、牽引されていた貨車はコキ100系コンテナ車である。コンテナ車は7両編成で運行され、鵜殿駅にコンテナ積降設備がないため基本的に5tコンテナを5個すべて積載していた。荷主は、鵜殿駅に専用線が接続する北越紀州製紙である。2008年3月15日のダイヤ改正から伊勢鉄道伊勢線経由となっていたが、それより前は稲沢駅 - 四日市駅 - 亀山駅 - 新宮駅 - 鵜殿駅間の経路で運行されていた。

1987年(昭和62年)の日本貨物鉄道(JR貨物)発足時点では、貨物列車は稲沢駅 - 亀山駅 - 紀伊佐野駅間で運行されていた。列車の編成は、DD51形ディーゼル機関車2両(重連運転)とワム80000形有蓋車20両前後(6両は紀伊佐野行き、残りは鵜殿行き)、タキ5450形タンク車数両で、最後尾にはヨ8000形車掌車が1両連結されていた。

1994年9月にワム80000形による輸送が廃止され、これに代わりコンテナ車による輸送が開始された。コンテナ車は鵜殿行き7両、紀伊佐野行き2両が連結されたが、1995年に荷主である巴川製紙所の工場閉鎖に伴い紀伊佐野行きの連結は廃止された。2000年8月には車掌車の連結、2002年(平成14年)3月のダイヤ改正ではタンク車の連結が廃止され、列車の編成はDD51形2両とコンテナ車7両となったが、2008年4月1日からDD51形の重連運転は廃止され、単機による牽引に替わった。なお、ダイヤ改正日の3月15日から完全に単機運転に切り替わるまでの間は、コンテナ車6両とDD51形2両の重連で運転されていた。紀勢本線で受けた主な被害は以下の通り。

  • 紀伊天満駅 - 那智駅間の那智川橋梁が那智川の増水により一部流失
  • 熊野市駅構内の井戸川橋梁が増水により一部流失
  • 下里駅 - 紀伊浦神駅間の江川橋梁で、土砂流出
  • 周参見駅 - 紀伊日置駅間の第3太間川橋梁で橋脚の土台周辺の土砂が流出

この被害で熊野市駅 - 白浜駅間の約120kmが一時不通になり、バス代行輸送が紀伊田辺駅 - 新宮駅間で9月6日から、熊野市駅 - 新宮駅間で9月7日から行われた。

不通区間のうち、串本駅 - 白浜駅間は同年9月17日、紀伊勝浦駅 - 串本駅間は同年9月26日に運転を再開した。熊野市駅 - 新宮駅間については、井戸川橋梁と新宮駅構内の信号設備の復旧にあわせ、2011年10月11日から運転を再開した。

新宮駅 - 紀伊勝浦駅間については和歌山県が河川改修を検討し、復旧工事をする場合はその川幅にあわせて工事をしなければならないためJR西日本は年内の復旧は難しいとしていたが、和歌山県は橋梁部の河川の拡幅をしないことを決定し、これを受けてJR西日本は残った鉄橋で復旧を進めることになった。2011年9月26日から復旧工事が始まり、同年12月3日に運転を再開した。

一部区間の運転再開後も、白浜駅に留置されていた283系6両1本の床下機器が冠水して故障し、また、那智川橋梁が流失したため新宮駅に381系(スーパーくろしお編成)6両編成2本、283系6両1本が取り残されて車両が不足していることから、283系は11月12日から13日にかけて、381系は同月13日から14日にかけてと、同月19日から20日にかけて、名古屋駅経由で京都総合運転所まで甲種輸送された。鵜殿駅 - 新宮駅間はすでにJR貨物の第2種鉄道事業が廃止されているが、JR東海の協力により搬出が実現した。このほか新宮駅では、105系5本とキハ85系4両編成2本と。紀伊田辺駅 - 紀伊勝浦駅間で普通列車に必要な車両が不足していることから、113系の4両編成や2両編成の2000番台などを急遽ツーマンで運転した。

2015年の台風被害

2015年7月17日に日本に上陸した台風11号は四国全域・紀伊半島を中心に大雨をもたらし、熊野川の氾濫や土砂崩れが発生するなど再び大きな被害がでた。紀勢本線で受けた主な被害は以下の通り。

  • 紀伊由良駅 - 広川ビーチ駅間、土砂崩壊
  • 湯浅駅 - 藤並駅間、トンネル内にて水漏れ
  • 新宮駅 - 三輪崎駅間、路盤陥没

被害状況の確認と復旧作業を行い、御坊駅 - 箕島駅間以外は7月18日までに運転を再開したが、御坊駅 - 箕島駅間は列車の運休が続き、バスによる代行輸送が実施されたから新大阪駅 - 和歌山駅・海南駅間に臨時列車扱いの特急「くろしお」を運行した。一方、普通列車は、和歌山方面からの列車は箕島駅で、紀伊田辺方面からの列車は御坊駅での折り返し運転をそれぞれ実施した。

当初、復旧時期については、未定とされていたが、夏休みの行楽シーズンに入ったこと、朝夕の時間帯は、バス代行だと田辺市・御坊市から海南市内や和歌山市内への通勤・通学に対応し切れないなど、早期の運転再開の声が望まれる中、JR西日本和歌山支社は記者会見にて復旧作業の進捗状況を見た上で運転再開時期を2015年7月末頃を目途とした。その後、予定より早く作業が進んだことから2015年7月25日に踏切・信号機器の作動状態確認の試運転列車を走らせ、同日限りで御坊駅 - 箕島駅間のバス代行を終了し、翌26日の始発より全線での運転を再開し通常ダイヤに戻された。

その後、日本列島に接近した台風16号の高波により、再度、新宮駅 - 三輪崎駅間で路盤流出が発生し、8月22日から9月1日まで紀伊勝浦駅 - 新宮駅間で運行を見合わせ、バスによるピストン輸送を行った。

現在の使用車両

JR東海

全列車、気動車で運転されている。

  • キハ85系名古屋車両区
    • 特急「南紀」として津駅 - 紀伊勝浦駅間で運用されている。
  • キハ75形(名古屋車両区・美濃太田車両区
    • 快速「みえ」として津駅 - 多気駅間で運用されている。
  • キハ25形(名古屋車両区)
    • 2015年8月1日より投入。亀山駅 - 新宮駅間で運用されている。

紀勢本線・参宮線で使用される車両(キハ85系・キハ75形・キハ25形を除く)は伊勢市駅構内の伊勢車両区に配置されていたが、同区は2016年3月限りで廃止され、名古屋車両区に統合された。

ファイル:JRC Kiha85 Series01.jpg|キハ85系「南紀」

JR西日本

289系を除く全列車が、吹田総合車両所日根野支所に配置されている電車で運転されている。

  • 283系287系289系
    • 特急「くろしお」として和歌山駅 - 新宮駅間で運用されている。なお、289系は白浜駅 - 新宮駅間では運用されない。
  • 105系
    • 新宮駅 - 紀伊田辺駅及び和歌山駅 - 和歌山市駅間で運用されているが、新宮駅 - 紀伊田辺駅間は通常は3扉車(検査時は4扉車)、和歌山駅 - 和歌山市駅間は4扉車が運用されている。
  • 113系
    • 2両編成の2000番台のみが紀伊田辺駅 - 和歌山駅間で運用されており、御坊駅 - 和歌山駅間は早朝の上りと深夜の下りの各1本のみ運用されている。2011年12月10日までは、4両編成も周参見駅 - 和歌山駅間(周参見駅 - 紀伊田辺駅間は下り列車のみ)で運用されていた。
  • 117系
    • 紀伊田辺駅 - 和歌山駅間で運用されている。
  • 223系
    • 0・2500番台が周参見駅 - 和歌山駅間(周参見駅 - 紀伊田辺駅間は下り列車のみ)で運用されている。
  • 225系
    • 5000・5100番台が周参見駅 - 和歌山駅間(周参見駅 - 紀伊田辺駅間は下り列車のみ)で運用されている。113系・117系・221系の一部の運用を置き換えて2010年12月1日より運用を開始した。

ファイル:JR west-283.jpg|283系「くろしお」

ファイル:JRW series287 Kinokuni.jpg|287系「くろしお」

ファイル:JRW 289-2000.jpg|289系「くろしお」

ファイル:WestJapanRailwayCompanyType105Wakayama.jpg|105系 新和歌山色

ファイル:JRwest105forWakayamashi.jpg|105系

ファイル:Mc113-2000-2016-12-18.jpg|113系2000番台 地域統一色

ファイル:JNR 117 at JR West Kisei Main Line Gobo Station.jpg|117系 地域統一色

ファイル:JRW223-0.JPG|223系0番台

ファイル:JRW series225 Kinokuni.JPG|225系5000番台

貨物列車

運行形態の「貨物列車」の節を参照。なおディーゼル機関車DD51形はかつて旅客列車の牽引にも用いられた。

過去の使用車両

気動車

電車

  • 103系(快速・普通)
    • 海南駅 - 和歌山駅間で、平日ダイヤのみ運用されていた。1994年6月1日から1999年5月までは周参見駅 - 海南駅間でも運用されていた。また、臨時ではあるが、森ノ宮電車区所属のUSJラッピング車が2001年に新宮駅から和歌山駅まで運転されたことがある。
  • 165系(普通)
    • 定期列車として原色(いわゆる制式色)を用いた最後の運用路線で、2002年3月22日で定期運用が終了した。
  • 221系(快速・普通)
    • JR西日本奈良電車区の車両が使用されていたが、225系5000番台投入に伴い、運用が終了した。
  • 485系(特急・普通)
    • 1985年3月に投入されたが、1986年11月のダイヤ改正で、福知山線の全線電化に伴いそちらに転用され、当路線の特急運用は381系に、普通運用は165系にそれぞれ置き換えられた。
  • 381系(特急)
    • 1978年10月投入。特急「くろしお」で運用されたが、2015年10月30日をもって運用を終了した。

客車

  • 50系(普通)
  • 12系(普通)
    • 1986年11月のダイヤ改正で、165系電車に置き換えられた。
  • 14系(特急)
    • 特急運用は寝台特急「紀伊」のみ。座席車の定期運用は無かったが臨時急行「きのくに」での実績はある。
  • 10系(普通)
  • オハ35系(普通)
  • スハ43系(普通)
  • サハ4801形(南海直通列車・南海電気鉄道保有)

電気機関車

  • EF65形(団臨)
  • EF60形(普通)
  • EF58形(臨時急行・普通)
  • EF15形(貨物)
  • ED60形(貨物):和歌山操 - 和歌山( - 竜華操車場)間の貨物列車のほか、団体専用旅客列車として和歌山操駅まで入線の実績あり。

ディーゼル機関車

  • DF50形(特急・臨時急行・普通・貨物)
  • DD13形(普通〈和歌山 - 和歌山市間〉・貨物)
  • DE10形(普通・貨物)

蒸気機関車

ファイル:JNR DC 82 Ltd Exp Nanki at Oouchiyama Sta.jpg|キハ82系

ファイル:Ef58 66 shingu.jpg|EF58牽引の普通列車

ファイル:Super-kuroshio3.jpg|381系「くろしお」

ファイル:JR-central-kiha11-1.jpg|キハ11形

普通列車のトイレ問題

新宮駅 - 紀伊田辺駅間では、長い間165系が使用されていたが、165系の老朽化のため1998年3月のダイヤ改正から105系が投入された。しかし運用を始めた105系はトイレのない4扉ロングシート車で、このような車両を観光地であり駅間距離の長い当区間で運行することは沿線の自治体や地元から大きな問題として取り上げられ、和歌山県や沿線の自治体で構成されている紀勢本線活性化促進協議会がJR西日本に対して要望を行った。

この要望を受けてJR西日本は、「マリンライナー」で使用されていた213系の転用により捻出された岡山地区の3扉ロングシートの105系を、トイレ設置を含めたリニューアル工事を施工することにより紀勢本線に転用を行い、2004年10月25日から運用を開始し、2004年度内に5編成すべてにトイレが設置された。トイレの設置にあたっては、5編成分の改造費など6,500万円のうち、和歌山県と紀勢本線活性化促進協議会が1,000万円ずつ負担している。

歴史

前述のとおり亀山駅 - 和歌山市駅間が全通したのは幹線路線としては最も遅い部類に入る1959年であり、それまでは亀山駅 - 多気駅間が参宮線、和歌山駅(初代:現在の紀和駅) - 和歌山市駅間が和歌山線のそれぞれ一部、残る多気駅 - 和歌山駅(初代)間が紀勢東線中線西線の3線に分かれて存在していた。

亀山駅 - 多気駅間は、最も早く開業した区間である。関西鉄道が津支線として1891年に亀山駅 - 津駅間を開業させ、これを延伸する形で参宮鉄道が1893年に津駅 - 相可口駅(現在の多気駅) - 宮川駅間を開業させた。両社は1907年に国有化され亀山駅 - 多気駅間は参宮線の一部となった。

多気駅 - 三木里駅間は紀勢東線として開業したが、三木里駅まで開業したのは戦後の1958年である。

新宮駅 - 串本駅間は紀勢中線として開業した。うち、新宮駅 - 紀伊勝浦駅間は地元産木材を大型船で台湾方面へ輸送するため、新宮から大型船が入港可能な勝浦に運ぶ目的で新宮鉄道(初代社長は津田長四郎)が1912年から1913年にかけて開業させたものを1934年に国有化したものである。

年表

以下の年表にて南海連絡点・紀和連絡点・国社分界点・両社分界点・南海電鉄分界点は同一地点を指す(新宮駅起点383.2km、和歌山市駅から1.0km)。

関西鉄道・参宮鉄道→参宮線(亀山駅 - 多気駅間)

thumb

thumb

  • 1891年明治24年
    • 8月21日関西鉄道津支線 亀山駅 - 一身田駅間(7M42C≒12.11km)が開業し、下庄駅・一身田駅が開業。
  • 1956年(昭和31年)10月15日:六軒駅構内において列車衝突事故六軒事故)が発生。
  • 1957年(昭和32年)1月12日:尾鷲駅 - 九鬼駅間 (11.0km) が延伸開業し、大曽根浦駅・九鬼駅が開業。
  • 1910年(明治43年)12月22日:新宮鉄道を軽便鉄道に指定。
  • 1912年(大正元年)12月4日新宮鉄道 勝浦駅 - 三輪崎駅間(6.3M≒10.14km)が開業し、勝浦駅(現在の紀伊勝浦駅)・那智口停留場(現在の紀伊天満駅)・那智駅・宇久井駅・三輪崎駅が開業。
  • 1913年(大正2年)
    • 3月1日:三輪崎駅 - 新宮駅間(3.3M≒5.31km)が延伸開業し、佐野村停留場(現在の紀伊佐野駅)・熊野地駅・新宮駅が開業。
    • 4月17日:佐野村停留場が駅に変更され、佐野村駅が開業。
  • 1917年(大正6年)2月1日:那智口停留場が天満停留場に改称。
  • 1920年(大正9年)8月13日:鉄道免許状下付(東牟婁郡那智村大字天満-同郡同村大字市野々間)。
  • 1925年(大正14年)3月10日:那智駅 - 宇久井駅間に狗子ノ川停留場が開業。
  • 1926年(大正15年)4月8日:鉄道免許失効(1920年8月13日免許 東牟婁郡那智村大字天満-同郡同村大字市野々間指定ノ期限マテニ工事ニ着手セサルタメ)。
  • 1930年(昭和5年)4月1日:営業距離の単位をマイルからメートルに変更(9.6M→15.5km)。
  • 1932年(昭和7年)8月1日:三輪崎駅 - 熊野地駅間に御手洗停留場(のちの広角駅)が開業。
  • 1934年(昭和9年)7月1日:新宮鉄道が買収されて国有化され、新宮駅 - 紀伊勝浦駅間が紀勢中線になる。停留場が駅に変更され、御手洗停留場が広角駅に、佐野村駅が秋津野駅に、天満停留場が紀伊天満駅、勝浦駅が紀伊勝浦駅に改称。機関車7両、ガソリンカー5両、客車18両、貨車63両を引き継ぐ。
  • 1935年(昭和10年)7月18日:紀勢中線 紀伊勝浦駅 - 下里駅間 (6.0km) が延伸開業し、湯川駅・太地駅・下里駅が開業。
  • 1938年(昭和13年)5月20日:新宮駅 - 三輪崎駅間の新線 (4.7km)・新宮駅 - 熊野地駅間の貨物支線 (1.5km) が開業し新宮駅が移転。
  • 1961年(昭和36年)
    • 9月1日:冷水浦駅が和歌山方面に0.4km移転。
    • 12月11日:波田須駅が開業。
  • 1964年(昭和39年)
    • 6月27日:紀三井寺駅 - 東和歌山駅間が複線化。
    • 11月12日:海南駅 - 紀三井寺駅間が複線化。
  • 1967年(昭和42年)
    • 2月8日:南広信号場 - 湯浅駅間が複線化。
    • 3月3日:下津駅 - 加茂郷駅間が複線化。
    • 3月24日:箕島駅 - 初島駅間が複線化。
  • 1969年(昭和44年)2月25日:道成寺駅 - 御坊駅間が複線化。
  • 1970年(昭和45年)9月29日:南部駅 - 岩代駅間が複線化。
  • 1972年(昭和47年)3月15日:和歌山線の紀和駅 - 国社分界点 - 和歌山市駅間が紀勢本線に編入。
    • 5月25日:紀伊田辺駅 - 芳養間が複線化。
    • 3月31日:新宮駅 - 和歌山駅間に列車集中制御装置 (CTC) が導入。名古屋駅 - 紀伊勝浦駅間で特急「南紀」が運転開始。
  • 1984年(昭和59年)10月1日:和歌山駅 - 和歌山市駅間が電化。
    • 7月22日:特急「スーパーくろしお」運転開始。「くろしお」とともに一部が新大阪駅・京都駅発着になる。新宮駅 - 和歌山駅間できのくに線の愛称が使用開始。
    • 10月20日:和歌山駅 - 和歌山市駅間でワンマン運転開始。
  • 1990年(平成2年)3月10日:亀山駅 - 松阪駅間でワンマン運転開始。
  • 1993年(平成5年)3月14日:広川ビーチ駅が開業。高速化が完成し、和歌山駅 - 新宮駅間で約19分の短縮。
  • 1998年(平成10年)10月10日:海南駅周辺の連続立体交差事業が完成。
  • 2000年(平成12年)3月11日:新宮駅 - 紀伊田辺駅間でワンマン運転開始。
  • 2002年(平成14年)
    • 3月22日:165系の定期運用が終了。
    • 10月:きのくに線電化25周年記念イベントとして、11・12日に天王寺駅 - 新宮駅間でキハ58系による急行「きのくに」が復活運転、12・13日に和歌山駅 - 白浜駅間でEF58 150牽引の12系客車による急行「紀勢線電化25周年記念号」が運転される。
  • 2004年(平成16年)
    • 6月2日:冷水浦駅付近の高架橋でトレーラーが横転して積荷の材木が線路上へ落下し、快速列車が脱線して約1日半にわたって部分運休。
    • 9月29日 - 10月26日台風21号による紀伊長島駅 - 三野瀬駅間の赤羽川橋梁橋脚流出により、紀伊長島駅 - 船津駅間で運休。
  • 2005年(平成17年)12月7日:那智駅で紀伊勝浦発新宮行き普通列車がホームで停止できずに安全側線に進入する事故が発生。この事故で約1日半にわたって運休やダイヤの乱れが生じたが、人的被害はなかった。
  • 2008年(平成20年)
    • 4月1日:鵜殿駅 - 紀伊佐野駅間(10.0km)の貨物営業(日本貨物鉄道の第二種鉄道事業)廃止。
    • 10月4日:紀和駅周辺の連続立体交差事業が完成。
  • 2009年(平成21年)7月15日:紀勢本線全通50周年記念として亀山駅 - 白浜駅間でキハ85系による快速「紀勢本線全通50周年記念号」が運転。キハ85系が紀伊勝浦駅 - 白浜駅間で運転されるのは初めて。
  • 2011年(平成23年)
    • 4月2日 - 4月7日東日本大震災の影響で車両保守部品が不足したことにより、新宮駅 - 和歌山市駅間で日中の列車の間引き運転が実施される。
      • 日中の運転率は、新宮駅 - 紀伊勝浦駅間70%、周参見駅 - 御坊駅間60%、御坊駅 - 和歌山駅間50%で、和歌山駅 - 和歌山市駅間は9 - 15時台の全列車の運転を取りやめた。
    • 9月4日台風12号による那智川の増水で紀伊天満駅 - 那智駅間の那智川橋梁が流失するなどの被害を受ける。
    • 12月3日:新宮駅 - 紀伊勝浦駅間で運転再開され、台風12号による不通区間が解消される。
  • 2015年(平成27年)
    • 7月17日台風11号による大雨で、紀伊由良駅 - 広川ビーチ駅間にて土砂崩壊するなどの被害を受け、新宮駅 - 和歌山駅間が不通に。
    • 8月30日:海南駅 - 宮前駅の各駅でICカード「ICOCA」が利用可能となる。
    • 9月1日:新宮駅 - 紀伊勝浦駅間が運転再開、8月31日限りでバス代行終了。
  • 2016年(平成28年)
    • 4月1日:亀山駅 - 鵜殿駅間(176.6km)の貨物営業(日本貨物鉄道の第二種鉄道事業)廃止。
    • 12月17日:新宮駅 - 海南駅の特急停車駅(新宮駅・紀伊勝浦駅・太地駅・古座駅・串本駅・周参見駅・白浜駅・紀伊田辺駅・南部駅・御坊駅・湯浅駅・藤並駅・箕島駅)でICカード「ICOCA」が利用可能となる。ただし、同区間を含む場合は乗車券機能のみ利用可能で、同区間を含むICOCA定期券は発売しない。
  • 2017年(平成29年)
    • 7月15日:和歌山市駅 - 和歌山駅間でICカード「ICOCA」が利用可能となる。また、和歌山市駅接続で南海線とのIC連絡定期券の取扱いを開始。

駅一覧

凡例
  • 停車駅
    • 普通…すべての駅に停車
    • 快速…●印の駅は停車、|印の駅は通過
  • 線路 … ∥:複線区間、◇・|:単線区間(◇は列車交換可能)、∨:ここより下は単線、∧:ここより下は複線

東海旅客鉄道

下記をのぞく32駅は無人駅である。

  • JR東海直営駅(7駅)
    • 亀山駅・津駅・松阪駅・多気駅・紀伊長島駅・尾鷲駅・熊野市駅
  • JR西日本の直営駅
    • 新宮駅

西日本旅客鉄道

下記をのぞく31駅は無人駅である。

  • JR西日本の直営駅(9駅)
    • 新宮駅・串本駅・白浜駅・紀伊田辺駅・御坊駅・湯浅駅・箕島駅・海南駅・和歌山駅(全駅みどりの窓口設置)
  • ジェイアール西日本メンテックによる業務委託駅(10駅)
    • 紀伊勝浦駅・南部駅・紀伊由良駅・藤並駅・紀伊宮原駅・初島駅・下津駅・加茂郷駅・黒江駅・紀三井寺駅(紀伊勝浦駅・南部駅・藤並駅・紀三井寺駅の4駅はみどりの窓口設置。それ以外の6駅はPOS端末設置)
  • ジェイアール西日本メンテックによる簡易委託駅(1駅)
  • 簡易委託駅(4駅)
    • 周参見駅・切目駅・印南駅・紀伊内原駅(周参見駅のみ、みどりの窓口設置。それ以外の3駅はPOS端末設置)
  • 南海電気鉄道の管轄駅
    • 和歌山市駅(JR線のりかえ改札口にJR西日本の券売機設置)

廃止区間

( )内の数字は起点からの営業キロ。

貨物支線(1968年廃止)
紀伊由良駅 (0.0km) - 由良内駅 (2.0km)
貨物支線(1982年廃止)
新宮駅 (0.0km) - 熊野地駅 (1.5km)
旧線(1938年廃止)
新宮駅 (0.0km) - 熊野地駅 (1.0km) - 広角駅 (3.4km) - 三輪崎駅 (5.4km)

廃駅・廃止信号場

廃止区間の駅をのぞく。( )内の数字は亀山駅起点の営業キロ。

  • 狗子ノ川駅:1967年廃止、宇久井駅 - 那智駅間 (191.4km)
  • 南広信号場:1967年廃止、広川ビーチ駅付近 (341.3km)
  • 手平駅:1941年廃止、宮前駅付近 (379.1km)
  • 和歌山操駅:1986年廃止、宮前駅 - 和歌山駅間 (379.5km)

過去の接続路線

  • 阿漕駅:中勢鉄道線 - 1942年11月30日まで
  • 松阪駅:三重電気鉄道松阪線 - 1964年12月13日まで
  • 徳和駅:関急伊勢線 - 1942年8月11日まで
  • 藤並駅:有田鉄道線 - 2002年12月31日まで
  • 海南駅:
  • 紀和駅:和歌山線
    • 和歌山線は1974年まで紀和駅からも分岐していた。こちらが1903年に開通した元々の和歌山線で、和歌山駅から分岐するようになったのは1961年である(正式な旅客営業は1972年から。ただしそれ以前から一部の旅客列車が運転されていて、運賃は紀伊中ノ島駅経由の営業キロで計算していた)。
  • 和歌山駅:南海和歌山軌道線 - 1971年3月31日まで
  • 和歌山市駅:
    • 南海加太線(廃止区間)
      • 南海加太線は、和歌山市駅 - 北島駅 - 東松江駅 - 加太駅間であったが、1950年に台風のため和歌山市駅 - 北島駅間が不通となり、1955年に同区間が廃止され、北島駅 - 東松江駅間が北島支線、紀ノ川駅 - 東松江駅 - 加太駅間が加太線となった。詳細は南海加太線南海北島支線の項を参照。なお、加太線に直通する列車は和歌山市駅から発着している。
    • 南海和歌山軌道線 - 1971年3月31日まで

参考文献

  • 『JR「本線」9200キロ』JTBパブリッシング、2010年。ISBN 978-4-533-08007-4。
  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 -国鉄・JR-』No.25 紀勢本線/参宮線/名松線、朝日新聞出版、2010年。
  • 今尾恵介『鉄道車窓絵図 西日本編』JTBパブリッシング、2010年、p.47- p.58。ISBN 978-4-533-07723-4。
  • 今尾恵介『新・鉄道廃線跡を歩く 4 近畿・中国編』JTBパブリッシング、2010年、p.68 - p.71。ISBN ISBN 978-4-533-07861-3。
  • 徳田耕一『まるごと名古屋の電車 ぶらり沿線の旅 JR・近鉄ほか編』河出書房新社、2012年、p.90 - p.97。ISBN 978-4-309-22555-5。
  • 川島令三編著『東海道ライン 全線・全駅・全配線(8) 名古屋南部・紀勢東部』講談社、2009年。ISBN 978-4-06-270018-4。
  • 川島令三編著『東海道ライン 全線・全駅・全配線(10) 阪南・紀勢西部』講談社、2009年。ISBN 978-4-06-270020-7。

きのくに線』の解説 by はてなキーワード

紀勢本線のうち、JR西日本区間の新宮駅-和歌山駅間を指す路線愛称。

「きのくに」とは、紀伊国(紀州)のこと。

駅名よみ
“えき”は略
和歌山駅わかやま
宮前駅みやまえ
紀三井寺駅きみいでら
黒江駅くろえ
海南駅かいなん
冷水浦駅しみずうら
加茂郷駅かもごう
下津駅しもつ
初島駅はつしま
箕島駅みのしま
紀伊宮原駅きいみやはら
藤並駅ふじなみ
湯浅駅ゆあさ
広川ビーチ駅ひろかわビーチ
紀伊由良駅きいゆら
紀伊内原駅きいうちはら
御坊駅ごぼう
道成寺駅どうじょうじ
和佐駅わさ
稲原駅いなはら
印南駅いんなん
切目駅きりめ
岩代駅いわしろ
南部駅みなべ
芳養駅はや
紀伊田辺駅きいたなべ
紀伊新庄駅きいしんじょう
朝来駅あっそ
白浜駅しらはま
紀伊富田駅きいとんだ
椿駅つばき
紀伊日置駅きいひき
周参見駅すさみ
見老津駅みろづ
江住駅えすみ
和深駅わぶか
田子駅たこ
田並駅たなみ
紀伊有田駅きいありた
串本駅くしもと
紀伊姫駅きいひめ
古座駅こざ
紀伊田原駅きいたはら
紀伊浦神駅きいうらがみ
下里駅しもさと
太地駅たいじ
湯川駅ゆかわ
紀伊勝浦駅きいかつうら
紀伊天満駅きいてんま
那智駅なち
宇久井駅うくい
紀伊佐野駅きいさの
三輪崎駅みわさき
新宮駅しんぐう

列車と車両

新宮〜紀伊田辺間で乗り入れる特急南紀」のキハ85系を除いて、吹田総合車両所日根野支所所属の車両が使用される。

特急くろしお」は381系283系・287系が使用される。新宮方面まで行く列車は381系283系に限られ、白浜以北のみの列車は287系が使用されることが多い。

普通列車は御坊と紀伊田辺を境に系統が3つにわかれており、和歌山〜御坊間は223系0・2500番台/225系5000番台(共通運用)と117系が4両編成で、御坊〜紀伊田辺間は113系が2両編成で(ただし117系223系・225系が代走する場合あり)、紀伊田辺〜新宮間は105系2両編成(新在家派出配置)で運行されている。


リスト::鉄道路線

きのくに線』by Google Search

This page is provided by Matome Project.
Contact information.